何事も組み合わせ

曇り時々雨。今日も天気は安定しない。

朝5時前に目がさめる。これからもう一眠りするとかなり遅くなってしまいそうなので、一旦起きて活動を開始する。

圃場へ行き、発送の準備など。8時過ぎに戻って朝食。やはりすごく眠いので、一旦横になる。30分ほど仮眠したらずいぶん楽になる。

H皮膚科の花壇の手入れ。多くの植物が今の時期とは思えないような姿。ふだんなら瀕死のヘリオトロープもなんとか頑張っている。スノードロップがたくさん綺麗に咲いていた。普段の年はもう少し葉が雪や強風で傷んでいるのだが。

おかげで草もよく生えて作業に手間取る。

圃場へ行き、片付けや剪定作業など。

午後はデスクワーク。いくつかパーツが届く。山で作業をしている時、何度か木に穴を開けたい場面が出てくる。電動工具まで常備する場所ではないし、ハンドドリルも大げさだ。コンパクトでドリルのビットが使えればいいので、下記のような商品が欲しかったのだが、どこを探しても欠品のようだ。

これがあれば、六角軸のドリルがあればOKで楽なのだが。仕方がないので、ラチェットハンドルに、アダプタをつけて同じ機能のものを作る。

たぶん、重さとしてはかなり重くなるが、場所も取らないし、山遊びにも良さそうだ。何事も組み合わせである。倍以上かかったが・・・。

玉切り台を作る

雨。朝は降っていなかったが、徐々に降り出し、昼前には本降りに。

風が夜半から強く、特に東風だったのでビニールハウスが心配な状態。早朝閉めに行く。そのまましばらく作業。

雨でどこへ行く気にもならないので、午前中はゆっくり過ごす。簡単に昼食をとり、午後も圃場に行く。兼ねてから作りたいと思っていた剪定枝の玉切り(剪定したような細い枝を玉切りするというかどうかわからないが・・・せいぜい腕ぐらいの長い枝を切りそろえたいのだ)用の台を製作する。

兼ねてから作りたいと思っていたし、以前、ネットで見かけたこともあるので、折りたたみ用のものにしてみた。あとでこのサイトを見てみたらずいぶん雰囲気が違っていて、自分が作ったのはかなり簡略版なのだが、軽量で山へも持っていけることを考慮するとこれで良かったのかもしれない。同様の仕組みで机も作れそうだ。

工作に熱中していたら、あっという間に薄暗くなってきたので、温泉へ行き体を温める。人は少ないが、源泉のところは争奪戦だった。いやだなぁ。

焚き火炊飯

曇りのち晴れ

今週後半からずっと雨マークの予報が出ている。今日が最後のチャンスになりそうなので、出雲の山へ薪の確保と、倒木の片付けに向かうことにする。

早朝圃場で発送準備や、チェーンソーなどの準備をする。しばらくしてMくんがやってくる。仕事を依頼して家に戻る。

9時過ぎに出発。今日は案外スムーズに進む。途中、昼食を買うことにするが、ふと思いたって、せっかくなのでご飯も現地で炊くことにした。お米の小さなパックを購入。ついでにセールになっていたステーキ肉を購入。焼肉用の方はかえって割高だった。米と肉だけというワイルドな組み合わせ。たまにはいいだろう。

10時半に現地に到着。枝を落としたり、片付けをしているとすぐに昼になる。火を起こしてスノーピークのTrek900で炊飯。ガスストーブで炊いたことはあるが、その時は少し焦げたので、焚き火ではまあとんでもないことになってもいいぐらいに思ってスタート。1合だけ炊く。

最初に少し強火にして、火が安定してきたところで中を見ると案外いい感じ。

このまま炊き続ける。蓋はとらないほうがいいのだが、焚き火の音や煙で煮えている音もわからないし、焦げ始めた香りもわからない。

仕方がなく4回ぐらい中を見ながら具合を確認する。

そろそろ良さそうな頃合いを見て、焚き火の脇にどけ、蒸らす。

小さな網を乗せて、1/5ぐらいに切ったステーキ肉を乗せる。

とてもいい感じで焼けてくる。炭のバーベキューとあまり変わらない感じだ。桜の枝があったので、より良い香りになったと思う。

残念だったのは、少し安いソースを買ったこと。薄味で美味しくなかった。次回はどうにか工夫したいところ。昼間っから焼肉とは贅沢だが、ハードな山仕事のご褒美なら良いだろう。

焦げなし

ご飯は全然焦げていなかった。道具が良いのだろう。それでも焚き火のススで真っ黒になるのは仕方がない。

午後はチェーンソーを使って玉切りをしたり、枝の片付けなど。少し薪割りも行う。午後は案外早く過ぎる。

5時前に片付け、帰りは斐川美人の湯に浸かりに行く。

刃物研ぎ講座実技編に参加

仕上げ砥で研いだあと

曇り時々晴れ。3月の気温だという。過ごしやすいのはありがたいが、少し心配になる。

早朝、圃場で発送準備など。朝食に戻り、掃除などを終えてもう一度圃場へ。苗の整理や肥料の詰め変えなどを行う。

昼は少し早めに帰る。

午後は、まちゼミ実技編。京店の末広刃物店で刃物研ぎ講座の実践編である。今回は一回に参加者二人だけの限定で集中して研ぎを習う。また、今回は中砥のほかに仕上げ砥も使って刃を鏡面仕上げまで行う練習。持ってきたのは小さめの出刃包丁。

今日は、刃をどの様に砥石に当てるかについて丁寧な実習を行う。いままで、研ぎについていかに適当な知識と捉え方をしていたかというのがとてもよくわかる。研いでいてもいちいち納得しながら研げるし、指先と目で確認するので、きちんと研げていることがわかりやすい。

中砥で研いだあと
中砥で研いだあと

仕上げ砥は使うのが初めてだったが、それほど時間や力をかけて研がなくても良いということがわかった。仕上げ砥の前とあとで比べてみたが明らかに光り方が違う。切れ味も長く持つとのこと。

仕上げ砥で研いだあと
仕上げ砥で研いだあと

しかも、きちんと研ぐことで、僕が持っているような安い包丁の歪みなどがよくわかってくる。良い刃物ほど研ぎやすいという先生の話にも納得。逆に癖があって研ぎにくいのだとばかり思っていた。

認定証

2時間はあっという間に終わる。受講認定証までいただく。ちょっと嬉しい。

講習後に持っていない仕上げ砥と、仕上げ砥を使うときのために名倉砥石というのも購入。こういうのがあるとは知らなかった。研ぎは奥が深い。

あわせて、今後の山仕事で使いそうなので片刃の腰鉈も購入。片刃の青砥、210mm。比較的リーズナブルな価格で納得のものをおすすめしてもらって、ここで購入して正解だった。下手にホームセンターなんかで買わなくて良かった。

昨年の「まちゼミ」と合わせて2回、4時間ほどの研ぎ講習。まちゼミはもともと無料だし、今回の講習は受講料3000円ということになっているが、3000円分のお買い物券がついてくるので、実質無料。もちろん、それを使って仕上げ砥を購入させていただいた。

無料でしっかり刃物を研ぐ基礎をとても安価に教えてもらえて非常に得した気分。今年もおそらく暮れに実施されるようなので、多くの人に体験してもらいたいと思う。

末広刃物店

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きちんと研いできたことを告げたのに、甘くみていたうちの嫁サンはキャベツを千切りしていて指を切ってしまった。侮った報いである。幸いカットバンで済んだ程度だったが。刃物を甘くみてはいけないのだ。

夕食のキャベツはとってもしゃっきりしていたように思えた。