猪目峠から弥山へ登る。

曇りのち晴れ。気持ちが良い天気。

今日は出雲で目覚める。朝ゆっくりしてテラスで読書。朝食を軽く食べて読書の続き。

9時半に嫁サン一家を乗せて出かける。義父のリクエストで猪目を経由。工事がまだ行われていたので邪魔をしてしまった。

さらに鷺浦を経由して猪目峠へ。自分はここで下ろしてもらい、弥山に向けて出発。今日はソロ。

先日購入したサコッシュも今日初めて使い始める。スタートは10時10分。

意外にも登山道がしっかりしていて驚く。ピンクテープは貼ってあるが、決して迷うようなところはない。北山らしい常緑樹の多い道だ。

 

徐々に視界が開け、出雲市西部の街並みが見えてくる。

ところが、国土地理院の地図と実際の登山道が少しずれているような感じがする。特に鷺峠から弥山までの半ばぐらいまでのところが、地図上にはない尾根を通る感じになるようだ。

まあ、迷うようなことはないのでいいのだが。ここで向こうから二人連れのトレイルランナーと遭遇。北山ではよく出会う。

邨界の石柱があるあたりでまず一休み。

さらに歩みをすすめると、途中、とても見晴らしが良い場所に急に出てきた。しばらく腰を下ろして稲佐の浜からずっと続く海岸線とその先に見える三瓶山を楽しむ。目指す弥山が先に見える。結構上にある。

その後分かれ道を通過して、さらに桜ヶダワに到着。 ここが以前登山者の夫婦に聞いた近道だろう。帰りはここを通ってみることにした。弥山北西の鞍部である。ここから弥山までほぼ100メートルを一気に上る。本当に出雲北山はこういう道が多い。

あまり焦らず登ったので、息が切れることもない。視界が開けてきたらあっという間に山頂に到着。 11時45分だ。すでに2組×三人の先客がいて賑やか。少し離れたところに陣取ってグラウンドシートを広げ荷物を下ろす。チェアを出していつものようにラーメンを茹で、昼食。朝、家で簡単に作ってもらった弁当だがとても美味しい。

お腹がいっぱいになって、至福のチェアリングタイム。天気が良いし、ちょうど雲がよく見える木陰の下、とても気持ちの良い時間を過ごす。風も爽やか。といっても寒くもなく快適。2時前まで2時間たっぷりとゆっくりした。

下山を開始。登りがきつかった分、下りはあっという間。行きがけに見つけた鞍部までもどる。ここから谷を下っていくが、思ったよりもしっかりした踏み跡。ものの3分ほどで比較的平坦な場所に出る。

更に少し下って、鼻付峠へ登る登山口まで到着。ここで腰をおろして水分補給。きれいな水が流れていたので、コーヒーを沸かして飲む。

ただ、ここから韓竈神社のあたりまでが結構長い。道は結構荒れているし、途中、落石もところどころ。

1箇所などは高さ2メートル以上の巨大な岩が林道の真ん中に落ちていた。車などとても通れる状態ではない。

さらに、後野の集落まで出たが、なんと携帯の電波が入らない。ここまで車で迎えにきてもらうつもりだったが、ここから二キロ、車道を歩く。ここがつらかった。

家に到着。すごく歩いた感じがする。夕方、松江に戻るが、途中温泉へ。人が少なくてとても快適だった。

琴引山(和恵ルート経由)に登る。今日も完ソロ

晴れ。とてもいい天気。早朝圃場へ行き、苗の準備とラジオ体操。

今日のような天気は家にいてはいけない。ただ、ゆっくりするか、それともこのいい季節にしっかりアウトドアで体を動かすかは迷うところ。この先はハードな日々が続くと思われるし。

といってもやはり山行きの誘惑には勝てず、山登りに決定。場所にずいぶん迷ったが、島根県民の森側から琴引山に登ってみることに決定。ブナ林もあるので、先日の消化不良の山登りのリベンジも兼ねる。

途中で弁当を購入。ノンアルコールビールもきょうは500mlを準備する。現地到着は10時過ぎ。

もりのすの少し下にあるキノコ園のところからスタートする。スタートは10時半。

天気もいいが、登山道もまた良い。先日の手を加えすぎのような登山道ではなく、いい感じに荒れてきている。階段も決して過剰ではない。

新緑も綺麗だし、足元の草花もまたいい感じ。ついついスマホを取り出してしまうのでなかなか前に進まない。

かわいらしい竜胆(フデリンドウか?)も足元にたくさん咲いて、踏んでしまいそうだ。

20分ほどでいったん林道に出るが、すぐ上の所からまた登山道が始まる。

ここからは尾根までとにかく続く葛折りの連続。

それでもイカリソウやヤマルリソウ(たぶん)、が次々と現れてくるので飽きない。ある場所など、道の両側がヤマルリソウで縁取られていてなんとも見事な場所もあった。

時折休憩しながら、向かいの指谷山とそれに続く尾根を眺める。

葛折りも一段落するところまで上がった時に、まちがいそうになった。ちょうど道標があったのだが、そこから西へ向かう尾根に道のようなものができていて、思わずそちらへ下りかけた。

地図を見ると尾根まで上がって、しばらく上がったところから琴引山に向かって降るようになっている、どうもこの道は西方面へ。地図では北へ向かって降っているので疑ってみることにして、もう少し上まで上がってみたらここが本当の琴引別れであった。面倒なことになるところだった。ここまでがほぼ1時間。

もう少し登って、930mピークのところまで行ってみる。尾根はブナを始め落葉樹の新緑がとてもうつくしい。

再び戻って、琴引山へ向かう道を降る。かなり急な傾斜で、いままでよりも少し道は荒れている。といっても、はっきりしているし迷うようなことはない。一気に100メートル近く下るので慎重に。帰りが少し心配だが。

目指す琴引山

下り終えると、ここからしばらくはブナや雑木がしげる平坦な場所に来る。その先は少し登りがあるが、周囲はとてもいい雰囲気で坂も気にならない。この坂を登り終えるとあとは緩やかなアップダウンがしばらく続き、いつの間にか琴引山のすぐ下の広場に到着。

一息入れようかと思ったが、ここからはすぐなので一気に頂上を目指す。登りにくい岩場を登ると頂上。琴引別れから40分といったところか。平日とはいえ、ちょうどお昼時。誰かいるかもと思ったのだが、誰もいなかった。少し日差しは強いし、ゴツゴツして座りにくいが、ここで昼食。

琴引別れ下の急登

ノンアルビールで喉を潤し、買ってきた弁当とラーメンを茹でる。とてもお腹が空いているので美味しい。三瓶山を見ながらのランチタイム。前回は、椅子を持ってきていたが、今回は少し長時間の歩きになりそうだと、椅子は持ってきていない。一段下の広場にはちょうど日陰ができていたので、そこまで降りる。グラウンドシートを敷いて昼寝。2時過ぎまでウトウトしたり、ゆっくりする。カフェオレをいれて、出発。2時10分。 帰り道は急ぐ必要もないし、花々を見たり周囲を眺めたりしてのんびりと。30分後には琴引別れ下まで来る。

100mの急坂なので、歩幅を狭く、ゆっくりと。少しずつ息は上がってくるが、大汗をかく前に尾根に出た。こういうタイムはあまり測ったことはないが、10分もかからなかった。

ここでしばし休憩。このあたりからブヨが妙に増えてきてまとわりつく。風が強い場所はいいのだが、風がない場所に来るとかなり目障り。

行きがけに迷いかけた場所に来て地図と照合。やはりずいぶん勘違いをしていた。

間違えた位置

下はさすがにはやく、おおよそ40分で駐車場まで到着。今日はまさに完璧な完ソロ。車から降りて、車に戻るまでおおよそ5時間強、誰とも出会わず、人影を見ることさえなかった。こんな天気が良い日に、こんなに良い山で、ありがたい限りだ。

ここから、草峠方面を抜け、ラムネ温泉でもと思ったのだが、通行止めの表示。しかたなく、54号線へもどり、湯村温泉へ。今日は少し湯が熱めだったが、ゆっくりと浸かりリラックスできた。

高清水トレイルへ

曇り時々晴れ。気温は少し低め。

早朝圃場へ行き、片づけや発送の準備など。

帰って朝食。今日は兼ねてから行きたいと思っていた岡山の高清水トレイルへ向かうことにする。一応8時出発予定だったのだが、なんだかんだで9時になってしまった。今日は嫁サンも同行。

途中、道の駅などに寄りつつ、現地到着は11時半。例によって遅いスタートだ。蒜山を経由して向かったのだが、鳥取方面から高清水トレイルへの入り口に迷ってしまい、手間もかかった(岡山の施設なので当たり前だが)。平日だが、すでに登山者であろうとみられる車が何台も駐車されていた。

スタートするが、初めはコンクリートの整備された道。あまり楽しくない。緩やかなので楽だが、日差しがきつい日は照り返しも多そうだ。

一キロほど登ったところから木製の階段とチップ敷の登山道になるが、大雨の被害の跡だろうか、ずいぶん荒れていた。階段部分を避けるようにして歩くことになる。

つづら折りの登山道をしばらく歩くと、スタート地点から30分ほどで高清水高原へ。見晴らしはとても良い。ここで老夫婦と会うが、この方達はここまでで折り返されるとのこと。

我々は更に先に行く。ここから先もアップダウンを繰り返しながら大畝山やブナ林の中を歩くが、普段の山登りに比べると整備され過ぎている感じが強い。すでにこのあたりまでに5組の登山客と遭遇。

さらに、御林山を通過。1時になったのでそろそろご飯にしようかということになるが、最初の高清水高原のような見晴らしの良い場所が見つからない。結局、御林山と池川山の間の鞍部のようなところで腰を下ろし昼食に。ラーメンを茹で、おにぎりを頬張る。あまり景色は良くないが、それでも山の中で食べる昼食は美味しい。これで昼寝ができればいいのだが、登山道の脇なので横にもなりにくい。今日は歩くことメインにしていたのでチェアも持ってきてこなかった。

仕方がなく、ここで引き返すことにする。次回は反対側から登ってみようということになる。帰りはゆっくりと歩いたつもりだったが、2時半には高清水高原まで戻ってきた。

高清水高原に戻る

3時過ぎには駐車場をあとにする。何方かと言えば、かなり期待していた分、期待はずれと言わざるを得なかった。時期が悪かったのかもしれない。秋ならブナを始め紅葉が楽しめると思う。

帰りは倉吉を経由して、西へ向かい、大山の白鳳の湯で汗を流す。同級生らしい三人の高齢男性の話が面白かった。

春の吉田毛無山へ

曇り時々晴れ。少し霞がかかるような天気。とても気温が高い。

早朝圃場へ行き、発送準備など。昨夜少し食べ過ぎたので、今朝は何も食べないつもりだったが、少しお腹が空き、インスタントの味噌汁を食べる。

その後、カバーの組み立て作業などをしていたらGさん到着。

作業も一段落したので、山へ向かう。どこにするかずいぶん迷うが、天気は良いものの見通しはあまりよくない感じ。

春の吉田毛無山を見に行こうと考える。向かいの大万木山はまだ雪が残っているということだし。

途中、道の駅により、毎年楽しみのわさびの葉を買い求める。このまま持っていくわけにはいかないので、途中、簡易的なクーラーボックスを買い求める。クラッシュアイスも買ったのだが、その後で、スーパーには無料の氷があることに気がつく。まあいいか。

現地はもう3度行っているのだが、吉田村方面から行くことは初めて。木次から高速に乗り、吉田村のインターで降りる。

林道から毛無山を望む

1箇所少し心配なところがあったが、無事到着。11時半だった。車が一台ある。毛無山へか、それとも大万木山方面かわからないが。月曜日なのに珍しい。

毛無山方面登山口

秋とはまた違った雰囲気の登山道を進む。ただ、足元の枯れ葉がさくさくと気持ち良いのは同じで、歩いていてとても楽しくなる。

一度歩いた道はやはり進むのがはやい。展望台まであっという間に到着。

やはりここから見る大万木山は雄大の一言である。谷沿いには雪も多く見られる。残念ながら、広く展望の広がる北側は霞んでいて今一歩。

向かう毛無山

すぐに目の前に見える毛無山へ出発。

まだ新芽が動いている木はわずか。それでも秋の寂しさとはまた違う雰囲気が山に漂っている。

尾根伝いに何度か高度を上げたり下げたりしながら徐々に毛無山へ近づく。最後の上り坂の途中で中年男性のソロ登山者と遭遇。駐車場に車があった方かもしれない。

そこから先はあっという間に頂上。

頂上が近いとおもうとつい足早になってしまい、息が切れてしまった。

反省。おおよそ50分弱と言ったところで到着する。12時半である。

登山口あたりも暖かかったが、頂上は風が強いぶん、少し気温は低く感じる。それでもずっとパーカなどを着る必要はなかった。

 

例によってラーメンを作り、家で詰めてきた昨日の残りと一緒に昼食タイム。この時期から?とびっくりしたが、ブヨのようなものが目の前を行ったり来たりしていて落ち着かない。

お腹がいっぱいになったら、暖かい日差しのもと、グラウンドシートの上にごろんと横になって昼寝タイム。今日はとにかく小鳥のさえずりがとても耳に心地良い。しばらくウトウトする。

30分ぐらい経って、今度はチェアリングタイム。前回ここにきた時はうかつにも椅子を忘れていたので今回はリベンジ。何度か腰を上げようという気になったが、せっかくなのでゆっくりしようと座り直す。

周囲の山々を見ながら、あれが鯛の巣山か?あれが猿政山か?といろいろ考える。

鯛の巣山?

鯛の巣山方面への縦走路も少し歩いてみる。

幅は細いが笹が刈り取られていて道がわかる。歩くならこの時期が良いのかもしれない。

結局2時半過ぎまでゆっくりする。

帰りも周囲の山々や大万木山、三瓶山などを見ながら下山。アップダウンが多いので帰りも似たり寄ったりのタイムだった。

ここからは例によって温泉へ。吉田村を通過して湯村温泉へ。とても不思議な洗い方をする若い男性がいてつい目がそちらに行ってしまった。人がバタバタしていて温泉ではあまりゆっくりという感じではなかった。