今日もとても良い天気だった。ビニールハウスの中は無論暑いのだが、外へ出て木陰に入るととても爽やかだ。それでも草刈りなどをしたら、しっかり汗をかいてしまった。
時期的に繁忙期の真っ只中なので、出荷と出荷準備、通販のやりとりでほぼ1日の大半が終わってしまう。片付けや草刈りなど、しておかないと後で困るような仕事も優先的に行うと、育苗や挿し木、種まきなどの生産にはほとんど手をかけることができない。
ところが人間というものはわがままなもので、ルーティンワークばかりしていると何かクリエイティブなことをしたくなるようだ。
畑仕事しかり、庭仕事しかり。いずれも時々は行っているが、ここ一月は納得がいくまでできていなかった。
そこで今日は午後集中して仕事を片付け、クリエイティブな作業に手をつける。
少し前から試してみたかった片屋根の苗台である。ビニールハウスではどうしても夏、熱気がこもってしまうため、ほぼ屋外で雨よけだけという環境を作りたかったのである。
台風の時などは、まあその時はその時だ。今回は試験的にごく小さいものを作って、うまくいくようなら大きなものをきちんと作ろうと思っている。
場所にも悩んだ末、一番端のビニールハウスの横に。材料は、壊れたビニールハウスのパーツがいくらでもある。
設計も頭の中で浮かんだものを、メモ用紙の裏に手書きで。
あとは実際に作りながら変更していけば良い。もちろん寸法も結構適当。レベルも取らず、目で確認。スピードと勢いが命だ。クリエイティブだなぁ(笑)。
少し暗くなり始める頃から取り掛かったが、30分ほどでおおよそのものができた。ビニールでサイズが適当なものがなく、つぎはぎになってしまったが、まあいいだろう。
早速、挿し木苗をポット上げして並べる。同様のものをあわせて通常の育苗用ビニールハウスに並べておく。成育にどのような差が出るか楽しみだ。クリエイティブ欠乏症も一旦は満たされたようだ。
毎日圃場へ出かける楽しみが一つ増えた。