30年ぶりの大山登山

晴れのち曇り。

定休日。数日前から、近場でどこか登りやすい山へでも行こうかと予定していたのだが、昨日急に嫁サンが「大山に登る!」と決めてしまった。今月初め、白馬を見て、「いつかは」と思ったようで、大山ぐらい登れなくてはと考えたのだろう。

大山は30年前に同級生たちと登って、当時は肥満体だったこともあり、随分しんどかったこと、降りてから焼肉屋へ行ったことぐらいしか記憶にない。久しぶりに伸びるのは構わないが、体力的に少し心配もあった。

それでも、10時前に大山寺に到着。すでに登山口近くの沢の脇の駐車場、キャンプ場の近くの駐車場は満車。我々は遅すぎるのだ。

今からあそこまで登るのか・・・と思うと手が震える

今回はなるべく軽い装備で。食事もおにぎりと、インスタントラーメン程度をもってスタート。

ゆっくりと焦らず登り始める。すでに降りてくる登山客もいて、何時にスタートされたか聞いたら7時半とのこと。

なかなか1合目にたどり着かない。紅葉はこの辺はまだまだ。登山道脇にクルマバソウがところどころに生えていた。2合目、3合目と登る。

クルマバソウ

とにかく中高年が非常に多い。若い人はトレイルランタイプの方も多い。膝を壊さないのだろうか。

年代に関わらず女性の集団はとにかく騒がしい。元気だ。こんなに喋りながら登って息が切れないのか不思議なぐらい。

いずれにしても、皆装備がきっちりとしている。あまり知らないが見るからに高級そうなデイパック。僕が使っているのはこれも30年近く前のLLBeanのデイパック。シンプル極まりない。でもいいのだ。

足元も、有名なブランドのしっかりしたものが多い。着るものももちろん。よりどりみどりの展示会状態だ。

ゆっくりゆっくり登るおじいさんを抜いたり、抜かれたりしながら登る。5合目以降だいぶ降りてくる人も増える。1200メートルぐらいになると紅葉もきれい。

今は縦走が禁止されているピーク

6合目の休憩所ではびっくりさせられた。2時間ほど前、大山寺まで車で上がってくる途中のことだが、通学用タイプの自転車を押して上がってくる男性がいた。気温は低いがすでにTシャツ一枚で背中に汗がにじんでいた。Tシャツには大きく「村岡」と書かれていた。まだまだ大山寺まで相当ある距離だった。「まさか大山寺まで登ったりしないよね」と思っていたのだが、その「村岡さん」が大山寺どころか6合目にすでにいたのだ。我々は駐車場がなくて一旦戻ったりしていたので、時間差は縮まっているのは確かだがそれにしても・・・。

そもそもどこから登ってきたのか・・・。まさか米子あたりから・・・。もしかしたら、Sea to Sammit の練習かもしれない・・・。スエットにTシャツというとても身軽な服装だったし。すごいぞ村岡さん!

見晴らしも良くなってきて、登って一息つくごとに、「おー」と、感嘆の声が出る。遠くに池?と思われる場所が見えたが、あとで確認したら大規模ソーラーだった。とんでもないサイズだ。

メガソーラー

6合目~7合目~8合目あたりはかなりしんどい。ただ、急がなければそれほどでもなかった。木道に入ると後は楽。一気に頂上だ。途中、「今日は人が多いですよ!」と降りてきた人が言っていたが、実際に頂上も沢山の人。腰を下ろす場所に迷うほどだった。昨日はすごかったことだろう。

大山山頂

天気にも恵まれ、あまり暑くもなく寒くもなく、頂上で昼食。まだボチボチ登ってくる人がいる。

先がないかも・・・と思わせられる木道

ゆっくりと休憩をして下山。途中に咲いていたシモツケソウがとても鮮やか。

帰りは行者谷コースで。こちらは特に紅葉が綺麗だった。

行者谷の紅葉

帰りで疲れていなければゆっくりと歩きたい感じ。人も少なめ。

案外時間がかかり、大山寺に降りてきたら5時近くだった。あまりにお腹が空いたのでカフェで軽食。寂れた旅館街に、新しい施設がたくさんできてきている。

このあと、ひうたさんの「ウクレレじかん・弾き語り」のレッスンに参加予定の為、あまりゆっくりできずに松江に戻る。

シャワーだけ浴びて出かける。

今日のテーマ曲は、THE BOOMの「星のラブレター」やブルーハーツの「青空」、斉藤和義の「歌うたいのバラード」

いずれもよく知らない曲だったが、前の2曲はあらかじめ教えてもらっていたのでネットで聞いて予習。楽しく弾けた。

強弱をつけたり、聴かせるポイントなども教えてもらって大満足。新しいテクニック(と言えるほどじゃないと思うけど)も教えてもらってとくした気分。音楽は深いなぁと、改めて思う。

歌うたいのバラードは新しいコードが結構出てきたが、押さえるのはそれほど難しくない。ただ、覚えるのは難しいが。

終了後には、参加者全員でお稲荷さんをいただく。libre – リブルさん、ごちそうさま!!