三瓶山に登る

曇り時々晴れ。気温がとても高い。10月とは思えない。

休日だが、早朝圃場で発送準備など。8時前まで作業。朝食に帰る。朝食は軽めに。

今日は未だ登ったことのない三瓶山へいく予定。登山道がいくつもあり、組み合わせも多いのでとても迷うが、日差しがきつくないと思われる姫逃池コースを登り、男三瓶へ。それから名号登山道で下山することにした。

出発は9時過ぎ。出雲まで高速で行き、途中から佐田へ抜ける新しい道を通って行ったら、実際1時間15分ほどで到着。サヒメルの上の駐車場に止めて10時半出発。

ゆるやかな落葉樹林を歩く前半はとても気持ちが良い。

あまり暑くもないし、寒くもない。うっすらと汗ばむ程度で歩をすすめる。キバナアキギリなど秋の花を楽しみつつ徐々に高度を上げていく。

細かく頂上までの距離が刻んであるので割と励みになる。

後続の登山者に次々と抜かれながらも、休憩をゆったりと取りつつ登る。最後の3割ぐらいは案外きつい傾斜となったが、それでも上がりにくいほどではなく、いつの間にか山頂に到着。

12時半前だった。山頂は広々としていてススキの原が広がっている。もう少し天気が良ければいうことはないが、それでも爽快。

とにかく風が強くて汗がすぐ乾く。本来の10月の気温なら寒くてやれないだろう。

嫁サンと共同で風を防ぎつつラーメンを茹でる。美味しい昼食だが、風が強いのでゆっくり食べていられない。昼食後の休憩もそこそこに下山を開始。今日はチェアリングはできないと思っていたので持ってこなくて正解だった。

下山を始めるとパラパラと雨が降り出したが、一時的なものだろうと特に雨具はつけない。そのうちに止んだ。

名号登山道は、距離は長いが比較的緩やかという情報を頼って決めたのだが、山頂からしばらくはむしろ姫逃池コースよりもきつい。それでも標高800メートルぐらいになるととても緩やかになって気持ちの良い下り坂になる。この辺りで緊張感が緩んだのかとても眠たくなり、いい場所にあった木のベンチで一休み。しばらく目をつぶる。聞こえるのは風の音だけ。うとうとしばらく過ごすと、目もバッチリ。下山を再開。

アサギマダラが優雅に飛んでいる姿にしばし見とれながら下山。本当にこんなに繊細でか弱げな蝶が南西諸島や台湾ぐらいまで飛ぶとは信じられない。

比較的歩きやすい名号コースだが、かえって平坦になってからは登山道が大水で川になったのだろうか、拳大の石がたくさん散乱していてとても歩きにくい。

駐車場に戻ったのは3時前。楽しい登山だった。

帰り道は、温泉で迷ったが、波多温泉 満壽の湯へ。初めて訪れたが、清潔感があって、しかも安い。登山の後にはとても良かった。

三刀屋を経由して松江に戻る。

緑の中を歩く

曇り時々晴れ。早朝圃場に。夜明けが遅くなってきた。

とても涼しいというほどではないが、それでも1週間前に比べるとずいぶん違う。水やりや片付け、剪定などを若干行う。

8時前まで作業して一旦帰って軽く朝食。

少し片付け作業などをしてから、今日は少し歩きたいと思っていたので出かけることにする。その前に図書館へ。

東回りで奥出雲へ向かう。昼前には結構気温も上がってきた。

奥出雲のスーパーで、若干買い物。現地に着いたらちょうど12時。それでも松江に比べると風が若干すずしい。場所は鬼の舌震である。何十年ぶりだろうか。もう以前に来たときの記憶は全くない。

もちろん、というか、捻くれ者なので、多くの人が使う方ではない駐車場に停めて、上流から下流へ向かって遊歩道を進む。遊歩道の上流部はあまり面白くないのか、それとも暑さでなのかわからないが、誰もいない。

気持ちの良い木陰で強い日差しは遮られているが、谷川沿いだというのに風があまりないので結構暑い。奥出雲の渓流沿いの涼しさを期待していたのだがちょっと残念だった。それでも渓流の水音を聴きながら歩いて行くのは気持ちが良い。傾斜もあまりないので普段の山歩きに比べるとほとんど汗も出ない。

しばらく歩くと、川をわたる吊り橋が見えてきた。どうやら鬼の舌震一番上手の橋のようだ。歩き出して止まると揺れているのがわかるが怖くなるような揺れ方ではない。

ただ、この先の遊歩道は、木道が所々傷んでいてスリル満点だった。傾斜は緩やかだが、のんびりと歩く感じではなく、少し緊張しながら歩かざるを得なかった。

一キロぐらいは歩いただろうか、ようやく休憩所が見えてきたが、先客あり。ここで腰を下ろしておにぎりでも食べようと思ったが、次の良さそうな場所へ進む。

ところが、この休憩所からまた橋を渡った先もあまり良い道ではない。ぶよは飛ぶし、腰を下ろせるような椅子は朽ちている。仕方なく、どんどん進む。更にいくつか橋を渡り、似たような道を進んでいると、終点(というか起点)の一番大きな立派な吊り橋のところまできた。ここから吊り橋を渡り、反対側のバリアフリーの道へ。ここは少し川面からは離れているが、ずいぶん歩きやすい。しかし腰を下ろせるようなところはあまりない。

暑い平日なのに、数は少ないとはいっても観光客はポツポツある。こんなところで腰をおろして弁当を食べる気にはならない。

結局、さっきの休憩所まで戻ってきてしまった。

今は誰もいないので、遠慮なく昼食タイムにする。すでに13時を過ぎていた。

ここで小一時間ゆっくりして、元の道を戻る。気温は相変わらず高めだが、風が少し出てきた。駐車場の手前ぐらいの川縁はかなり涼しく、去るのが惜しいぐらいだった。

ここからは斐川の美人の湯へ。車は少なかったのだが、案外お客は多かった。

牛挽山から伊良谷山、毛無山へ縦走する

曇り。今日は天気は下り坂だという。しかも風もやや強く肌寒い。

早朝圃場へ。発送の準備など。途中Iさんが土造りに来てくれた。今日はこのまま山へ向かうつもりだったので、あらかじめご飯を家で詰めてきた。あわせて卵も持ってきたので、ラジオ体操後、目玉焼きを作り、インスタントの味噌汁と合わせて朝食。少し食べ過ぎる。

8時に出発。一応決めていたのが、せっかく早い時間から出かけるので、広島県民の森から登る比婆山系の縦走に。

普段は54号経由で行く場所だが、行きは元気もあるので大仁農道を通っていく。これで横田まで行ったのだが、結構時間がかかってしまった。

途中横田のスーパーで弁当を購入。そこからループ橋を越えて広島県民の森へ向かうが、案外時間がかかった。10時ぐらいには着くかもと思っていたが、結局は10時半。

早速準備してスタート。

牛挽山の登山口は駐車場から少し戻ったところにあり、車道を歩かなくてはいけないが、せっかくなので、伊良谷山へむかう途中から東へ向かい、登山道に合流するコースを取る。

ところがこの入り口がとてもわかりづらい。キャンプサイトの隣を通ってGPSでようやく見つけることができた。

月曜日なのにキャンプサイトには結構人がいる。しかしこんなに近い場所でキャンプして楽しいんだろうか。よくわからない。すくなくとも、自分だけでは来ようとは思わない。というか、一人で自然に浸れる場所はたくさんある。自分の普段の生活よりも人口密度が高くなるかもしれない。

牛挽山登山道の合流地点まではぬかるみあり、よくわからない場所もありでそこそこ難渋。

コアジサイは道中ずっと咲いていた

合流地点からは比較的整備された道で登りやすい。

 

 

風が強いので、心配していたブヨもほとんどいない。むしろ寒さを感じるぐらいだ。

途中から沢の横を通る道になる。何度か沢を渡りながら上流へ。かなり先に人の姿が。先行者がいるとは思わなかった。まあ、ゆっくりいこう。

山頂の少し手前で先行者に追いつく。どうやら駐車場の手前で這いつくばって写真を撮っていた女性のようでまたヨメナの撮影に夢中のようだ。熊鈴の音が聞こえないのか、近づいても気づく気配がない。あまり声をかけて驚かすのも悪いので撮影が終わるまで待つ。

この辺りからヨメナが道の脇をずっと埋め尽くしていた。

先に進ませてもらい、しばらくして山頂との分かれ道へ。一応行ってみたが、特に山頂の表示もない。見晴らしもあまりない。すぐに引き返して次の伊良谷山へ。

ここから先は縦走。比較的気持ちの良い林の中を歩いていく。

紅葉の頃は楽しいことだろう。この時点で12時を過ぎていた。伊良谷山で昼食にするか、思い切って毛無山まで行くかかなり迷うが、足もくたびれていたので、伊良谷山で腰を下ろす。

例によって弁当プラスラーメン。ところが、先日から調子がおかしいガスバーナーを修理に出していたので今日はアルコールバーナーを持ってきていた。強風だったのに迂闊だった。とはいえ重いガソリンバーナーを持って上がる気にもなれず。風防はあるが、なかなか湯が沸かない。アルコールは着実に減っていく。なんとかアルコールが無くなる前にラーメンが完成。

寒く感じる中で味噌ラーメンがとても美味しい。食べ終わった頃に先ほどの女性が上がってきた。毛無山までどれぐらいか尋ねると30分ほどとのこと。頑張ればよかったかなと後悔する。

ここでしばらくゆっくりしようと思ったが、少しブヨがたかるようになってきた。片付けて出発。

ここから先も林の中を通る気持ちが良い縦走路が続く。これで天気が良ければ言うことがないだろう。

教えてもらった通りほぼ30分で毛無山到着。確かにここは見晴らしがとても良い。他に三人ほどのグループも。

お腹はいっぱいなのでここでチェアリングタイム。しばらくゆっくりするが他の登山者が下山した為なのか猛烈な数のブヨが襲ってきた。風のあるところに移るがしつこく寄ってくる。たまらず片付けをして下山。本当は出雲峠付近へ向かうつもりだったのが、ブヨの襲撃で一気にトーンダウン。真っ直ぐに下山するルートを取ることにした。

しばらくはついてきていたブヨも半分下山する頃にはほとんどいなくなっていた。よくわからない。

緩やかな下山ルートだったので下山に1時間もかかってしまった。

ちょうど3時過ぎ。これから温泉に向かえば人も少なめだろう。横田から仁田経由でいつもの湯村温泉へ。やはり人が少なくて快適。しばらくはゆっくり浸かるが、あがるちょっと前に体に絵が書かれた男性が入ってきた。この前の亀嵩温泉であった方だろうか。

足の疲れも取れた感じでゆっくりと松江に帰る。

船通山に登る

晴れ。早朝圃場で発送の準備など。7時過ぎに帰り、今日は定休日なので少しゆっくりし、読書など。

爽やかな気候で、とても天気が良い。そろそろ梅雨にも入りそうだし、こういう機会を逃すとかならず後悔する。今日も山へ向かう。

先日、出雲のMさんが船通山へ登ったという話を聞いたばかりで、そういえば島根側からは登っていない。確かすごく若い頃に登ったような記憶はあるのだが・・・。それと、10年以上前、子供がまだ小学生の頃鳥取県側から登ったことはある。

ということで船通山へ向かう。といっても今日は嫁サンも同行。例によって出発は10時半となる。途中の寄り道を極力控えたのだが、登山口(登山道分岐のわくわくプール)に着いたのが12時半だった。

 

いろいろな登り方があるが、一応周回してみることにする(思えば時間が時間なのでピストンにすればよかった)。

わくわくプールのところに車を駐車し、反時計回りに。まずは鳥上滝コースを登っていく。ここからの舗装道路歩きが案外長かった。おおよそ30分強。

舗装道路の終点には車が数台。さらに直前には大阪ナンバーの車も一台上がってきた。

ここから登山道

登山道は広く、整備されていて新緑が気持ちが良い。

石畳が貼られているところも多く、歩きやすい。

所々にハナクルマバソウが咲いていた。時々足を休めては頭上の新緑を眺める。思い切り空気を吸い込むと、肺の中が洗われるようだ。しばらくは沢沿いの道を登っていく。何度も沢を超える。ここしばらくは天気だが、ぬかるむところもあったりするので、雨の後は歩きにくいかもしれない。

途中鳥上の滝のベンチで休憩。ここまでおおよそ30分。

そのうち下から上がってきた男性は山伏の装束。滝の前で褌姿になりはじめる。どうやら身を清めるのか滝行か?

あまり近くにいては迷惑だと出発。しばらく上がると沢から離れ、更に気持ちの良い林の中を通る道になる。

ゆっくり登って、登山口から1時間半。14時15分ごろに山頂到着。

大山が正面に見える他、とにかく360度、いろいろな山が見渡せる。二人ほど先客。

しばらくして先ほどの行者さんも上がってきた。

ものすごくお腹が空いて、家から持ってきたおにぎりとおかず、プラス、ラーメンを茹でて食べる。毎回のことながらとても美味しい。

その後はチェアリングタイムで少しゆっくりするが、行者さんがお経を上げ始めた。決して近くではないが、結構耳につく。

それでも少しウトウト。

あっという間に3時半となり、下山開始。帰りは亀石コースで。このコースは一方的なくだりではなく、平坦なところもありとても楽しかったのだが、降りてからの車道歩きが四キロ近くあった。嫁サンは登山口に待つことになり、一人で車を取りに行く。かなり大変だったが、リュックもないのでまだよかった。

その後せんじつHさんにいただいた玉峰山荘の入浴券を持って温泉に。人も少ないが、久しぶりだったのでリラックス度はもう一歩だった。帰ったら8時を過ぎていた。