吉田毛無山に登る

曇りのち晴れ

定休日。今日は久しぶりに朝、圃場に行く必要がないので、ゆっくりする。

天気予報では今日も穏やかで風もないということなので、こんな日に家にいるなんてとんでもない。

先週あたりから情報を集めていた吉田毛無山に向かうことにする。今日はここしばらく運動不足の嫁サンも同行。その意向で、広島県高野がわから行くことになった。先日のりんごのリベンジである。

普段の反省から、9時を目標に出発しようということになっていたが、実際には15分ほど遅れて出発。まっすぐに高野の道の駅を目指す。大根などやお昼のおにぎりなどを購入して、新生坊峠を目指す。途中から一車線の細い道になり、カーブも多い。対向車は来て欲しくないような道だった。幸い、一台もすれ違うことなく、峠に到着。

思ったよりも広い駐車場に車を止める。

新生坊峠地図

ここもかなり見晴らしは良い。残念ながらこの高度ではほぼ紅葉は終わり、木々は葉を落としていたが、冬枯れの雰囲気もまた良い。

準備をしてさっそく登山道に入る。この時点で11時20分。とにかく落ち葉がとてもいい雰囲気。坂もそれほど急ではなく、ゆっくりと歩をすすめる。

ヤドリギ
ヤドリギ

普段は、登山口近くはまだ植林帯だったりするのだが、この山はスタート時点から落葉樹林帯でとても気持ちがいい。しばらく歩くと、頭上に大きなヤドリギを見つけた。その先には、よく目をこらすとオレンジ色のヤドリギ。本では見たことがあるのだが、実物は初めてだ。

オレンジのヤドリギ
オレンジのヤドリギ

ゆっくり歩いて20分、毛無山展望台に到着。

目指す毛無山はかなり先に見える。ここは見晴らしがとても良い。ほぼ180度。出雲方面に広がる山々。後ろには大万木山がどっしりと居座っている。空の雲もとても良い感じで、しばし小休憩を取り周りを眺める。

更に先へ進めるが、あいかわらずとても良い感じの登山道が続く。

道脇の枝に、ヤドリギの赤ちゃんを見つける。こういうのも初めてだ。

アップダウンを繰り返し、徐々に毛無山が近づいてくる。

尾根道からは高野方面もよく見える。

最後に比較的急な坂道。昔つけられていた木の階段もずいぶん朽ちているが、これはこれで構わない。 12時過ぎに、山頂が見えてきた。山頂に近づくに連れてブナも多くなってくる。

山頂到着は12時15分。ゆっくり登って1時間というところか。

インスタントラーメンを茹でて昼食。頂上の広場は比較的広い。周りはブナの大木でいっぱいだが、落葉しているのでとても明るい。葉がある時期は展望があまりないかもしれないが。

昼食後椅子を出してチェアリング。なんと、自分の椅子を忘れてきてしまったので、嫁サンのを借りて腰を下ろす。周囲の山々や枯れた枝越しの空や雲を見ながらしばしウトウト。風は冷たいが、日差しも暖かく、とても気持ちがいい。

山頂で2時間ほどゆっくり過ごす。こういう時間はとてもいい。2時過ぎにようやく腰をあげる。

下山ものんびりと。行きがけには撮影できなかったオレンジのヤドリギも比較的近くから撮ることができた。

帰りも1時間ほどかけて駐車場に戻る。

ここからは吉田村方面へ降りていき、そのまま湯村温泉へ。

時間的に人も少なく、ほぼ貸切状態。やはりスタートが早いと何かと良いことが多い。

とても気持ちの良い休日になった。