春のお山で

ムラサキケマン

薄曇り、時々日が差すと暖かい一日。

お昼前から出雲にあるの嫁サンの実家の山へ出かける。松江の圃場で生育が思わしくない親木のテスト栽培をしているのだが、半ば放置状態なので草刈りを兼ねて様子を見に行く。

山の入り口ではキランソウが所々で花を咲かせていた。

キランソウ

藪の下ではムラサキケマンが鮮やか。

ムラサキケマン以前、同族のブルーの花のものを栽培していたが、結構難しかった。色が違う別の花とはいえ、そっくりのものがあちこちにあるとちょっと悔しい。

ワラビ
ワラビ採り放題

現地に着くと、ちょうどワラビがいい具合に茎を伸ばしていた。もともと好物なので、仕事は一旦脇に置いておき、ワラビの収穫を始める。よく見ると所々、先っぽがなくなったワラビがある。どうやらシカに食べられたようだ。

20分ほどで買い物袋に半分ぐらいたまった。ちょっと欲張りすぎたようだ。ついつい夢中になって取り過ぎてしまう。まだまだ卑しい。

ゼンマイ

ゼンマイも顔を覗かせていた。じつはこちらの方が好物だが、数は少なかった。

この山では毎年4月10日すぎぐらいがワラビ採りにいいと、以前耳にしたことがある。覚えておいて、来年もまた来よう。

イノシシ被害
イノシシ被害、カヤも根こそぎ掘り倒していた・・・

肝心のテスト栽培をしているすぐ脇ではイノシシ(おそらく)が地面に大きく穴を開けていた。テスト栽培に被害が及ばないと良いのだが。

春の気持ちの良い天気の中、ゆっくりしたかったが、そんな余裕もなく、昼食後すぐに松江に戻った。

ワラビは親戚やスタッフにわけたら、ちょうど我が家で食べるのに十分な量となった。めでたしめでたし。