曇り時々晴れ一時雨
かなり遅めにおきたのだが、昨夕放ったらかしにして戻ったので、片付けのために圃場に行く。
一旦戻り、ごく軽く朝食。天気もなんとか持ちそうなので、アウトドアに出かけたいところだが、車の都合で同乗してでなければならず、出発がずいぶん遅くなる。
今日も例によって出雲北山近辺がフィールドになりそうなので、伊努谷峠付近からスタートすることにする。
途中、昼食を弁当専門店で購入。伊努谷峠下の林道を上がっていき適当なところで下ろしてもらう。
しばらくは林道の砂利道を上がり、途中から木の橋を越えて登山口へ入る。
沢蟹を見つけたりするほど、登山道も道のようであり、雨が降ったら沢になるような感じ。結構小さな落石も多く、あまり歩きやすいとは言えない。
しばらくして沢から離れる。この頃にはかなり汗をかいていた。
ここからロープが見えてきたが、足元が悪い。
ちょっと気をつけて見てみたら大きなヒキガエル。冬眠前なのだろうか、全く動く気配はない。もう少しで踏んづけてしまうところ。そっと迂回する。
その先で少しひらけたところになるが、方向を見失い、GPSで何度か確認。これがあとで面倒なことになるのだが。
方向を確認してしばらく歩くと峠に到着。伊努谷峠である。ここまで40分。1時10分。もう少しゆっくり歩いても良かった。ベンチに腰を下ろして休憩。風が気持ちがいい。今日はここから東へ向かう。
少しの間アップダウンがあるものの、その先はどこかのホームページか本で読んだ通り、尾根道の散歩状態。とても気持ちが良い。
一気に旅臥山までいくか、途中で腰を下ろして一度昼食にするかずいぶん迷う。ひらけていたり、ベンチがあったり、見晴らしが良い場所があればそれも良いのだが、あいにくここという場所がないまま、地図で確認したら旅臥山のすぐそばまで来ていた。
2時前に旅臥山山頂。以前、東側から登ったことがあるので、「こんなところだっけ?」と一瞬不安になったが、展望台はもう少し先だった。
展望台は前回登った時と同様、草が綺麗に刈りそろえられていて、「芝刈り機があるのか」と思うぐらい。ここまで誰にも会うことがなかった。
椅子を組み立て、チェアリングの準備。弁当を出して一息つく。弁当専門店の弁当はあっさりとしていて、こういう場所で食べるにはお上品過ぎた。もっとガッツリ系が良かった。物足りないので、ラーメンを茹でて食べる。
ちょうどこの頃、東の登山道から、男性が登ってきた。軽く挨拶して、ラーメン作りを続ける。さらにもう一人とても軽装の男性が登頂。ちょうどラーメンができた頃でちょっと恥ずかしいが気にせず食べる。ラーメンを食べ終わると、いつものように眠くなり、しばらく目を閉じる。風が少しつめたいが、時々射す日差しは暖かく、しばらくウトウト。
どれぐらい目を閉じていたかわからないが、まだ最初の男性はとどまっていて、しばらくしたら西へ向かって下りていった。これから次の峠などに行くとかなり時間がかかりそうなのだが。
東の登山口を目指して下山。途中、若いカップルとすれ違う。軽装だが少ししんどそう。更に下ると腰を下ろしてへばっている男性に会う。こちらはかなりしんどそうでまた昇り始められたが、大丈夫かと心配になるぐらい。
二度目だが、やはりこの道は階段が多く楽しくない。迎えの車の連絡をしたいのだが、スマホの電池も切れる寸前。非常に困る。
登山口に着き、近くのVivaを目指す。
ちょうど下校時刻、小学校の子供とすれ違った時、3年生ぐらいの男の子か女の子かわからないような子から
「お山に登りましたか?」
と突然声をかけらる。いつも、LINEなどで「◯◯町で声がけ事例発生」とかの通報を見たりするので、逆にこちらが驚き、少し慌てながらも「はい!」と返事したところ、
「楽しかったですか?」
「楽しかったねぇ」
「ながめはよかったですか?」
「よかったよ~」
と会話。こちらが、ストックをもち、いかにも山登りスタイルだったので安心したのかもしれない。嬉しい逆声かけ事例の発生だった。
連絡はなんとかつき、ギリギリで車に乗ることができた。
松江に帰る途中、例によって温泉へ。人が少ないと思ったのに案外混んでおり、特に源泉は人気集中。くたびれてその中に割って入る気力はなかった。