琴引山(和恵ルート経由)に登る。今日も完ソロ

晴れ。とてもいい天気。早朝圃場へ行き、苗の準備とラジオ体操。

今日のような天気は家にいてはいけない。ただ、ゆっくりするか、それともこのいい季節にしっかりアウトドアで体を動かすかは迷うところ。この先はハードな日々が続くと思われるし。

といってもやはり山行きの誘惑には勝てず、山登りに決定。場所にずいぶん迷ったが、島根県民の森側から琴引山に登ってみることに決定。ブナ林もあるので、先日の消化不良の山登りのリベンジも兼ねる。

途中で弁当を購入。ノンアルコールビールもきょうは500mlを準備する。現地到着は10時過ぎ。

もりのすの少し下にあるキノコ園のところからスタートする。スタートは10時半。

天気もいいが、登山道もまた良い。先日の手を加えすぎのような登山道ではなく、いい感じに荒れてきている。階段も決して過剰ではない。

新緑も綺麗だし、足元の草花もまたいい感じ。ついついスマホを取り出してしまうのでなかなか前に進まない。

かわいらしい竜胆(フデリンドウか?)も足元にたくさん咲いて、踏んでしまいそうだ。

20分ほどでいったん林道に出るが、すぐ上の所からまた登山道が始まる。

ここからは尾根までとにかく続く葛折りの連続。

それでもイカリソウやヤマルリソウ(たぶん)、が次々と現れてくるので飽きない。ある場所など、道の両側がヤマルリソウで縁取られていてなんとも見事な場所もあった。

時折休憩しながら、向かいの指谷山とそれに続く尾根を眺める。

葛折りも一段落するところまで上がった時に、まちがいそうになった。ちょうど道標があったのだが、そこから西へ向かう尾根に道のようなものができていて、思わずそちらへ下りかけた。

地図を見ると尾根まで上がって、しばらく上がったところから琴引山に向かって降るようになっている、どうもこの道は西方面へ。地図では北へ向かって降っているので疑ってみることにして、もう少し上まで上がってみたらここが本当の琴引別れであった。面倒なことになるところだった。ここまでがほぼ1時間。

もう少し登って、930mピークのところまで行ってみる。尾根はブナを始め落葉樹の新緑がとてもうつくしい。

再び戻って、琴引山へ向かう道を降る。かなり急な傾斜で、いままでよりも少し道は荒れている。といっても、はっきりしているし迷うようなことはない。一気に100メートル近く下るので慎重に。帰りが少し心配だが。

目指す琴引山

下り終えると、ここからしばらくはブナや雑木がしげる平坦な場所に来る。その先は少し登りがあるが、周囲はとてもいい雰囲気で坂も気にならない。この坂を登り終えるとあとは緩やかなアップダウンがしばらく続き、いつの間にか琴引山のすぐ下の広場に到着。

一息入れようかと思ったが、ここからはすぐなので一気に頂上を目指す。登りにくい岩場を登ると頂上。琴引別れから40分といったところか。平日とはいえ、ちょうどお昼時。誰かいるかもと思ったのだが、誰もいなかった。少し日差しは強いし、ゴツゴツして座りにくいが、ここで昼食。

琴引別れ下の急登

ノンアルビールで喉を潤し、買ってきた弁当とラーメンを茹でる。とてもお腹が空いているので美味しい。三瓶山を見ながらのランチタイム。前回は、椅子を持ってきていたが、今回は少し長時間の歩きになりそうだと、椅子は持ってきていない。一段下の広場にはちょうど日陰ができていたので、そこまで降りる。グラウンドシートを敷いて昼寝。2時過ぎまでウトウトしたり、ゆっくりする。カフェオレをいれて、出発。2時10分。 帰り道は急ぐ必要もないし、花々を見たり周囲を眺めたりしてのんびりと。30分後には琴引別れ下まで来る。

100mの急坂なので、歩幅を狭く、ゆっくりと。少しずつ息は上がってくるが、大汗をかく前に尾根に出た。こういうタイムはあまり測ったことはないが、10分もかからなかった。

ここでしばし休憩。このあたりからブヨが妙に増えてきてまとわりつく。風が強い場所はいいのだが、風がない場所に来るとかなり目障り。

行きがけに迷いかけた場所に来て地図と照合。やはりずいぶん勘違いをしていた。

間違えた位置

下はさすがにはやく、おおよそ40分で駐車場まで到着。今日はまさに完璧な完ソロ。車から降りて、車に戻るまでおおよそ5時間強、誰とも出会わず、人影を見ることさえなかった。こんな天気が良い日に、こんなに良い山で、ありがたい限りだ。

ここから、草峠方面を抜け、ラムネ温泉でもと思ったのだが、通行止めの表示。しかたなく、54号線へもどり、湯村温泉へ。今日は少し湯が熱めだったが、ゆっくりと浸かりリラックスできた。