釘袋

快晴。真夏の日差しが照りつけ、予報通り、とても暑い日となった。朝、普段通り(6時前)よりも早く、5時にはビニールハウスで作業開始。面倒な作業やしんどい作業は直射日光が当たらないうちに限る。

普段の作業は腰につけたハサミ入れぐらいで十分なのだが、工作系のことをしたり、現在取り掛かっているビニールハウスの改造など、いろいろな道具やパーツを使う時には釘袋が欠かせない。

今まで使ってきた釘袋もずいぶん穴が空いたし、へたれてきたので新調することにした。手荒にも使ったが、修理に次ぐ修理もしたし、それなりに手入れもしてきた。それでも20年使えばいいほうだろう。

ずいぶん前からホームセンターなどで探していたが、ツールを入れる箇所がものすごくたくさんあるものがほとんどだし、そもそも革でできたものがなかなかないので、今回はネットで購入。送料を入れても2000円ほどだった。

釘袋

しかし、20年使うとこれほどヘロヘロになるとは・・ふだんあまり気にならなかったが並べてみるとすごい。今回は、ごくごくシンプルにポケットが一つのものに。今まで使ってきたものも、シンプルだが、それでもポケットが3つもあった。3ボタンマウスと1ボタンマウスみたいなものか、ちょっと違うか。

ポケットが3つしかなくても(主に使うのは2つだったが)、どっちに入れたかな・・・と迷うことがよくあった。これからは迷わなくていい。10箇所以上もポケットがあるような釘袋を使う人を尊敬しなくてはいけない。

腰ベルト
腰ベルトを交換して作業開始!古いのも、妙に愛着があってすぐには捨てられなかった

それにしてもアメリカ製はパッケージも荒い。たぶん、陳列用のフックに掛ける為のプラスチックなのだろうが、これがかなり大きなホチキスでとめてあって、取り外すと大穴が空いた。うるさい人が多い日本ではまず考えられないことだろう。

釘袋

夕方、暗くなるまで釘袋を腰につけてビニールハウスの改造作業。結構くたびれた。

ハウス補修

暑く、歴史的な午後

早朝、曇っているように見え、案外今日はしのぎやすいかも・・・と思っていたら霧だった。全くの無風状態。それが7時頃にさっと風が吹いたら一気に夏空が広がり容赦ない太陽の光が降り注ぎ始めた。

もちろん、午前中から気温上昇。覚悟はしていたとはいえ、相当にこたえる。他の地域の猛烈な気温についてラジオで耳にすると、それでもまだましかと思えるのだが。

ホワイトヘリオトロープいつもはその甘さにトロンとなるホワイトヘリオトロープの香りも、こう暑いと鬱陶しいぐらいだ。

暑いためか、妙に怒りっぽくなっている人が多い。

いつも行くセルフのガソリンスタンド。携行缶にガソリンを注いでいたら、猛烈な勢いで注意された。もちろん、「携行缶への給油はスタンドのスタッフが行います」と表記してあるし、そういう決まりなのもわかっている。

だが、以前、給油をお願いしたら、手がふさがっていたのか「自分でやってください」と言ったのはあなたではなかったか?首尾一貫してもらいたいものだ。手間を取らせないようにとこちらが気を使ったのに文句を言われてしまっては・・・。

暑さで強引な運転をしたり、無理やりに間に入ってくる車も今日はよく見かけた。自分も気をつけねば。

午後はさらに気温は上がってきた。珈琲店蒼のもとマスターのOさんが、荒神谷遺跡の博物館で出張珈琲店をされるというので出かける予定になっていた。ついでにということで嫁サンの斐川・出雲方面の親戚に中元を届けることに。1件目はご不在だったが近くの事務所が開いていたので顔を出すが、だれもいらっしゃらず、仕方なく入り口に置いておく。

2件目は御在宅で少し世間話をして失礼する。荒神谷へとむかったのだが、なんとOさん、急に都合がはいり、早めに閉店してしまったという。このために、午後のコーヒーは我慢していたというのに・・・。荒神谷博物館もゆっくり見たかったのだが叶わず、残念。古代蓮の時期も過ぎてはいるが、時間があれば散歩ぐらいはしたかった。池の周りはこの暑さでも少しは涼感が得られただろうに。

仕方なく、松江にもどり、市内のお客様からお庭について相談を受けていたので顔を出す。こちらの御宅の裏には「雑賀の大溝」というものがあるのだが、長年松江に住んでいても全く知らなかった。この付近には足軽屋敷があり、雑賀衆といわれる鉄砲隊が住んでいたとのこと。雨が降って火薬が湿ると大変なので溝を掘ったとか。なるほどという感じだ。

歴史には疎いほうだが、なにやらちょっとだけ歴史にゆかりのある午後となった。

困った愛着

やや曇り気味の1日。暑くなるかと思ったが、風がある程度吹いていたのでまだ過ごしやすい方だったかもしれない。天気予報では明日から極めて気温が高くなると言っている。

早朝、4時前に目が醒める。少し早すぎるが、寝不足気味という感じはないのでそのまま起き出す。

朝のデスクワークも早く終わったので、6時前にはビニールハウスに到着。昨日から行っている苗の片付けと移動の続きをする。

今朝もキュウリが結構収穫できた。7時過ぎに一度帰宅して発送の準備など。朝食後もう一度ビニールハウスに。草取りや種子の収穫など。

タイワンニンジンボク

タイワンニンジンボクの花が咲き始めた。夏に薄い紫の花で涼しそうでよい。

午後は発送とデスクワークに追われる。夕方、もう一度ビニールハウスに向かおうと思うが、時間的に少ないので、先日ほつれてしまった携帯ケースの修理を行う。

携帯ケース
Pfitは優れた筆記具だ。もう販売終了なのが惜しい。

自作の携帯ケースについているペンホルダー部分の糸がほつれてしまった。ガラケーもそろそろやめようと思っているのだが、ペンホルダーは手放せない。変な話だが。

携帯ケース2
修理中

そもそもこうやって補修しているとなおさら愛着が出てきてしまう。困ったものだ。

携帯ケース
修理完了。保革油も塗っておくといいが。泥と汗と手垢ですごい色だ。

死神たちの相談

曇りのち晴れ。暑くなりそうな感じだったが午前中から午後はじめは雲が広がり、日差しの暑さは少し和らぐ。蒸し暑さはそれなりだが、まだ過ごしやすい。

日差しが弱いので午前中はハウスの中の苗の整理の続き。だいぶ進んだが、明日ぐらいまではかかりそうだ。圧縮して少しでも水やりの無駄がないようにせねば。今年も渇水になるかどうかまだわからないし、3連休あたりはずいぶん暑くなりそうだし。

午後は発送が多く、デスクワークもそこそこに発送メンバーに加わる。3人でかなり集中して梱包作業。なんとか集荷に間に合う。

作業後のお茶ではアイスクリームが体にしみる。

ブラインド

日が傾いてくると、店の西側のブラインドにホップの影が映ってとてもいい感じになる。ビールが飲みたくなって困るのだが。

夕方保険の外交の方がいらして、僕の保険のことについて嫁サンと相談。自分が死んだり病気になったときのことを話しているのを聞くのはあまり気分が良いものではない。個人的には保険は命や健康にお金を賭けるギャンブルだと思っているので、まして、その命や健康が自分自身のものだと思うと進んで賭ける気にはならない。

こんなときなぜか思い浮かぶのが落語の「死神」のサゲ。いろいろなパターンがあるようだけど、くしゃみで終わるのが好みだ。くしゃみで命が終われば楽に違いないが。ああ、そうか、今日は死神たちの相談だったんだ。