人間の慣れ

双眼鏡

曇り。十月とはとても思えないほど蒸し暑い。

早朝圃場で発送準備。朝食に戻ってデスクワーク。一週間に一度、少し時間を作らないと、デスクワークも処理するのがうんざりするほど溜まってくる。

10時過ぎまで作業をして、圃場へ出かける。圃場でいくつか定植作業や、今度ビニールを張り替えるハウスのサイズ計測。間違えると大変なことになるので慎重に。昼までちょっとバタバタしただけでずいぶん汗をかく。十月だぞ。

午後はデスクワークをして配達。ついでに細々とした買い物。来週、ちょっとしたトレッキングに行く予定。いつも山登りなどの時に、梢の葉の様子がみたかったり、遠くにとまっている鳥がみたくてもどうしようもなかった。ずっと昔はモノキュラーを持っていたのだが、いつの間にか無くしてしまったし、いい機会なのでコンパクトな双眼鏡を買う。値段も手頃だし、防水、たたむとかなりコンパクトになるので決定。ところが色が欲しかったグリーンはないという。仕方がないので在庫があるブルーに。

双眼鏡
保護ケースといい、ストラップといい、ムムム・・と唸る(困る)センスの色合いだった

帰ってきたらちょうどAさんから車の修理が終わったという電話が入る。

すぐに取りに行くと返事をする。月曜日に預けて水曜日に治ってきたので非常に助かる。代車がすごいエンジン音のマニュアル軽トラで、しかも中も外もボロボロ。たまにはマニュアルの軽トラも面白いが、雨が降ると色々積載も面倒。段差では跳ねるし、自動車道で70キロ以上出すと結構怖い。それでも二日ほど乗っていたら、これが普通と思えるようになってきた。人間の慣れってすごい。

そんな感じだったので自分の車にもどったらあまりに静かで高級車に乗ったような気分がした。19万キロオーバーの車なのに。なんか調整してもらった?とまで思えてくるぐらい。車内の清掃までしてもらったのは確かだ。Aさんありがとう!

でも、明日にはきっとこれが普通と思えるようになるのだろう。やはり人間の慣れはすごい。