就寝前の登山ガイド

今朝はとても強い南風。寒くはなかったが、ビニールハウスで補助のビニールを固定していたパイプが折れ、ビニールとともに風で煽られてビニールに穴があいてしまった。

慌てて補修を始めるとともに強い雨が降り出した。とてもタイミングが悪い。

穴は数カ所でしかも低い位置だったので脚立に乗って修理。ハウスに登らずに済んで助かった。幸い、体が軽く濡れるぐらいで済んだ。

昼に家に戻る頃から気温が低くなり始めたようで、午後は重ね着をして過ごした。

島根県の山夕方、仕事が一段落して、配達に出かけるついでに市立図書館へ本の返却。ついでに、先日のリヤカーマン アンデスを超えるの著者の本を借りる。すぐそばにあった県別登山ガイドの「島根県の山」もついでに。どちらも就寝前のお供になりそうだ。

この手の登山ガイドの本は、いままで登った山を回想しながら読むのもいいし、これから登る山を想像しながら読むのもまた楽しい。登山ガイドをこんな風に楽しむのって普通なのだろうか。

鎌倉山・反省の山登り

久しぶりに予定のない休日。暖かくなりそうだし、天気も悪くない。こんな日に家にじっとしているのはもったいない。

山にでも行こう!と思いたつが、お昼前までいろいろゴソゴソしていたため出発がずいぶん遅れてしまった。

目的地は昨年から気になっていた鳥取の西部にある鎌倉山。久しぶりの一人での山登りだ。

道すがら、どこも桜が満開。特に法勝寺近辺の桜はものすごかった。ただ、あまりにもよく咲いていて、圧迫感というか息がつまる感じがした。

桜

鎌倉山は、昨年秋に行った花見山の手前にあるので、簡単に行けるかと思ったのだが、そうは問屋がおろさなかった。

まず、出発してから幾つか忘れ物があることに気づいて東出雲の手前で一度Uターン。そのうえ、登山口への道を入らずに通り過ぎ、15kmぐらい戻る羽目に・・・。

さらにさらに、道路が崖崩れで通行止め、またぐるっと迂回することになった。ここまでくると、「登るな!」と言われているような気にもなってきて、少々不安だったが、無事登山口に到着。この時点ですでに14時であった。

登山口

登り始めたがペースがずいぶん速い。自分でも焦っているのがわかっているのだが、なかなかコントロールできない。これが、同行者がいるとかなりペースダウンして自分でもとても楽なのだが、いつも一人で山に登るとつい先を急いでしまう。反省、反省。

そんな感じなので、いつもなら登りながら梢の様子や、小鳥の声、足元の草花にゆっくりと目をやる時間が持てるのに、今回はどうも登ることが主目的になってしまっていた。

登り終わってから思い出すに、素敵な山だったのにもったいない。

登り初めは針葉樹の植林で暗い感じだったが、すぐに落葉樹が主体になり、周りが明るくなる。

鎌倉山
いい感じの登山道。倒木もきちんと片付けられていた。

イカリ草も花を咲かせていた。

イカリ草

だが、そそくさと写真を撮って更に進む。

鎌倉山
あと800m???

枝の間から山頂らしき姿が見える。さっき、山頂まで0.8kmの立て札を過ぎたところなのに、1kmにはとても見えず、余計焦ってくる。このあとさすがに息が切れてきて、階段に腰掛けて休憩。すでに汗びっしょりだ。先ほど、道路で気温が22度と出ていてびっくりしたが、確かに暑い。

鎌倉山
この先がしんどかった

休憩後すぐのところであと0.5kmの立て札をすぎる。ここまでおよそ30分。そしてこの先階段に続いて、急な坂道が始まった。ここしばらくの登山で一番ハードだ。心臓もバクバク。

0.5kmの立て札から20分で山頂に着いた。ベンチがありがたい。倒れこむように座る。相当ハードなスポーツをした後のようで頭もぼーっとしてきた。

いつも参考にしている、中国地方の登山紀行 法師崎のやまある記

の歩行時間は、普段の自分達よりずいぶん速い。大抵、1時間と書いてある山なら1.5時間かけて登る。だが、今回は参考ページでは1時間と5分。今日のタイムがなんと45分だった。いかにせっかちに登ったか・・・とてももったいない。

気がつくと大山がうっすらと霞んだように見えたが、目もかすみ、頭にももやがかかっていたのかもしれない。

鎌倉山
山頂より。右手に霞む大山

山頂でゆっくりと遅い昼食を食べ、横になって昼寝をする。春の太陽がとても気持ちよく、ずいぶん寝た感じがしたが、20分ほどだった。しかし、頭はずいぶんしゃっきりとした。

インスタントのコーヒーを飲んで下山。帰りはゆっくりと木々を眺める余裕ができた。せっかく登った山だったのに、とてももったいなかった。

今回はとにかく出発前の準備ができていなかった。場所についても調べが足りなかったし、装備についても同様。

まあ、そのほかにも反省するべきことはいっぱいあったがこの辺にしておこう。

ミツマタの花

今日は子供を連れて嫁サンの実家の山へ。

樹木を植える穴を掘らせたり、切り倒した薪ストーブ用の木を運ばせたり、草刈機を使わせてみたりした。

穴掘り

はじめて使う草刈機は少し怖がっていたが、30分も草刈りさせてみると結構楽しさがわかったようだ。

自分は、倒した木をチェーンソーで玉切りに。チェーンオイルを入れるところに誤って燃料を入れかけた(ちょっと入った)。子供には、「慣れた頃に油断で怪我をする」と教訓がましく言ったばかりだったのに。トホホ。

ミツマタ

寒かったが、ミツマタの花が咲いていた。かすかに香りがする。子供に、「この木は何に使われているか、ほとんど誰でも持っているものだ」と尋ねてみたが、もちろん答えは分からなかった。小学校の時、和紙の手すき体験にも行ったはずなのに・・・。

チェーンリーディング-増補 サバイバル! ─人はズルなしで生きられるのか (ちくま文庫)服部 文祥著

朝から強い雨の降る1日。せっかくの休日だというのに残念だ。天気が良ければ自転車に乗ったり、近くの山にでも行けたのだが。

結局午前中は溜まっていた仕事を少し片付けたり、お茶を飲んだり、また片付けごとをしたりという感じで過ごす。

昼食後、少しウトウトして、また片付けごと。このあたりで、せっかくの休日がもったいない感じが出てくる。

午後3時も過ぎた頃に、嫁サンが買い物に出かけるというので、ついていくことにした。

大して期待はしていなかったが、ポータブルスピーカーが、どんなのがあるか電器店に行ってみるつもりだった。ところが、なんと定休日。相変わらず運が悪い。

嫁サンの目的の一つ、書店に向かう。雨が降る中車から出るのは億劫だったが、それでもと思い店内に入る。文庫の棚をぶらぶらと見ていたら、面白そうな本を見つけた。サバイバル! ─人はズルなしで生きられるのか

増補 サバイバル! ─人はズルなしで生きられるのか

以前、たしか図書館で同じ人の「 狩猟サバイバル 」を借りたことがある。結構面白く読んだ記憶があるが、知り合いがちょっと酷評していたっけ。

大抵この手のジャンルは気になるのだが、釣りやツールや食料など面白そうな内容なので購入することに。文庫本は大抵中古で買ったりすることが多いのに珍しいことだ。

同じ本屋(図書館でもだが)へ行っても、まったく本にひかれない日と、スイッチが急にはいってある本ある本興味深く感じられる日がある。今日は後者のほうだったようで、同じちくま文庫の棚でも片手で数えられないほど読みたいと思える本が見つかった。さすがに今日は一冊にしておいたけれど。

その後、嫁サンがスーパーなどで買い物をしているのを待つ間、1/4ぐらいを読み進めたが、そのなかでも「ズルしないで・・・」というフレーズが響いてきた。

帰って表紙を見てみたら、副題が「人はズルなしで生きられるのか」であった・・・。ズルすればもう登れない山なんてないんだねぇ。

自分が山へ登る時も、不必要なものを極力減らせたらかっこいいと思う。まだまだ経験では補える状態ではないのだが・・・。

ここ数日、寝る前の楽しみができた。あ、また2冊手放さなくては・・・。