チェーンリーディング-孤島(竹内書店)J・グルニエ 著 井上究一郎 訳

孤島

曇り。台風19号の影響か、やや暖かく、半袖でも大丈夫な気温。週末は関東を中心に大荒れになるとどのメディアも大騒ぎしている。前の台風からの復旧途上の千葉の方に被害がないと良いのだが。

幸い、山陰の方はかなり離れているので大きな心配はなさそうだが、最強台風とか、記録的な台風とか言われているので油断はできない。

昨夜かなり早く床についたので、3時台に目が覚めてしまった。仕方がないので、コーヒーを飲んで少し読書後、デスクワークに取り掛かる。夜が開けるのを待って圃場へ。台風のせいか注文が少なく、準備もすぐに終わったので、畑の手入れをする。Iさんが土作りにやってくる。

朝食後、また圃場へ行き、午前中はラベンダーの移植など。10時前に八雲のIさんがやってくる。

午後はデスクワーク。夕方、ホームセンターや図書館へ。今日読んだ齋藤孝さんの本に紹介されていた、J・グルニエの「孤島」を借りる。

孤島こういう本は秋しか読めないなぁ。真夏に読める人がいたら尊敬してしまう。序文がカミュというのにも驚いた。齋藤孝さんが引用していたのは「猫のムールー」の章のようだ。ゆっくり読む時間が取れると良いが。

旅行の疲れ

晴れ。気温がだいぶ下がってきた。それでも日中はとても10月上旬とは思えない気温。

今朝は昨日の疲れかとても起きにくかった。それでもラジオ体操の頃には圃場につき、体をほぐす。Tシャツでは肌寒い。今日は発送のみの準備をして一旦朝食に戻る。

掃除や片付けなどをして、お土産を持って圃場に行く。午前中は片付け中心に。

昼食後少し横になるがほとんど眠れず。午後はデスクワーク。夕方から配達に出かける。

旅行の疲れがまだ抜けきれない感じ。背中も痛みがあるが、たった五キロほどのリュックを担いで歩いてこれでは情けない。今日は少し早く就寝したい。

上高地行き3日目

六方

晴れ

ホテルで朝食。朝食後嫁サンと別れて別行動。まずは近くでレンタサイクルを借りる。ステーションで、アプリで借りることができるのでとても助かる。電動自転車は久しぶりなので少し手こずるが、楽に駅まで移動。駅でいったんレンタサイクルを返して荷物を預ける。

レンタサイクル
ハローサイクリング。使い勝手よし。

もう一度レンタサイクルを借りて、松本の街の中をぶらぶら。松本の友人のところに顔を出そうかとも思ったが、かなり離れているので失礼する。松本城のあたりへ行ったり散策をし、10時を過ぎたので今回のもう一つの目的、パルコへ。5階の島村楽器へ。流石にウクレレがたくさんある。聞いたことのないメーカーもたくさん。とても手に取れるような値段ではないが。「店員にお声がけください」との札がいっそう拒む。せめて弦だけでも買って帰ろうと思うが、説明を読んでもたくさんあり過ぎて決めきれない。しばらく店をウロウロして出る。自分としては一番やりたくない行動だったのだが。

続いて3階(だったかな)の好日山荘へ。たくさんアイテムがあってため息が出る。普段松江の総合スポーツショップで見るようなブランドは一つもない。まあ、ここにあるアイテムを松江近辺の山で使うのは明らかにオーバースペックだし、逆もまたしかり。スタッフバッグだけ買って帰る。

六方

いい時間になったので、子供がお勧めする、大学近くの「六方」へ。12時より早めに着いたのでまだ余裕で座れた。ただ、麺の上に山盛りになった野菜にかなり圧倒される。全部たべれるだろうか。それでもなんとか完食。野菜大盛り、肉ましで注文していた女子大生、たべきれたのだろうか。

いい時間になったので、松本駅へ向かう。駅の前で嫁サンに合流。駅の地下でお土産を買い、特急しなので名古屋に。行きと同じく、新幹線とやくもで松江へ。松江は遠い。10時前に到着した。

上高地行き2日目

横尾

雨。

夜中の雨はずっと降り続き、朝まで強くなったり弱くなったりで止む気配はない。今日は出かけられないかも・・・と思っていたが、夜が明けて外を見ると、下の方から続々とカッパを着て登ってくる人が。驚きだ。こんな時に山に向かっていくとは。これが少数かとおもいきや、相当ご高齢の様子の方までが登ってくる。普段の山登りでは日帰りばかりなので、雨ならばそもそも最初から中止してしまうような生ぬるい山遊びばかりなのでなおさら驚く。手持ちのレインウェアが心配だが、とりあえず朝食をとって出かけることに。とりあえず、徳沢まで行って帰り道に着くつもりで出かける。

雨の中の山登り、というよりもまだここはアップダウンはほとんどないのでハイキングコース程度の道なので辛くはないのだが、とにかく雨が吹降りで楽しくない。

上高地の森
雨に濡れる上高地の森

また、普段の山登りでたのしめる山道ではなく、整備された砂利道なのも楽しくない。横を流れる梓川の眺めも増水して濁り、これが晴れだったらなぁと悔やむばかりである。しばらく我慢しながら歩みを進める。上からは降りてくる登山者が次々と。多分今朝降りてくる人なのだろう。とんでもないスーパーマンに見えるのだが、例によってご高齢の人も多い。普段の基準が全く狂わされる感じだ。

ずいぶん雨がレインウェアから染み込んでいる。ゴアテックスとはいえ、20年前ぐらいのだし、作業にずいぶん使ったからなぁ。レインパンツは新しいとは言え、これも作業用なのでずいぶん蒸れてきた。足を上げるのがしんどくなってくる。ようやく、徳沢のキャンプサイトに到着。一応今日の最終目的地だ。トイレで話しかけたお兄さんに、「おりてこられたんですか?」と尋ねられる。顔がずいぶん疲れていたのだろう。一応ここまでと話をしたら、ぜひ横尾まで行かれる方がいいっすよ!と力説される。その言葉を信じてもうひと頑張りする気になる。キャンプサイトで色とりどりに貼られたテントを見て羨ましく思いながら、腰を上げる。

徳沢から先は少しアップダウンもあり、道も悪い場所が出てきた。レインウェアも中がじっとりして直ぐにでも脱ぎたい気分。どんどん後ろから抜かれていく。競争ではないが、抜いたのは1組か2組だろうか。時々立ち止まって梓川の流れを見つめる。規模は違うが、大山の沢の感じに似ている気がする。1時間以上歩いただろうか、横尾に到着。

横尾
横尾大橋。今回はここまで。この先が本格的な登山

ここにもたくさんのテント、そして何十人という人々が体を休めている。おりてきた人、これから上がる人。驚かされた。高齢のかたも多いし、休憩所で一緒になった70前の女性二人組。これから上がるつもりのようで驚く。もう100名山は全て登って卒業とおっしゃる。びっくり。島根から来たと伝えたら驚かれたが、「鳥取県島根市」と言われてしまう。熱いカフェオレで体を温めて、流石にここで下山(下山という感じではないけど)決定。

元来た道をだらだらと明神館まで戻る。明神館で預けておいた荷物を受け取り、おでんとおにぎり、おやきを食べる。その後明神池を見に行き、梓川の右岸コースを下っていく。こちらは人が少なく、あまり「コンニチワ」を言わなくて済む。また、左岸コースよりも自然な感じが強くてこちらが好みだ。特に河童橋の手前の岳沢湿原の雰囲気がとてもよかった。ここでソロで登っておられた若い女性に写真を撮ってもらうが、かなり初心者に近いと話を聞き、これまた驚く。

河童橋手前に来てもまだ少し余裕があったのでそのまま川沿いを下って、田代橋までおりて引返す。バスセンターにくるとちょうど良い時間。濡れた雨具を片付けたり、靴を洗ったりしてバスを待つ。4時40分発のバスで新島々駅へ。大正池の付近で、猿の団体に出くわす。

新島々駅ではしばらく待って電車に乗る。松本駅からはタクシーでホテルへ。チェックイン後、片付けをしていたらすでに子供が迎えにくる時間となり、下に降りる。ホテルですすめてもらったしずかという店へ行ったら満席。仕方なく近くの居酒屋で。メニューが中途半端な感じで注文しにくい。8時を過ぎたので、もう一度最初のしずかへ。なかなか雰囲気も良かった。メニューも充実していた。

子供によると、松本の方は全く雨は降らなかったという。

以上で一旦お開き。