マウスピースにノックアウト

突然ですが、ボクシング始めました。

嘘です。

結婚してからわかったことなのだが、夜に歯ぎしりをするようだ。すごい音のようだが、本人はわからない。結構小さな音でも起きてしまうほうなのに、自分の歯ぎしりで起きたことはまだない。本当に不思議だ。

10年以上前のことだが、前歯が折れたことがもとで差し歯になった(ついでに口腔ヘルペスにもなりとても辛い思いをした)。その時に一度マウスピースを作ったことがあり、しばらくはつけていたのだが、いつしかつけなくなり今に至る。そもそもそのときのマウスピースはどこに行ったのだろう。これも本当に不思議だ。

この頃歯ぎしりが強いと嫁サンに指摘されたこともあって、再度マウスピースを作ることにした。先日、ようやく予約が取れたので午後歯医者に向かう。仕事が忙しい中、時間を空けるのは大変だったが致し方ない。

それでも虫歯などで歯医者に行くことを考えると、気が楽なものだ。以前一度作っているし、昨年の終わりに歯石とりもして歯のコンディションも悪くないだろう。

ゆったりとした気分で診察台に横たわる。簡単な質問をされたあと型を取る作業に入った。

ところが急に口に入れられた型とりの器具&型とり剤が喉の奥を刺激して急にむせ込んでしまった。吐き出すわけにはいかないし、涙を流しつつ不快感に耐える。すぐに看護師さんがやってきて「大丈夫ですか」とやさしくタオルを差し出してくれた。

タオルは投げ込まれたのだ!だが、ゴングは鳴らない・・・。

「もうちょっと頑張ってください」

冷酷なレフェリーは試合続行を告げたのだ。

型とり剤が固まるまで1分ほどだろうか、涙と鼻水でグショグショになるし、口からはよだれも垂れる。本当に辛かった。1ラウンド3分どころか、15ラウンド戦った気分。

マウスピースを作る前にノックアウトされてしまった。ボクシングのマウスピースも同じようにして作るのだろうか、大変だ。

しかも、せっかく我慢したのにうまく型が取れていなかったようだ。

物言いがついて取り直し。今度は大相撲かよ。

2度目は大丈夫だったが、ずいぶん迷惑をかけてしまった。

マウスピースは10日ほどでできるそうだ。マウスピースをつけて寝るのは久しぶりなのですこし不安だが、歯やあごのためには致し方ない。マウスピースをつけてボクシングの夢とか見ませんように。

さて、待合の時に紹介されていたあごの上の筋膜リリースが歯ぎしりにも有効だそうだ。今夜から試してみようか。そもそも、「筋膜リリース」なんて肩こりだけだと思っていたので驚きだった。

歯ブラシ写真は関係ないが、先日購入した歯ブラシ。差し歯の周りは歯茎が傷みやすいのでやさしくマッサージするため、やわらかめのものを。

太めハンドル

「弱い力でも握りやすい」との表記。老人用ですな・・・。使うのは楽しみだけど。

今日は朝から徐々に天気は下り坂。昼前からは時々雨が降り始め夕方にはすこし強くなってきた。明日も雨のようだ。雑草もまた伸びそうですこしうんざり。

春のお山で

ムラサキケマン

薄曇り、時々日が差すと暖かい一日。

お昼前から出雲にあるの嫁サンの実家の山へ出かける。松江の圃場で生育が思わしくない親木のテスト栽培をしているのだが、半ば放置状態なので草刈りを兼ねて様子を見に行く。

山の入り口ではキランソウが所々で花を咲かせていた。

キランソウ

藪の下ではムラサキケマンが鮮やか。

ムラサキケマン以前、同族のブルーの花のものを栽培していたが、結構難しかった。色が違う別の花とはいえ、そっくりのものがあちこちにあるとちょっと悔しい。

ワラビ
ワラビ採り放題

現地に着くと、ちょうどワラビがいい具合に茎を伸ばしていた。もともと好物なので、仕事は一旦脇に置いておき、ワラビの収穫を始める。よく見ると所々、先っぽがなくなったワラビがある。どうやらシカに食べられたようだ。

20分ほどで買い物袋に半分ぐらいたまった。ちょっと欲張りすぎたようだ。ついつい夢中になって取り過ぎてしまう。まだまだ卑しい。

ゼンマイ

ゼンマイも顔を覗かせていた。じつはこちらの方が好物だが、数は少なかった。

この山では毎年4月10日すぎぐらいがワラビ採りにいいと、以前耳にしたことがある。覚えておいて、来年もまた来よう。

イノシシ被害
イノシシ被害、カヤも根こそぎ掘り倒していた・・・

肝心のテスト栽培をしているすぐ脇ではイノシシ(おそらく)が地面に大きく穴を開けていた。テスト栽培に被害が及ばないと良いのだが。

春の気持ちの良い天気の中、ゆっくりしたかったが、そんな余裕もなく、昼食後すぐに松江に戻った。

ワラビは親戚やスタッフにわけたら、ちょうど我が家で食べるのに十分な量となった。めでたしめでたし。

今日の一品 「そら豆と豚肉の辛炒め」

朝方、少し道路は濡れていたが、晴れ。昨日のように寒くもなく、気持ちの良い1日だった。

今夜は夕食作りを担当することにした。豚肉が余っているということと、そら豆が冷蔵庫に残っていたのでそれを利用することにした。

いつも使っているレシピ本が見つからず、嫁サンに尋ねると、どうやら子供が進学するときに持って出て行ってしまったらしい。まあ、寮で自炊しようという気になるのなら仕方がないか。

ネットで「豚肉 そら豆」のキーワードで検索。あえてクックパッドは除外する。

結局、「もこみち流 そら豆と豚肉の辛炒め」を試してみることにした。

名前は聞いたことがあり「変わった名前だなぁ」と思っていたが、このページで初めてどんな顔の人か知った。名前は変わっているけれど、さすが俳優、いい男である。普段テレビをほとんど見ないので、動いている姿はもちろん見たことはない。僕に名前と顔を知られている芸能人は相当知名度が高いと思っていいと思う。

さてさて、実際に作る段になると、足らないものがたくさん出てきたので例によって少しずつアレンジ。

豚バラブロックではなくて冷蔵庫にあった豚薄切りしゃぶしゃぶ用で。紹興酒もないのでワインで代用。しめじもないので玉ねぎで。

レシピ本もなかったが、いつも使っていたアウトドア包丁も子供に送ってしまって手元にない。いまはまな板兼のケースのみが残っている。普段使わない包丁ではやはり勝手が違う。

アウトドア包丁
いまはケースだけが残っている

ページの出来上がり写真とは似ても似つかないものができたが、なかなか美味しかった。少し味付けが濃かったが、ご飯のおかずには良かった。

このレシピもまた挑戦してみたい。

就寝前の登山ガイド

今朝はとても強い南風。寒くはなかったが、ビニールハウスで補助のビニールを固定していたパイプが折れ、ビニールとともに風で煽られてビニールに穴があいてしまった。

慌てて補修を始めるとともに強い雨が降り出した。とてもタイミングが悪い。

穴は数カ所でしかも低い位置だったので脚立に乗って修理。ハウスに登らずに済んで助かった。幸い、体が軽く濡れるぐらいで済んだ。

昼に家に戻る頃から気温が低くなり始めたようで、午後は重ね着をして過ごした。

島根県の山夕方、仕事が一段落して、配達に出かけるついでに市立図書館へ本の返却。ついでに、先日のリヤカーマン アンデスを超えるの著者の本を借りる。すぐそばにあった県別登山ガイドの「島根県の山」もついでに。どちらも就寝前のお供になりそうだ。

この手の登山ガイドの本は、いままで登った山を回想しながら読むのもいいし、これから登る山を想像しながら読むのもまた楽しい。登山ガイドをこんな風に楽しむのって普通なのだろうか。