ビニールハウスのパーツに憤る

曇り。早朝は雨。このところこういう天気が多い。朝のスタートが早いぶん、スタートでつまずかされる感じだ。今日で11月も終わり。

午前中は圃場で作業。今日からようやく肥料作りに取り掛かることができた。久しぶりなので、準備などに手間がかかる。明日からは比較的スムーズにいくことと願いたい。

昼前にようやく先週頼んだビニールハウスのパーツが届く。午後の仕事をある程度早めに片付けてビニールハウス作りに取り掛かる。

ビニールハウスパーツ
新品のパーツで気持ち良く作業できると思ったのだが・・・

今回は、余りのパーツや解体したハウスから取り外したパーツを使っていたので、錆びていたり、ゆがんでいたりで作業にもいろいろと差し障りがあった。なので、今日届いた新品パーツはやはりピカピカしていて使うのがもったいないぐらい。

ところが、気分良く作業を始めると、えっと思わせるような事態が発生。アーチ部分と直管パーツをつなぐパーツなのだが、今回は新商品。見せてもらった感じでは、しっかり止められる感じで良さそうに思ったのだが、これが冗談のように不出来なパーツ。もしかしてサイズ間違いで届いたのではないかと疑ったほどだ。よくチェックしたのだが、サイズも問題ない。確かにつなぐ相手のアーチも直管も中古ではあるが、極端におかしいものではない。それなのに、きちんとクサビが入らない。さらに、クサビを入れようとすると奥の方でクサビが外れそうになる。

問題のパーツ
これが問題の新型パーツ。クサビをこれ以上打ち込むと外れてしまいそうになるのでここまで。仕方なく金属ネジを打ち込んで固定

そもそも、クサビを打ち込む方向は、直管からアーチに向かってなので、クサビを打ち込むたびにアーチが反動で離れていく。作業しにくいことこの上ない。新品のパーツ同士で位置もぴったりならうまくいくのかもしれないが、現場ではそううまくいくものではない(多分プロでも)。これ以上打ち込むと外れるという一歩手前でストップした。このままでは全く意味がないので、金属用のビスをインパクトドライバで打ち込んで止めた。何をやっているのかわからない。

もしかして使い方が悪いのかと、パイプを入れずにクサビを入れてみると問題なく入る。本当に不思議だ。

結局、古いタイプのパーツを探してきて、これで止め直す。作業も簡単だし、ハンマーさえいらない(ペンチは有ってもいいかも)。固定用のネジの先端が尖っているので、直管とパーツがきっちりと固定されて動かない(ビスの代わりになる)。

旧型のパーツ
シンプルで確実に止まる旧型のパーツ。作業も道具いらずであっという間

全くこれで問題ないのに、どうしてこういう改悪をするのか本当に不思議だ。もともとのデザインの方がシンプルで確実、非常に幅広い状況に対応できてはるかに使いやすい。最高の状態の時の強度などを比べればまた違うかもしれないのだが・・・。

今年何度か行った旅行で借りたレンタカーも近年の車だったが、どうでもいい、なくても良い装置や、かえって戸惑わせるような装備ばかりついていた。自動車ももう行き着くところまで行って、どうやって付加価値をつけていいのかわからない状態なのかもしれない。まったく欲しいと思わせるようなものではなかった。

シンプルで、使いやすくて、必要最低限のものが付いていて、壊れにくい。そういうものに囲まれて暮らしたいと思うようになってきた。これが年をとったということなのだろうか。

なんとか妻部分の取り付けまで完了