暑く、歴史的な午後

早朝、曇っているように見え、案外今日はしのぎやすいかも・・・と思っていたら霧だった。全くの無風状態。それが7時頃にさっと風が吹いたら一気に夏空が広がり容赦ない太陽の光が降り注ぎ始めた。

もちろん、午前中から気温上昇。覚悟はしていたとはいえ、相当にこたえる。他の地域の猛烈な気温についてラジオで耳にすると、それでもまだましかと思えるのだが。

ホワイトヘリオトロープいつもはその甘さにトロンとなるホワイトヘリオトロープの香りも、こう暑いと鬱陶しいぐらいだ。

暑いためか、妙に怒りっぽくなっている人が多い。

いつも行くセルフのガソリンスタンド。携行缶にガソリンを注いでいたら、猛烈な勢いで注意された。もちろん、「携行缶への給油はスタンドのスタッフが行います」と表記してあるし、そういう決まりなのもわかっている。

だが、以前、給油をお願いしたら、手がふさがっていたのか「自分でやってください」と言ったのはあなたではなかったか?首尾一貫してもらいたいものだ。手間を取らせないようにとこちらが気を使ったのに文句を言われてしまっては・・・。

暑さで強引な運転をしたり、無理やりに間に入ってくる車も今日はよく見かけた。自分も気をつけねば。

午後はさらに気温は上がってきた。珈琲店蒼のもとマスターのOさんが、荒神谷遺跡の博物館で出張珈琲店をされるというので出かける予定になっていた。ついでにということで嫁サンの斐川・出雲方面の親戚に中元を届けることに。1件目はご不在だったが近くの事務所が開いていたので顔を出すが、だれもいらっしゃらず、仕方なく入り口に置いておく。

2件目は御在宅で少し世間話をして失礼する。荒神谷へとむかったのだが、なんとOさん、急に都合がはいり、早めに閉店してしまったという。このために、午後のコーヒーは我慢していたというのに・・・。荒神谷博物館もゆっくり見たかったのだが叶わず、残念。古代蓮の時期も過ぎてはいるが、時間があれば散歩ぐらいはしたかった。池の周りはこの暑さでも少しは涼感が得られただろうに。

仕方なく、松江にもどり、市内のお客様からお庭について相談を受けていたので顔を出す。こちらの御宅の裏には「雑賀の大溝」というものがあるのだが、長年松江に住んでいても全く知らなかった。この付近には足軽屋敷があり、雑賀衆といわれる鉄砲隊が住んでいたとのこと。雨が降って火薬が湿ると大変なので溝を掘ったとか。なるほどという感じだ。

歴史には疎いほうだが、なにやらちょっとだけ歴史にゆかりのある午後となった。