荒神祭といかのおすし

晴れ時々曇り。

嫁サンの実家で荒神祭のお手伝い。8年ぶりの当屋。朝、ゆっくりしていたら8時過ぎから近所の方が集まり始める。なんとなく会話に参加するが、すごく久しぶりに会う方も多く、話を合わせるのに少し苦労する。例によって、向こうはこちらをよく知っているが、こちらは向こうのことをあまりよくわからないという困った状況だ。

荒神さん
床の間のしつらえを撮影しておく。またなにかの役に立つかも。ちなみに榊が3本たりなかった

しばらくして宮司さん到着。当屋が4名、近所の方が6名。お茶の後、座敷で荒神祭のスタート。宮司さんがまず、紙切り細工のように紙垂(しで)を作り始める。その場で作るんだと感心。慣れた手つきで次々と作って行かれる。完成後、神事が始まる。

その後、裏山の荒神さんへお参り。8年前にもきたはずなのだが、こんなに上の方だったかと驚く。途中で宮司さん滑って転倒。草履だから仕方がないか。参加者も高齢者が多いので、心配も多い。

家の付近はそれほどでもなかったが山の中腹はかなり風が強く、寒い。ここでの神事は割と簡略されていたが、それでも体が冷える。

家に戻って直会。宮司さんも楽しく飲まれる。ずいぶんきこしめされて、同じことをなん度も繰り返される。近所の方々も色々と話が弾む。高齢のおばあさんに「いい男、役者見たい」などと褒められて悪い気はしないが、一杯入ってのことだろう。

12時前にお開き。軽く昼食をとって、酔い覚ましに海まで散歩。一人でぶらぶら歩いていたら上の方から降ってきた50代ぐらい(?)のおじさんに、「近くまで乗って行きますか?」と声をかけられる。こちらは少し酔っているし、酔い覚ましに歩いているので「散歩中ですので、だんだん」とお礼を言って断る。悪いことをしたかな・・・と後悔。でも、酒臭いオッさんを乗せて後悔されるのも嫌だし、子供なら「いかのおすし」と言って断って逃げるところなのだが。「いかのおすし」ってよく使うが、なんだったかな?

「 知らない人についていかない」「他人の車にのらない」「おおごえを出す」「すぐ逃げる」「何かあったらすぐしらせる」

だそうだ。なるほど、大声をだして、すぐ逃げて知らせるべきだったのか。

まあ、人気のない道をフラフラと歩いているこちらの方がむしろ不審者に見られても不思議はないので、優しく声をかけてもらえたと取るのが良いのだろう。

しばらく歩いて海へ到着。少し風があるが時々日も射して気持ちが良い。カバンから椅子をだしてチェアリング。途中で買った缶コーヒーが美味しい。珍しいことだ。

空・雲・海・風車をみていたら途中でウツラウツラ。しばらく寝てしまったようだ。

近くから足音が聞こえたので見てみると、釣竿を持ったおじさん。ルアーを持っていたので、「何が釣れるんですか」と聞いたらスズキとのこと。しばらく近くで竿を降っておられた。久しく釣りをしていないなぁ。

その後、街まで買い物に出ていた嫁サンにピックアップしてもらって帰る。しばらく休憩したのち、松江に戻る。途中斐川美人の湯へ。車がたくさん止まっていたが、男湯は案外空いていて、源泉でもゆっくり楽しむことができた。とても気持ちがよく、満足。