シジミがアワビに

いつからだろうか、就寝中のエアコンが苦手だ。型が古いこともあるようだが、動作音が大きくて、寝ている時も音が気になって時々目がさめる。そうでなくても夏の間は熟睡できない。

今朝も4時には目がさめた。こうなるとまた寝ることはほぼ不可能なので、そのまま起き出して5時前には圃場に向かう。途中の道路の温度計も26度を示していた。今日も変わらず夏空が広がる。

7時半ごろまでビニールハウスの改造など。その後朝食に戻り、土曜日のミーティング。9時半過ぎまで。再度圃場へ行き、朝の続きをするが、とてもとても暑くてビニールハウスの組み立てなどは満足に進まなかった。それでも昼まで細々とした作業を行う。

スタッフのI氏は松江市民レガッタに参加するという。真昼間のスタート。80に近いメンバーらしいが大丈夫だろうか。川の上はまだすずしいというが、狂気の沙汰のように思われる。

アワビ

帰ってみるとスタッフのNさんからこのあいだのお礼と、サザエとアワビが届いていた。このあいだのお礼とはカワシジミである。店頭に置いているメダカの水槽にカワシジミをいれているのだが、これでほとんど水換えなしでも水は透明のまま。

メダカ水槽
底にカワシジミが潜っていて、水を浄化してくれている

藻などで水が濁るのが気になっていたNさん、カワシジミを所望していらしたので、先日圃場の脇の溝で集めてお渡ししたところ、お礼がこれである。

シジミのお礼がアワビとは、わらしべ長者状態。じつは今シーズン、なんやかんやで、アワビをいただくのも3度目。今回はNさんのところでしているという「アワビご飯」にしてみようと思う。ご主人が漁師さんなのでできる芸当だ。

午後、出雲からウクレレのレッスンの件でMさんご来店。リナリナさんのレッスンの時にお会いしたのだが、初心者レッスンご希望ということで、近々店頭で開催したいと思っていたので声をかけていたのだ。今月後半には是非企画したいところ。

花火大会
花火大会の朝はこんな状態なんだと初めて知った。

今日から水郷祭。先日久しぶりに会ったJ君は、すでに花火大会の席を確保したという。湖岸の一等席だ。そのうえ、お誘いまでしていただいて感謝感謝。ただ、なかなか予定がわからないので、涙を飲んで辞退させていただいた。若いというのは勢いがあって羨ましい。

1年で克服した恐怖

うんざりするほど続く猛暑。今日ももちろん晴天。特に空のブルーが濃い感じだった。

早朝、圃場での最低気温は21.5度。日が短くなりつつある分、最低気温が下がりやすくなっていると、すがるような気持ちで信じたい。

コリアンダー収穫
コリアンダー(パクチー)の種子。次の苗を作るためと、一部はスパイスとして(粒胡椒とブレンドすると美味しい)

午前中は圃場作業、ずいぶん前に収穫したコリアンダーの種子を選別したり、草刈り、畑の手入れ、ビニールハウスの改造など、するべきこと山積み。朝食を挟んで5時前からバタバタしていたので、さすがにお昼時には燃料が尽きた。

午後はデスクワーク。夕方若干買い物に出かける。ポンプのスペアパーツなど。日が沈むと風があり、少し涼しい感じがした。

さて、昨日の夜のひうたさんのウクレレジカン「弾き語り編」、備忘録としてまとめておきたい。

テーマ曲はTHE BOOMの「風になりたい」からスタート。新しいコードがたくさん出てきた。押さえるのは難しくはないが、覚えるのがとても難しい。楽譜がスタンプだらけになってしまった。しかも目もあっち行ったりこっち行ったり。老化防止にはとても良い。

全然うまくいかなくてもひうたさんは「できてます、できてます」と言ってくれるので心強い。とにかくこの曲はコードを覚えることに尽きた。次回は裏打ちも習えそうなので楽しみだ。

風になりたい

続いて、新しいコードにヘトヘトになった我々のためなのか、「アロハ・オエ」。C,F,G7の超基本的コード3つだけ。安堵の極み。あまりにスタンダードすぎて、どちらかといえば避けていたのだが、調べてみるとなかなか深い曲であった。


最後は「デイ・ドリーム・ビリーバー」。若い人なら、セブンイレブンを思い浮かべるだろうし、我々なら清志郎だろう。なので知らなかったがモンキーズが原曲とか。そもそもそんなに好きな曲ではなかったが、弾いてみるとこれがなかなか良い曲、うまく弾けるように慣れると楽しいだろう。サビの前のきめのフレーズもうまく弾けると気持ちよさそうだ。

昨年の今頃から参加し始めたウクレレのレッスン。どうやらこうやら1年続いたし、平穏無事ならまだまだこの調子で続けられそうだ。亀のようなゆっくりとした歩みではあるが、この歳で少しずつ上達していることを感じられるのがなんとも嬉しいところだ。

また、楽譜に対して(TAB譜限定だけれど)、少なくとも恐怖感がなくなったのはとても大きいのではないかと思っている。1年前の自分が見たらきっとびっくりすることだろう。

何れにしても、支えてくださった先生方、そして一緒に学んでいる方々にも感謝である。

台風対策とコロンブスの卵

朝は晴れ。台風12号の接近ということで、台風対策を行う。キュウリとシシトウもまだ小さい実も収穫してしまう。

自家用のバジルがだいぶほったらかしだったので、いい機会なのでバッサリ剪定。雨が降って新芽が伸びてくれるのを願う。

かなり古い葉が傷んでいたので思い切り剪定を

午前中は飛びそうなものを片付けたり、振られそうな株に支柱で補強する。

夕方は開けっ放しにしておいた上のビニールハウスをビニールで再度閉じる作業。前後で30分ほどで完了。それでも汗びっしょりになった。

今日の終わりは、月に一度のウクレレソロのレッスン。レッスン前には例によって千鳥湯で汗を流すことに。更にその前に、図書館に行こうとしたが、寸前に土曜日は17時で閉館ということに気がついた。

出ようとしたところで、Kちゃんがバイクの故障で業者を待たせて欲しいと来店。続いて出雲のKさんも来店。

千鳥湯は外に風鈴が下げられていて、熱い湯船ながら涼しさを感じた。

今日は比較的ゆっくりしたので、ギリギリになったかと思いきや、出てみるとまだレッスン会場には誰も来ていない。先生も遅れて到着。

今日のレッスンテーマはカントリー・ロード。カントリー・ロード

コード引きなら、初心者レッスンで経験があるし、曲もわりと知っている方なので今日は楽かと思っていたら大間違い。とてもとても。カントリーロードのように果てしない道のりだった。

 

それでも、ハンマリングやプリングなどいろいろなテクニックを教えてもらった。

なかでも、先日から練習しているJe Te Veuxのなかでどう弾いたらいいかわからなくて困っていたのと同じパターンが出てきてこれ幸いと、教えてもらった。言われてみればなあんだ、とコロンブスの卵のようなことだったのだが。

たとえば、この3-4-0となっているところ、実際に引く時は、0→4→3と弾き下ろしていくのだが、どうしてもその次の1弦めにも指が当たって音がなってしまう。いままで、必死で1弦目を弾かないようにしたり、2,3,4弦目を親指、人差し指、中指で弾こうとしてみたりもするのだが、綺麗な音がでない。

結局のところ、0→4→3と弾き下ろしたあと、1弦目で指を止めれば1弦目は鳴らなかったのだ。ああ、なぜこんなことに気がつかなかったのだろう。後で考えるとおかしい。

ついでに、弦から指を離した時に、不必要な音が出てしまう時についても、斜めに弦から指を離せばいいということを教えてもらった。これもいつも気になっていたのでとても助かった。

今日習った曲自体は、後半のリズムが難しかったりと、さっぱりだったのだが、得たものはとても大きい感じで満足感がとてもたかかった。

楽しいひと時とひきかえならば

朝は雨が一旦上がる。昨夜のプチ同窓会は、今日のことを考えて時間こそ早めに切り上げることができたが、酒量はそれなりに。朝少し頭に残っている感じがぬぐえないまま圃場に出かけて出荷などの準備。

朝食に戻ってシャワーを浴び、LinaLinaさんの動画をもう一度見て、ワークショップへ出かける。WaterWorksさんが会場なので近くてよろしい。また雨が激しく降り出した。

LinaLina

もう既に何人も参加者の方が集合していた。ウクレレのレッスンで一緒のWさん、米子の岡本工房さんもいらっしゃる。LinaLinaさんも準備中。もちろん、マイトリーのお二人も。遠くは出雲や大田からの参加者も!

レッスンは経験者向けということだったので、いきなり曲に入ると思いきや、ドレミの練習から。といってもただドレミを弾くだけでなく、指をフレット上でずらしながら弾くという練習。いろいろ意味がありそうで奥が深い。そもそも、いままでのレッスンではこういう練習をきちんとしたことがないので新鮮(欲しているわけじゃないけど)。普段時々練習しておくときっといいのだろうけれどきっとできないだろう。

続いてミニテスト。キッズ用のテスト用紙が配られる。全体を通して、「はいはーい、はじめますよ〜」って感じで、小学校の授業を受けているみたいだ。受講者もざわざわしていたり、小学2年生の教室のようだ。

その後、槇原敬之やサザンの曲をテーマにレッスンは続く。「サンドストローク」という初めて聞くストロークを習うが上手くいかない。

最後にワルツのストローク、ロールストローク、三連符ストロークを習い、LinaLinaさんの「毎日が明日」を演奏して終わる。動画で練習しておいてよかった。ただ一つ心残りは、ボサノバストロークを教えてもらえなかったこと。次回には是非!とリクエストしておいた。リクエストしたからには練習しなくては。

もちろん今日は仕事の途中なので、一旦事務所に戻る。片付けられる仕事だけ片付けて、とんぼ返り。午後はライブだ。

ライブへの参加者もぞくぞく集まっていた。ウクレレメンバーで固まっておしゃべりしているうちにライブは始まった。

マイトリー

まずはマイトリー。座って聴くライブは2回目だ。知っている曲ばかりなので聞いていて楽しい。ひうたさんは、ギターを弾きながらハーモニカも吹く。人間の脳ってすごいなとおもう。前回はもりさやさんのバックで弾いていた「リビングワールド」、客席から聴くのもまたいいものだ。

休憩を挟んでLinaLinaさんのライブ。LinaLinaさんのオリジナル曲を中心にハワイアンや歌謡曲、スタンダードソングなど。午前のレッスンでは出てこなかったウクレレの演奏がすごい。声も素敵だが、演奏も上手で感心するばかり。少し前に習ったハワイアンの「カイナマヒラ」も演奏される。動画を撮ることを忘れていた。迂闊である。隣に座っておられた大田のTさんが撮影しておられたのであとで転送してもらった。これぐらい弾けるようになったら気持ちいいだろうなぁ。

リナリナ
パイナップル型ウクレレはやっぱりかわいい

そうそう、ボサノバの「イパネマの娘」も演奏された。やっぱり良い。

ライブはあっという間に終盤。最後にマイトリーのお二人とワークショップ参加者も一緒に「オーシャンゼリゼ」と「毎日が明日」を弾き語り。

リナリナ、マイトリー

楽器を持ってきて一緒に演奏するライブって画期的だ。これは理屈抜きで楽しい。「毎日が明日」、練習しておいてよかった。練習してなかったら歌えなかった。

帰ったらもちろん仕事が山積みだったが、今日の楽しいひと時とひきかえならば喜んで。

 

今日で怒涛の6月も終わり。終わり良ければすべて良しである。