残念な姉山城址

晴時々曇り。

早朝圃場へ行き、発送準備。ラジオ体操には間に合わず、録音していたラジオ体操を行う。

8時前に一旦帰ってデスクワークを短時間片付けてもう一度圃場へ。水やりなど。

一応今日は休みなので、その後出かける。昨夜からずっと山登りの本を見ていたのだが、少し気になった稗原の姉山城址へむかうことにする。

今まであまり耳にしなかったのだが、上りが40分とちょうど良さそうだ。

途中、スーパーで買い物。今日は山頂でご飯を炊いてゆっくりするつもり。日陰も多そうなのでチェアリングと昼寝、読書を楽しもうと予定を立てる。気分が良ければ夕方ぐらいまでゆっくりしても良さそうだ。

現地に到着したのが10時半。いい時間である。参考にした本にもあるように、駐車場はないので、この看板のすぐ横に道にギリギリに停めておく。

さて、ここから山に向かおうとするが、おそらくこちらの方が登山道だろうと思われる場所には民家しかない。どう通っても民家の庭に入ってしまう。

仕方がないのでもう一度看板まで戻る。やはり場所的には問題なさそうだ。いったんネットで情報を探そうとするが、情報自体が極端に少ない。

その中で、ちいさな「姉山城址」の札があるという情報を見つける。

草で覆われていないだけよかった

不審者に思われないよう周囲を探すと、とってもちいさな木の札がみつかった。ここで間違いない。

この先には「ハチ注意」の表示も。しかも木の枝が垂れ下がっていて、非常にアンウェルカムな感じが強い。それでも木の階段が見つかるので一応一安心して登りを始める。

ところがここの登りが、谷部分に作られた登山道なのだが、夏の豪雨で川になったようで、木の枝や大きめの石などがやまほど散乱している。途中では登山道自体が水の流れで押し流されているところもあるし、例により植林帯の杉などが倒れている。

寸断された登山道

妙に蒸し暑いし、登っていてもとても楽しくない。それでも15分ほど登ると、少し開けて広葉樹が多い場所に到着。

ベンチもあるが朽ち果てる寸前。恐る恐る腰を下ろす。蚊が猛烈にせめて来る。汗がすごく出て、大荷物を背負ってきたことを後悔する。

ここからは少し気持ちがいい登りが続く。10分もたたずに次のベンチ。ここも見晴らしはない。腰を下ろす気にもなれずさらに登りを続ける。

すぐにようやく見晴らしがいい場所に到着。出雲北山や日本海もよく見える。やっと気分も少し晴れる。しかし、見晴らしがいい場所はここだけ。

一度降って、少し上がるとどうやら目的の城址部分に到着。

40分との登山時間が示してあったが、30分かからなかった。ここもとても荒れ果てた感じ。広葉樹が倒れて登山道を塞いでいるし、ベンチもやはりくちかけている。とてもここでゆっくりする気にはなれない。蚊も多いし。ましてやチェアリングする気にもなれなかった。

さて、どうしようと水を飲んでしばし検討を重ねた結果、下山することにした。

下山も途中まではとてもいい感じだが、谷部分に降りるといっきに楽しくなくなる。夏以降登った山、どれもこれも、自然林の部分は大雨の被害はほとんどわからないが、植林部はずたずたである。いかに根が張っていないかというのが一目瞭然。

下りは20分ほどだっただろうか。お昼前には下山できた。夏の大雨の前だったらずいぶん感想も違ったかもしれない。残念だ。

ここから河下の山へむかう。

河下の山で、しばしうとうと。夕方まで少しゆっくりするとともに、先日の残りの栗がないかチェック。手のひらにいっぱいほど収穫。これぐらいで十分。

帰りがけ、ゆらりへ寄って汗を流す。相変わらずここは賑やかだ。地元の人たちのコミニュケーション場所であるのは確かだが。

帰ったらもう7時を過ぎていた。