おじいちゃんと呼ばれて

晴れ。少し風は冷たいが、バタバタ仕事していると涼しく感じられてちょうど良いぐらい。お昼前にはTシャツ一枚になって作業をしても気持ち良いぐらいだった。

朝方ビニールハウスの中で植え替え作業をしていたら、近所のお孫さんだろうか、三輪車に乗っておばあちゃんと散歩する姿が見えた。

向こうも、ビニールハウスの中に誰かいるのに気がついたのだろう、かわいらしい声で

「おじいちゃ~ん」

と呼びかけてくるので、

「は~い」

と返事をした。

おばあちゃんは、「これ!『おじちゃん』でしょう!」とお孫さんを注意して会釈されたが、決して悪い気はしなかった。

ちょうど顔がビニールで見えにくかったこともあるのだろうが、パパよりも年上の人ならおじいちゃんと呼ばれても仕方がない。

さすがに面と向かって言われたらちょっとショックかもしれないけれど。

ま、昔から老け顔だったし、今はそう呼ばれる日を待ち望んでいることもあり、なぜか妙な嬉しささえ感じてしまった。

その点Facebookの友人(特に名を秘す)は、すごい。孫と一緒に過ごしている姿をよくポストしておられるが、その時の顔は本当に「良きおじいちゃん」である。ところが、若い女性と一緒に写っている写真はまったく別物。決して意識して顔を作っていらっしゃるとは思えないが、毎回「すごいなあ・・・」と感心するばかりである。

僕の場合は、容貌については諦めていても、せめて中身の老化は防ぎたい。

ウクレレを始めたきっかけもその点が大きい。

両手(特に左手は普段ありえない動きをさせられる)をよく使い、時には歌を歌い、耳も刺激する。ま、老眼が気になるお年頃で、譜面を見るのがちょっと辛いのだが。

ウクレレ
先日からちょっと弾き始めた亜麻色の髪の乙女に出てくる押さえ方。まだすぐには押さえられない・・・

なんにしても新しいものに挑戦し、この年でもなにか上達することを実感できるのは少なくとも精神的にとても良いことだと思う。

ウクレレも昨年8月からスタートして8ヶ月がたつ。なんとか長く続けられる趣味となりそうだ。本ブログも歩みを揃えて続けていきたい。

地震の夜は明けて

今朝がたの地震。この辺りでは珍しく、しかも深夜だったので非常に驚いた。しばらくは眠れなかった。

夜があけて、お客様からもたくさんお見舞いのメッセージを頂いたが、おかげさまでこのあたりはほとんど被害はなかった模様。大田周辺の友人、知人の方々が心配だが、なかなかこちらから安否の連絡はとりにくい。FBなどで元気な姿を報告してくれるのを待ちたい。ご無事なことを願っています。

さて、今日はあちこちへ行ったり来たり。

子供の進学のお祝いを頂いたお礼に出雲の祖父母を連れて温泉とお食事に。本人は不在なのだが、LINEで孫の元気な姿を見てもらえた。

ご本人たちのリクエストで、佐田町の須佐温泉 ゆかり館へ。あとで考えてみると地震の被害が大きかった三瓶山周辺とも10キロ前後しか離れていない。ただ、温泉は普通に営業していたし、お客さんは少なかったがぼちぼち来ていた。レストランが臨時休業していたのは地震の影響だったかも。隣の市だし、地域的には隣接しているから影響も大きかったのかもしれない。

レストランが開いていなかったので急遽予定を変更して多伎町方面へ向かい、食事。

そのあと、海沿いの珈琲店蒼へ。いつも飲んでいる豆と同じ豆なのにやはり一味違って美味しい。

珈琲店蒼
珈琲店蒼・もうちょっと近かったらなあ・・・

今日は連れもいたのでゆっくり海を眺めるという感じではなかったが、いい香りを楽しめた。海はここ数日の強風にもかかわらず案外穏やかだった。

夜8時に帰着。今夜は余震などありませんように。

アスパラ、顔を出す

今日も風が強く、肌寒い1日。朝、店頭の大きなコニファーの鉢が風で横倒しになっていた。

腰に貼ったホッカイロがしみじみありがたく感じる。まあ、4月もまだ上旬だしなあ。

それでも、畑の畝でアスパラが新芽が顔を出していた。寒さには強いので今年の寒さでも問題は無かろうと思っていたが、4月に入っても全く音沙汰がなかったのでちょっと気になっていたのだ。

アスパラガス

これからはきっと次々と出てくるだろう。むしろ、小さくて柔らかいうちにきちんと収穫できるかどうかが問題。毎年伸びすぎて硬くなってしまったのを見つけてガッカリ・・・というのを繰り返している。今年はしっかり収穫せねば。

そういえば、初めてアスパラガスを口にしたのは学生の頃だった。まだ食わず嫌いが強くて、「ガス」と言うだけでなんか臭いような感じがして進んでは食べなかった。そもそも今ほど流通もしていなかったし、我が家にアスパラを食べる文化もなかったのだろう。

ところが大学の時、北海道の友人のところに行って食べたのがきっかけで好きになった。

畑の横ではネモフィラ・スノーストームが開花していた。もちろん、植えたりはしないので零れ種。しかし、昨年も、その前も確か植えた覚えはない。その前ぐらいの年は苗を育てていたので、その頃から毎年世代交代を続けていたのだろう。短命な一年草だが、命の強さというかしぶとさには驚くばかり。

ネモフィラ

もともと一年草の苗作りはあまり得意ではないが、こんなにいい感じに苗を育てられたことはない。ここでもやはり自然の力には勝てないと思わせられる。

時間は許せても

朝から雨。そのうえ、気温も低い。山間部では雪も舞ったようだ。昨日のネットの天気予報では曇りのち晴れなんてでていたので、すっかり予定が狂う。

天気予報のあまりの適当さに機嫌も悪くなる。

「もしかして無料の天気予報はわざと精度を下げて有料サービスに移行させようとしてるのでは?」

とか、

「運営側は『こんな地方都市の天気予報なんて大して見ていないから適当でいいや』と思ってるのか」

と勘ぐってしまうぐらいだ。無料のものに文句を言っちゃいけないんだけどね。

さて、2月の終わりに作業用のバンからカーオーディオを取り外して、以来そのままである。

車本体には時計が付いておらず、純正でもカーオーディオのパネルに表示される時計が標準?の時計なのでカーオーディオを外してしまったら時計不在の状態。

結局そのままひと月以上過ぎてしまった。

普段、腕時計はつけない。この仕事を初めてしばらくはつけていたが、仕事柄ベルトが汗臭くなったり、泥が時計についてしまうのもいやで腕時計は以来つけなくなった。ちょうど携帯を持ち始めたこともあったのだろう。それに普段どこにでも時計がある。作業中もラジオの音でおおよその時間がわかるし、松江ではお昼になると丁寧に災害通報用のスピーカーから音楽まで流してくれる。

ということで、運転中、時計を見ることはなくなった。本当に気になるなら腰からスマホを取り出せばいいが、そこまでして時間が気になるような仕事や生活でもない。

車の移動は大抵10分程度だし、待ち合わせるような用事もそれほど多くない。

性格的に人を待たせたりするのが嫌いなので、時間が気になると運転中、注意がそがれるほうだ。チラチラ時計ばかり気にして危険このうえない。運転しながら時間を見てもイライラするばかりで速く着けるわけでもないし。

そういう意味でも案外車に時計がないのは悪くないのではと思えるようになった。

なので、しばらくこのままで行こうかと思っている。

といった状況ですので、車で待ち合わせる約束をした時は、少し遅れても許してください。その代わり、相手の方が遅れてももちろん怒りませんので。

時間は許せても、天気予報は許せない自分。少し問題有りかね。