人が入らなくなった山で

みかん

曇り。朝までは雨が降っていた。午前中から出雲の嫁サンの実家へ。
毎年冬に薪用の樹木を伐採するのだが、夏の間かなり草が茂ってしまうため、事前の草刈り。

11時前に着き、とりあえず一度山へあがる。そもそも、一番上の車止めに行くまでの通路が草だらけなのでそこの草刈りから始める。
昨年もすごかったのだが、今年もカラスザンショウ、センダン、アブラギリなどの実生がたくさん生えている。

アブラギリ
アブラギリ。大きな葉が特徴

お昼まで作業して一度昼食に戻る。午後は、畑にあるみかんの収穫を希望されたのでまずはその作業から。

みかん
重さで枝が地面についていた

夏に暑かったせいか、非常に豊作。甘い上に数も多い。大きなビニール袋で5袋があっという間にいっぱいになった。

みかんそれでも比較的大きいのを選んだつもりなのだが。収穫後もまだこれぐらい残っていた。

猪被害
幅4、5メートル、長さ30メートルにわたって土砂が

さて、伐採地までの通路がものすごい範囲で掘り起こされていた。原因を知っている自分でも、もしかして土砂崩れ?重機が入ったのでは?と思わせるような惨状。猪の被害である。
一体何をと考えるが、あとで周囲を歩いたら、この時期例年ならよく見つかるムカゴが見当たらない。もしかして、山芋を探してこんなに掘り起こしているのではと思ったらやはりそれが原因のようだ。

猪の害で、耕作を諦めざるを得なくなる地域も多いと聞くが、実際に目の当たりにすると頷かざるを得ない。

薪を伐採する前にまずは通路を作り直すことから始めねばらならないようだ。

夕方には松江に戻る。途中斐川美人の湯で汗を流し、山歩きと草刈りで疲れた筋肉をほぐす。今日は案外ひとがおおかった。