出雲の山中で薪作り

切り株からの芽

曇り時々雨

朝、圃場で発送などの準備をしていったん事務所へ戻る。昨日から予定していた出雲での山仕事に出かけることにする。

ポツリポツリ雨が降り始めていたが、まあ、大丈夫だろうと出発。

昼前には現地に着き、準備だけして嫁サンの実家で昼食をともにする。

薪割り
ヒノキは綺麗に割れる

午後から作業開始。昨年間伐して玉切りしておいたものを割る作業。それなりに湿っていたが、ヒノキなのでスパンスパンと快適に割れていく。

このところ結構歯ごたえがある薪と格闘していたのであまりに簡単にわれるので拍子抜けする感じ。それでも、丁寧にフォームを整えることに注意して割っていく。余計な力が入らないのか、汗もかかない。

しばらく割りつづけた後、手を休めて周りを歩いてみる。

切り株からの芽

以前、僕が倒した切り株だろうか。落ちた種子が発芽していた。自然が持つ生きるエネルギーというか、育てる力とでもいうだろうか、こういう姿を見るにつけ、植物を育てる仕事をしているがゆえに、自然の力には足元にも及ばないことを感じさせられてしまう。

立ち枯れた木

また、少し離れたところには立ち枯れた松だろうか、最後の最後にこんな造形を作り出していた。

黒いきのこ
切り株から黒々としたキノコ

3時過ぎた頃に休憩。いつものようにお湯を沸かしてインスタントのコーヒーを入れようとする。先日の山登りではガスは持ってきたのにバーナーを忘れるという失態をしたので、今日は念入りに確認。

ところが、なんとなんと、コーヒーを忘れているではないか。コーヒーどころか、チョコレートなどのおやつ類も・・・。白湯でも飲もうかと思ったが、それほど喉が渇いているわけではなく、諦める。

茶畑を前にして
茶畑を前にしてお茶もコーヒーも飲めないとは・・・

目の前には広大な茶畑が広がっているというのに、どうしようもない。なんか皮肉だ。

日が暮れる少し前には片付けて松江へ帰る。

庭木だった松の薪割り

曇りのち雨

なぜか昨夜は深く眠ったようで、朝気が付いたら6時半を過ぎていた。このようなことは珍しい。悪いことではないが。

幸い、今朝は発送の準備のために圃場へ行く必要はなかったので、紅茶、コーヒーを飲んで少しゆっくり過ごす。

朝食後圃場へ。普段のように肥料作りや片付け、今日も猫車1杯ほど薪割りを行う。

この間から奮闘しているのが、ある庭の庭木だった松の木。松の木も、山に生えているようなのは今まで割るのにそれほど苦労した思いはない。松自体割れにくい樹種ではないように思う。ところが、庭木であるがゆえに、剪定などでずいぶん形が変えられてきたのだろう、思いもよらないところに節の跡が残っている。割ってから中に節の名残を見つけてようやくわかるような感じだ。この節のせいで割るのにとても難渋する。斧ではむりで、たいていの場合は最初クサビで割って、縁からそぐように斧で割っていく。なんか製材をしているような感じだ。まあ、それでも30分ほど奮闘して今日のノルマを達成した。

午後はデスクワーク。遅れていた種子の注文など。午後からは雨も降り出す。

夕方、先日に続いてまたふろふき大根を作る。先日の味噌だれが残っていたので、酒を加えて溶いて使う。新しいタレを考えたかったが、また次にしよう。

暖かいこの冬

レモンティートゥリー

曇り

早朝圃場で発送などの準備。案外時間がかかる。

朝食に戻り、また圃場へ行く。午前中は片付け作業が主体。暖かいせいか、セイジの仲間はいずれも葉が青々としている。剪定したあとに伸びた葉は、例年なら紫色をしているのに、春先のようだ。これから一番寒い時に向かうのに少し心配。

レモンティートゥリーレモンティートゥリーもようやく葉の赤みがでてきた感じ。昨年などもう寒さでダウンしていたかもしれない。

午後はデスクワーク。3時過ぎから買い物や配達に行き、再度圃場へ。夕方最後に薪割り作業。

帰ったら6時だったが、とれたての小松菜をおひたしに。小蕪を味噌汁にする。塩が辛いと不評。

今日の一品 「ふろふき大根」

晴れ時々曇り

予報ではあまりいい天気とは言えなかったのだが午前中を中心に、気持ちの良い青空が広がる。勢い、あれもこれもと作業を進めたくなる。

午前中は圃場で作業。肥料作りや片付け作業、あわせて薪割りも少し進める。正月以降腰の調子が少し悪いので無理しないように慎重に。あわせて手にも負担がかからないようにと・・・老人の心境だな・・・。

午後はデスクワーク。あまり進まない。

夕方、妙に冷え込んできて、事務所で仕事をしていても寒く感じるほど。風邪をひいたか、それともエアコンが冷房になっているかと疑ったぐらいだ。まだ体が本格的な冬の寒さに慣れていないのかもしれない。

突然、ふろふき大根が食べたくなる。こういうとき、リクエストしてもいつになるかわからないので、自分で料理するにこしたことはない。

たぶん、今まで一度作ったことがあるかどうか。レシピ(というほどではないが)を確認して作り始める。

自分が育てた大根だと、面取りも、隠し包丁もきちんと入れる気になるのが不思議だ。

くらくらっと大根が踊りだすと、なにやらウキウキしてきて寒さも忘れる。

このふろふき大根、シンプルだが、ゆえに奥が深いと思う。特に乗せる味噌だれについては、いろいろ改良できそうな気がする。幸い大根はまだまだあるので今年は思い切り作ってみたい。

夕食に不足のものがあったので、スーパーに買いに行くことになったが、普段なら車や自転車で行くところ、より寒さを感じたくなったりして歩いて買い物に。さっきまで事務所で寒い寒いと言っていた自分が嘘のようだ。

ふろふき大根で妙に気持ちがアップした夜となった。