城平山へ登る。今日も完ソロ

晴れ。とても穏やかな天気。早朝圃場へ。かなり寒く、薄氷が張っていた。ストーブに着火。片付けや今日の作業の準備を行い、8時前に家に戻る。父親は法事に既に出発していた。

軽く朝食をとり、デスクワークをごく少し行う。片付けやつなぎなどを洗濯する。

今日は本当に穏やかで風もない。このところ毎週なので、どうかなという気もするが、こんな日に山登りをしないと後悔しそうだ。

目的地は・・・と色々算段するも、あまり標高が高いところは雪が残っている心配もあるし、できれば南斜面を登る方が暖かいかんじだ。ということで、春から行き損ねていた加茂の城平山へ向かうことに決定。Iさんが以前話していた感じでは、1時間半ぐらいかかるだろうとのこと。結構坂は急だし、少し覚悟して出かける。

昼食はどうしようかと考えたが、まず手に取ったのが味噌ラーメン。これをスープに、野菜やキノコや肉などを煮て食べてはどうかということになった。白菜とキャベツを冷蔵庫からごく少量持ち出す。スープが不足しそうなので、インスタントの味噌汁も持っていく(正解だった)。ついでに、小さな弁当箱にご飯を入れ、その上にシラスを広げ、醤油をひと掛け、さらにご飯を乗せ、その上に海苔を広げた。これでご飯系はOKだ。

途中、スーパーで、ごく少量の安売り肉と、同じく3割引になっていたなめこ、豆腐を購入。

現地到着はちょうど12時。かなり遅いが仕方がない。あらかじめ調べておいたので、登山口は比較的簡単にわかった。

城平山西側登山口。阿吾神社のちょうど裏あたりになる。奥に見えるのが城平山

この山はとてもきちんと迷わないように案内があって助かる。しかも最低限で適切だ。ありがたい。

道も階段がなく、ごく自然の山道。しかし、とても急だ。ストックがないとちょっと大変だったかもしれない。

少し寒いかもなんて思っていたがとんでもない。今日は、上はモンベルのジオラインに、同じくモンベルの長袖シャツ。その上がパーカだ。下もジオラインとロングパンツ。これでちょうどよかった。上のジオラインに重ね着するTシャツは不要だった。風がほとんどなかったせいもあるだろう。

今日はとても空が綺麗だ。木々の葉もなおさら美しく見える。

迷いやすいところはテープで行き止まり

15分ほど上がったところで、前方に城平山が見えてきた。ここから一気に上まで登らないといけない感じが伝わってくる。

少し巻いて登りたいなと思っていたら、ありがたや、北方面に巻くような横道が伸びていて、そこから尾根筋を上がるようになっていた。

尾根の突端あたりに来たら急に右折。急な坂が待ち受けていた。

尾根筋はさすがにキツイ。30分ぐらいかかるかもと覚悟して登る。

途中、開けたところで斐伊川が下に見える場所に来た。とても見晴らしが良さそうだ。

 

険しい登りは20分ほどで終わり。頂上に到着。ここが西側の山頂部分だ。

斐伊川、三瓶山、日本海

三瓶山も見えるし、日本海、北山、宍道湖までよく見える。実質、45分ほどだった。

出雲、斐川、宍道湖方面

東側の見晴場所もあるということなので行ってみる。平坦なのですぐ到着。

奥出雲方面、大山

ここからは奥出雲方面や、大山も見える。本当に天気がいい。嬉しくなってくる。

どちらで弁当を食べるかとても迷うが、比較的広いし明るい西がわの展望地に決定。

バーナーでお湯を沸かして出汁を投入。さらに野菜も入れてなめこも加える。ある程度煮えたところで肉も加え、味噌で味を整える。さらに味噌ラーメンのスープも追加。煮えごろを見計らって食べる。熱くて美味しい。

ご飯を食べながら一通り食べてラーメンを入れる。これもまたよし。満腹。

ここで今日は忘れずに持ってきたチェアリングタイム。日差しが本当に気持ちが良い。冬ならではの楽しみだ。いつの間にかうとうとしてしまう。頭上をヘリコプターが飛ぶ音で目が覚めた。

お湯を沸かしてカフェオレを飲む。少し文庫本を読んだり雲を眺めたりして随分ゆっくりしてしまう。3時を過ぎて下山開始。下りはスムーズに降りて30分ほどだった。東側の登山道もあったので、もしかしたらだれかに会うかもと思ったのだが、結局今日も誰にも会わずに登って降りた。よく考えてみたら、車を降りてから人影さえ見ることがなかった。やれやれ。

ここから温泉へ。途中、ホームセンターでラチェットレンチを買う。昨日劣化によって壊れていた。

温泉はどこか迷ったが湯村温泉へ。時間は早かったが案外客がいた。それでも静かに湯に浸かって足の疲れを癒す。

猿隠山に登る

晴れ。風もなくとても穏やかな1日。定休日でありがたい。

定休日だが、一応圃場へ向かわなくてはならず、残念。圃場ではストーブに火をつけてお湯を沸かしておく。

一旦帰り片付けなど。今日のような日に出かけないのはバチが当たる。ということで行き先を検討。ネットを見ていると昨日でも1000メートル前後の山はもう積雪。とても雪を踏みしめて歩くほど元気はないし、今日は嫁サンも同行。もう少し標高の低い山を目指すことにした。

候補としては、前々から行ってみたかった吉田町の兜山、広瀬の奥の猿隠山、大東の大日山、京羅木山あたりがあがってきた。

いろいろ検討した結果、縦走歩きが楽しめそうな猿隠山に決定。10時に出発する。

なかなか登山口の峠がわかりにくい感じだったが、ちょうど11時半に登山口に到着。天気は最高だ。

スタートから少しはロープがかけてあるような妙に急なアップダウンがあるが、植林帯を超えると、それ以降は比較的穏やかな登りくだり。

それでも額には汗が滲む。つめたい風がとても心地良い。木々も落葉樹に変わり、足元に積もった枯葉がとても気持ちがいい。

ネットや登山情報本によるとそこそこ荒れているような印象があったのだが、とんでもない。かなり広く笹が刈られていてとても快適な登山道。控えめにつけられた木々の名前のプレートも新しい。とても気分良く歩ける。

とはいえ、尾根道も周囲の木々がしっかりあるので、葉が茂っている時期は見通しがあまり良くないかもしれない。自分にとってはこのシーズンはベストだったと思いたい。もちろん、早春も悪くないと思うが。

東は大山、弓ヶ浜、美保関、枕木山、その向こうに日本海、松江市外、出雲北山まで見える

山頂に到着したのは12時20分。ここも綺麗に刈り払われていて、北西~北東の見晴らしは抜群。

少し北の方に降りていく道があり、そこを進むと大山も綺麗に見える。今日はおそらくあまりチェアリングに向いていないとおもって背の高いチェアのかわりにクレイジークリークの椅子を持ってきてしまった。とても残念だ。

それでも腰を下ろして昼食。例によってラーメンを作る。今日は嫁サンも同行しているので、おにぎりや卵焼きなどもあり、食がすすむ。

先日登った三郡山も西方面に
大山

ちょうど1時間ほど休憩して、西に向かって重装してみようということになった。

猿隠山から牛の首山までおよそ1.5km。それほどアップダウンがなければ行って帰れるのではないかと思われる。案の定、とても歩きやすい気持ちの良い稜線歩き。誰もいないのがなお気持ちが良い。汗ばむというほどでもなく、30分ちょっとで牛の首山に到着。 ここでコーヒータイムとなる。ちょうど良い。

牛首山山頂。視界はほとんどない。陰には雪が残っていた

ここから猿隠山に引き返すが、先導をつとめた嫁サンが妙にスピードをあげたため、猿隠山に到着した時はずいぶん汗をかいていた。ここで、3時過ぎ。

 

ここから登山口まではゆっくりと滑らないように歩を進める。ちょうど40分で登山口に到着。結構歩いた感じだが、疲れは少ない。

それにしても、とても良い山だった。ネットでもあまり出てこないし、それらを見てもあまり登って見る気を起こさせなかったのだが、時期を選べばかなり楽しんで歩けるように思う。本当に登山道を管理しておられる方々には感謝である。

南へ降りて、斐乃上温泉という案もあったが、結構距離がありそうで、北に降りて西進、いつもの湯村温泉を目指す。今日もとても湯の温度が快適。しかもきている人も少なめでとっても快適な風呂となった。

三郡山へ登る・亀嵩側より

曇り時々晴れ。

定休日。天気も良さそうだし、家にいても外壁塗装でうるさくてゆっくりはとてもできそうにない。
今日は嫁サンも連れて山登りとなる。珍しく8時過ぎに出発。朝食を取っていなかったので、どこかで・・・ということになり、なぜか宍道のベルに併設のサントスへ。モーニングなるものを本当に久しぶりに口にする。

その後三刀屋を経由して三成へ。スーパーで昼食を購入。その後登山口へ向かう。登山口のかなり前の獣避けゲートを開けて車ですすむ。300メートルぐらい奥が駐車場と登山口だった。車は一台もない。

三郡山亀嵩側登山口
右側(東側)の登山口から上がり、左側(西側)に降りるルートで

準備して登山スタート。ちょうど11時。案外遅くなった。嫁サンが冬苺の果実を見つける。まだ酸っぱい。

スタートからしばらくは沢筋を上がっていく。

何度も沢を超えて右岸と左岸を行ったり来たり。滑らないよう、慎重に進む。途中、先がわかりづらいところがあったが、踏み跡もあり、なんとか沢筋から逃れる。

紅葉はまずまず。

目指す三郡山の山頂がかなり先に見える。

三郡山の頂上。ずっと先のようだが案外歩いてみると・・・

一旦右側の方へ登ってそこから三郡山にむけて尾根筋を歩くような感じになるようだ。30分ほど歩いたところで一旦休憩。

休憩地付近

このさき、とてもいい感じの登山道になる。枯葉もたくさん積もっていてサクサクと気持ちが良い。


ここからは尾根まで楽しい歩みを続ける。上がったり下がったりがあるが、それほどキツくはない。周囲の木々を見ながら楽しく足を動かす感じ。

尾根に上がってからも何度か上がったり下がったりはあるが、ここもそれほどしんどくない。ちょうど1時間で奥田原への分岐点、お地蔵さんに到着。このルートはあまり使われていないようで笹が生い茂っていた。

途中ベンチもあったが、見晴らしは木々に遮られている。夏は気持ちが良いかもしれない。

1時間20分ほどで山頂に到着。少し靄がかかっていてあまり遠くは見えない。時々雲が途切れて日がさすと暖かくてとても気持ちが良い。少し風はあるようだが、あまり気にならない。ここでランチタイム。以前来た時は6月ぐらいだったが、かなり暑かったのを覚えている。今回はこの南側のルートでちょうどよかった。

普段あまり使わないが、尾西のごはん(きのこごはん)と、定番のラーメン、スーパーで買ってきた惣菜を二人で分けて食べる。昨日の夜あれほど食べたのに、お腹がすく。流石に登山はカロリーを消費するのだろう。

お腹がいっぱいになったところでチェアリングタイム。しばしうとうとする。静かでとても気持ちがいい。
ここで1時間半ほどゆっくりして2時過ぎに下山を開始。

三郡山西側の下山ルート

下山は西側のルートから。車まで戻るのに少し大変だが、せっかくなので別のルートを辿ることにした。

亀嵩方面へ下るこちらの西側のルートもとてもいい感じ。おだやかなアップダウンのある尾根歩きがしばらく続く。2箇所ほど少し急な下りがあったので、登る時は少ししんどいかもしれない。

かなり急な下り坂

30分ほど歩くと、ぐんと降って峠に到着。

三郡山西側峠桃源郷方面

桃源郷方面にいく道のようだ。


ここからは先は案外倒木が多い。といっても、通れないほどではない。雰囲気は悪くないけれど。紅葉もいい感じに色づいている。
降りはじめて1時間弱、長寿の滝という標識が現れるが、その先は笹が生い茂っていてとてもいく気にはなれなかった。


下山からほぼ1時間で西側の登山口に到着。

ここからは林道を少し歩くと民家が見えてくる。農道まで出てからは少し長く、上り坂にもなったので、獣避けゲートで荷物を下ろして歩いて車を取りに戻った。

農道付近から眺める三郡山

お疲れーということで、今日も例によって温泉に。湯村温泉のお湯が本当に心地良い湯加減。いつまでもつかっていたい気分だった。

船上山に登る

曇り時々晴れのち雨。

早朝圃場で発送準備など。今日は定休日なので、紅葉でもみに行きたいところだ。と思うのだが、天気が今ひとつよろしくない。天気予報を見ても午後からは下り坂。

どうやら東へ行くほど天気が崩れてくるのが遅いようなので、東へ向かうことにする。本当は目的地も昨日のうちに決めておくべきだったのだが(食料は先週の反省からきちんと用意ができた)、天気次第で行く先が変わるのはいたしかたない。昨夜の考えでは、猿隠山や、紅葉の吉田毛無山も候補の一つだったが、猿隠山は近日のレポートを見るとあまりいい感じではない。落葉してからが良さそうだ。吉田毛無山は一度登っているので・・・。ということで除外。東方面は、本命が蒜山の皆ヶ山。そして琴浦町の船上山。この二つに絞って東へ向かう。

途中、安来の道の駅で休憩。ここで、皆ヶ山に目的地を決定する。ところが、米子道に入ったころから急に風が強くなる。確かに強風注意報は出ているようだが、枯葉が舞うというレベルを超えて、台風の時のように吹っ飛んでいく。大丈夫かなと思いつつ大山を見ると黒い雲に覆われている。昨日はかなりいい天気だったようだが。さらに南へ向かうと少し空は明るくなるが、県境付近では道路が濡れていた。蒜山のインターを降りると、皆ヶ山も黒い雲に・・・。Iさんなどのレベルだと、「雨の山もいいもんだ」とおっしゃるが、雨の中弁当を食べる気にはなれない。しかもやはり風は峠を超えても収まる気配はない。

ついでのこと、先週勧められた高清水トレイルまで・・とかいう考えも浮かぶが、ここから相当時間もかかりそう。それでもと思ってさらに先へ進むと蒜山三座の下蒜山は雲もなく、綺麗に姿を見せている。下蒜山も登ったことがないので、「これはいいぞ」と登山口に向かう。登山口でもものすごい風。駐車場には一台だけ。ネットを見ると、途中から見晴らしのいい尾根歩きが楽しめるとある。ということは、このとんでもない風に吹かれっぱなし・・・。それは叶わないと、看板だけ撮影しておく。この時点で10時。

諦めて帰ろうか・・・と思いつつも、ここから峠を超えて少し戻れば船上山。とりあえず向かってみることにした。少し道に迷ったりして、船上山登山口に着いたのが11時半。なんか早く出たのにいつもどおりだ・・・。しかもここも蒜山に負けず劣らずすごい風。止めておいた車が揺れる始末。

ちょうど下山してきた高齢のご夫婦に、「大丈夫でしたか?」と訊ねたら、途中吹きっさらしのところがあって帽子が飛ばされたが大丈夫だったとのこと。更にもう一台車も止まっているので、登ってみることにした。予定していたルートは、西へ森林鉄道の軌跡を辿っていき、西坂登山道から上がっていくというルートなので風も上がる間は弱いだろうとふんだ。

出発してすぐに、森林鉄道の軌跡をたどるルートに出る。

枕木などでも残っているのかと思ったら全くそういう感じはない。おそらく敷設されていたと思われる石はたくさん残っている。少し歩きにくいが。それでも、雰囲気はとてもいい感じ。

北側斜面だからか、紅葉はあまり期待できなかった。スタートしたところは少し熊笹に覆われていたが、途中からははっきりとした道になる。ちょうど山がわが自然林、谷がわが植林の道だ。道から山の上の方を眺めるとまずまずの紅葉具合。森林鉄道時代を思わせる石積みだけははっきりと残っていた。

おおよそ30分ほど、ほぼ平坦な道を気楽に歩き続けて、西坂登山道に到着。軌跡はまだ先に続いていた。

軌道跡は先に続く

ここからはそれなりの斜面の登山道となる。

それでも自然林の中を上がっていくのは楽しい。汗もかいてきた。風もそこそこ吹くのでものすごく暑いというわけではないが、11月にしては気温も高い方だろう。 途中キノコがたくさん生えていたが、幸か不幸か種類はわからない。

それなりに汗をかきつつ、おおよそ30分ほどで頂上の神社に到着。スタートからほぼ1時間。いい感じである。

この神社の左奥に甲が山などに続く大山縦走路が続いている。いつかは辿ってみたいものだ。

頂上付近は流石にすごい風。笹原と木々が強い風で揺れると、まるで地面が揺れているかのような錯覚を覚える。または海の上で波に揺られているかのようだ。

ゆっくりと紅葉を眺める余裕もない。食事ができるだろうかとおもいつつ、少し下の広場を目指す。1箇所、周囲の木々が軒並み枯れているところがあった。

比較的なだらかな山道を下ること10分少しで広場が現れた。写真で見たのと同じなのだが、刈り払われているとはいえ、笹が多い。座って食事をしようにもばしょがなかなか定まらない。それでも一本の木の根元に腰を下ろし、弁当を開け、ラーメンを茹でる。アウトドアでは初めての味噌ラーメンがとても美味しい。次回も味噌ラーメンにしよう。食事をして木に体をもたせかけ、うとうと。風は強いが、それほど寒くない。しばらくまどろんだあと、カフェオレを入れて飲む。このとき、上の方から二人の登山者が降りてきた。甲ケ山からだろうか・・・こんな風の日に!驚くばかり。

風が強くて椅子を出す気分にはなれなかったが、1時間ほどここに滞在し、下山を開始。

東坂登山道はとても整備されていた

途中、最初に話に聞いた吹きっ晒しのところを通過。確かにすごい風だ。30分ほどで駐車場に到着。まだ眠く、車内を片付けてしばらく横になる。

その後、温泉へ向かう。久しぶりの白鳳の湯。少しシステムが変わっていた。まだ4時だったのでゆっくりと湯に浸かる。

帰ったら6時だった。

夜は予報通り雨となった。