緑の中を歩く

曇り時々晴れ。早朝圃場に。夜明けが遅くなってきた。

とても涼しいというほどではないが、それでも1週間前に比べるとずいぶん違う。水やりや片付け、剪定などを若干行う。

8時前まで作業して一旦帰って軽く朝食。

少し片付け作業などをしてから、今日は少し歩きたいと思っていたので出かけることにする。その前に図書館へ。

東回りで奥出雲へ向かう。昼前には結構気温も上がってきた。

奥出雲のスーパーで、若干買い物。現地に着いたらちょうど12時。それでも松江に比べると風が若干すずしい。場所は鬼の舌震である。何十年ぶりだろうか。もう以前に来たときの記憶は全くない。

もちろん、というか、捻くれ者なので、多くの人が使う方ではない駐車場に停めて、上流から下流へ向かって遊歩道を進む。遊歩道の上流部はあまり面白くないのか、それとも暑さでなのかわからないが、誰もいない。

気持ちの良い木陰で強い日差しは遮られているが、谷川沿いだというのに風があまりないので結構暑い。奥出雲の渓流沿いの涼しさを期待していたのだがちょっと残念だった。それでも渓流の水音を聴きながら歩いて行くのは気持ちが良い。傾斜もあまりないので普段の山歩きに比べるとほとんど汗も出ない。

しばらく歩くと、川をわたる吊り橋が見えてきた。どうやら鬼の舌震一番上手の橋のようだ。歩き出して止まると揺れているのがわかるが怖くなるような揺れ方ではない。

ただ、この先の遊歩道は、木道が所々傷んでいてスリル満点だった。傾斜は緩やかだが、のんびりと歩く感じではなく、少し緊張しながら歩かざるを得なかった。

一キロぐらいは歩いただろうか、ようやく休憩所が見えてきたが、先客あり。ここで腰を下ろしておにぎりでも食べようと思ったが、次の良さそうな場所へ進む。

ところが、この休憩所からまた橋を渡った先もあまり良い道ではない。ぶよは飛ぶし、腰を下ろせるような椅子は朽ちている。仕方なく、どんどん進む。更にいくつか橋を渡り、似たような道を進んでいると、終点(というか起点)の一番大きな立派な吊り橋のところまできた。ここから吊り橋を渡り、反対側のバリアフリーの道へ。ここは少し川面からは離れているが、ずいぶん歩きやすい。しかし腰を下ろせるようなところはあまりない。

暑い平日なのに、数は少ないとはいっても観光客はポツポツある。こんなところで腰をおろして弁当を食べる気にはならない。

結局、さっきの休憩所まで戻ってきてしまった。

今は誰もいないので、遠慮なく昼食タイムにする。すでに13時を過ぎていた。

ここで小一時間ゆっくりして、元の道を戻る。気温は相変わらず高めだが、風が少し出てきた。駐車場の手前ぐらいの川縁はかなり涼しく、去るのが惜しいぐらいだった。

ここからは斐川の美人の湯へ。車は少なかったのだが、案外お客は多かった。