出来上がりを待つ時間

曇り空で気温が低い1日。あれ、5月だっけ?と思うぐらい。風邪を引いたというひとの話を何件か聞いた。

昨日、結工房さんから、製作をお願いしていたウクレレのストラップの写真が送られてきた。もうすこしで完成とか。

ウクレレストラップ

結工房さんとは、先日、ひうたさんのところで偶然お会いしてその場でオーダー。「グリーンを入れて欲しい」という希望だけ伝えて、あとは「僕のイメージで」なんて冗談半分で無理なお願いをしてしまったのだが、さすがのお仕事。好みの感じに仕上がりそうだ。ほんの20分ほど同席させていただいただけだったのに。スゴイ。特に緑色がイイ。

何かをオーダーする時って、この、出来上がるまでの時間が楽しみだ。実物を見るまでだからこそ、色合いや手触り、質感などを想像してニヤニヤできる。ストラップだから、首や方にかけた時の触感も期待している。

こんな素敵なストラップをつけたのだから、せいぜいそれに似合う演奏ができるようにならなくては・・・。うーん、それはまだまだ先だろうな。

ストラップを作ってもらうのも、そのストラップ用の金具をつけてもらうのも実際にお会いした方に・・・というのはとても贅沢なことではないだろうか。あらためて「顔が見える」ことの大事さを実感する。

さて、ひとつ手に入れる前に二つ手放すルールでいくと、布系のものか、長い紐状のものを手放さなくてはいけない。だいぶ手放せるものも少なくなってきたのだが、なぜかまだ残っていた電源ケーブル類。MacminiG4用のアダプタと,PowerBookG4用のアダプタ。Macminiにいたっては本体もない。PBG4も、もう動かすこともないと思うし、そもそも予備だ。さっさと片付けておけば良いものにかぎって残っているものだ。

ケーブル

雨の日の魯山人

朝から雨降り。普段ならがっかりの休日だが、疲れ気味の心身を休めるには丁度良い恵みの雨かもしれない。

それでも片付けごとで早朝は圃場に。午前中もすこし息を抜きつつ、片付け仕事をボチボチ。完全に休んでしまうと明日以降がかなり大変になるしね。

午後、嫁サンがいただいた(当たった?)という足立美術館のチケットがそろそろ期限だというので、何年ぶりかに足を運ぶことにした。以前は誰か県外の方を案内してきたんだっけ?

月曜日なので、観光客もそれほど多くない。程よい入館者数でゆっくりと庭を眺める。雨の新緑の日本庭園もいいものだ。強い雨の中作業しておられる庭師さん、ご苦労様です。

庭をざっと楽しんだら、美術品コーナーへ。日本画には(洋画もだが)あまり明るくないので、時々面白そうな絵が目を惹く程度。気に入ったのは展示物よりも、器の展示コーナーにあった魯山人の言葉。

特に

「画でも、字でも、茶事でも、雅事でも、遊んでよいことにまで、世間は働いている。

何でもよいから、自分の仕事に遊ぶ人が出てこないものかと、私は待望している。

政治でも、実業でも、遊ぶ心があって、余裕があると思うのである。」

というところが妙に惹かれた。忙しすぎる今の自分に反省である。

そのあと、現代の日本画を展示する新館に入ったが、こちらは本当に入館者もまばら。どちらかというと現代の日本画の方が見ていて楽しめるものが多かった。ただ、とにかくサイズが大きい上に数もすごい。前半にも加えてもう満腹状態である。

腹ごなし?に温泉に。本当はさぎの湯荘に行きたかったのだが、ちょうど時間がずれていて涙を呑む。仕方なく近くの別の施設へ。なぜか老人がものすごく多い。あまりゆっくりできなかった。ただ、収穫がひとつ。7月に行われる米朝一門会のパンフを見つけたこと。日程的に厳しいがなんとか時間を作って足を運びたい。魯山人の言葉に倣って。

米朝一門会

さらに天野紺屋さんにも寄りたかったのだが、時間的にもう遅かったので家路につく。

さぎの湯荘と天野紺屋はまたの機会のリベンジにとっておこう。

腰を落ち着けてする仕事

朝は曇り空だったが、徐々に天気は下り坂。お昼前にはときどきポツポツと降り出すようになった。夕方からはかなり本格的な雨となった。

今日も相変わらず注文の対応でなかなか息がつけない。昨日のツケがきたような感じ。

午前中も発送と注文品のピックアップとクリーニングでほぼ終わる。ネトルをクリーニングしていたら、葉の裏にテントウムシの幼虫を見つける。こちらは葉に触らないよう、ヒヤヒヤしながらクリーニングしているのに、平気なのが不思議だ。

テントウムシの幼虫

午後前半はデスクワークと発送。インスタをあげるひまもなかなか見つからない。

来店された、出雲のKさんから花についての質問をいただくが今日のところはよくわからなかった。こういうのは腰を落ち着けてしないと時間ばかり食う。

不明の花
直径3ミリぐらい。アルパイン系の花のようだが・・・

その後夕方もう一度ビニールハウスで作業。終わった後、ホームセンターへ。近くの本屋で少し買い物。その足で郵便局へ。帰って9時前までデスクワーク。明日は休みだが、なんか片付けごとでかなり時間が取られそうだ。

ウクレレ脳 3-2-3-4

今朝から少し風が強かったが、日中概ね良い天気。夕方は少し肌寒く感じて長袖を出した。

午後、コンサートを聴きに行く予定だったので、早朝から普段よりもスタートを早めて仕事を開始。

眠い目をこすりながらご注文いただいた苗をピックアップしていた時、ふと目に止まった苗のリスト。

リスト
一瞬、「どう押さえるんだっけ」と考えてしまった・・・

3-2-3-4と、縦並びの4つの数字が、瞬間的にウクレレのTAB譜の数字に見えてしまった。

3-2-3-4
これに見えてしまったわけです

相当疲れているのか、ウクレレ脳になりつつあるのか、一瞬自分に戸惑ってしまったほどだ。

きっと本当のウクレレ脳ならば、きっと押さえ方や、音色まで浮かんでくるだろう。もちろん、3-2-3-4なんて僕のレベルでは使うことのない(実際はどうなんだろう)コードだが。ちなみに後で弾いてみたら、なにやら寂しげな音だった。

さて、午前中の踏ん張りの甲斐あって、午後なんとか時間をひねり出すことができ、プラバホールへ。

好きな作曲家の曲が並んでいたが、実際聞いていて心地よさに何度もウトウト。疲れ気味(?)のウクレレ脳もすこし緩和されたかもしれない。

プログラム

会場にてスタッフのI氏を偶然見つけてお互いに驚く。

チェロとピアノの組み合わせは生ではあまり聞いたことがなかったが、なかなかいいものだと改めて感じた。

それにしても、チェロを始め、フレットがない絃楽器って覚えるのがとても大変そうだ。すくなくとも3-2-3-4というわけには行きそうににないし。TAB譜なんて軟弱なものも存在しないだろう。ああ、ウクレレでよかった。