峯寺弥山へ登る

晴れ時々曇り。少し風がつめたいが、まずまずの天気。定休日だが、明日以降の準備などもあり、早朝圃場へ行く。

一旦帰って少しゆっくりする。花見には絶好のタイミングなので、どこかへ出かけようということになる。久しぶりに木次の土手はどうかということになり、その前に、以前から一度登りたかった峯寺弥山へ登ってみることにする。

比較的手頃な山だけに、一人で行く気にもならず、今日は嫁サンが一緒なのでちょうど良いだろう。

現地到着は例によってずいぶん遅れてしまい、12時20分。1時までには登ってご飯が食べれそうだ。

車は峯寺をすぎて、バンガローなどのある峯寺遊山荘の前に停める。ここでは風がずいぶん冷たく、ニット帽にパーカを羽織る。

登山道はとても整備されていたが、途中の電波塔までのところは猪がものすごく掘り返したあとがあった。

途中に展望台があるも、ここからの見晴らしはそこそこ。このあとで向かう木次の桜も見えた。

展望台より

しばらく行くと、地図にない電波塔があり、ここが頂上?と不思議に思うが更に先に塔が見えたので、もう一息。

最後少し急な登りもあったが、ゆっくりと歩いて30分強で到着。ちょうどいい山歩きだ。

今日は嫁サン作の弁当と味噌ラーメン(インスタント)。とにかく山の上で食べる食事は美味しい。あっという間にお腹いっぱいになって、チェアリングタイム。

風は少しつめたいが、太陽の日差しはかなりきつい。椅子に座っているとウトウトしてくる。

山頂からは、東と西は少し遮られるが、とにかく南側は雲南の山から県境の山までよく見える。

船通山、玉蜂山、吾妻山、猿政山、鯛の巣山、大万木山、三瓶山、三郡山、兜山、沖の郷山、栃山・・・。地図と照合していると時間が経つのも忘れてしまう。

雲もとてもいい感じで流れてくる。

3時ぐらいまでゆっくりして下山。喉が渇いたので、遊山荘でりんごジュースを注文。ここからの眺めも良い。

山を降りて、木次の土手に向かうが、平日なのに人が多くてゆっくりと桜を見るという感じにならない。さっと歩いて車に戻り、温泉へ。

途中、桜並木があったのでここでゆっくりと桜を眺める。

久しぶりの湯村温泉は人は少ないが、すこしうるさいお爺さんがいて気分的にゆっくりできなかった。

王院山へリベンジ登山するも・・・

曇り時々晴れ。

定休日だが、色々片付けることもあり早朝圃場へ。

一旦帰って朝食。嫁サンは実家のお世話のために出発。

自分も家でごろごろしていてもしょうがないが、天気は悪くないし、お山へ出かけるにも悪くない感じ。ただ、どこに行くべきかやはりずいぶん迷ってしまう。

近場で、バイクで行けるところもいいが、まだちょっと寒いかなという感じだ。

結局、リベンジ登山と称して、以前登ったが悪天候などでパッとしなかった山にもう一度登ろうと考えた。

候補としては、丸倉山、王院山あたりとなったが、今日は王院山へ。19年のGWに登ったが全く見晴らしが悪かった思い出の山だ。

出雲までいき、道を確認。この山は案外登山口までが覚えにくい。かなり細い道を長く走った覚えがある。今日は立久恵峡の方に行かずに、東側から回ったのだが、やはりかなり凄い道だった。

12時40分過ぎに登山口到着。

この右側に登山口があったと思ったが・・・

いざ出発!と思ったのだが、あれ?登り口ってこの辺じゃなかったかなと思う場所に道らしきものがない。

確かここが登山道入り口では?

すぐ横に林道はできていたので、こっちに変わったかと思いきや、少し登ってみたら谷の向こうにそれらしきものを発見。

林の中に見える古い登山道

もう一度降りて場所を確認するが、草に覆われている。

少し進むが・・・
更に先に行ったがここで断念

少し進むが、断念。

登山口の看板横に、林道脇から登山口があるとの表記を見つけ、林道を上がっていく。

林道。つまらない

確かにしばらく上がると林道の脇に笹が刈られた登山道らしきものを発見。

ここが入り口だ
笹が刈られていることに感謝・・・しかし

整備していただいている方に感謝するが、笹が刈られているのも50メートルほど。その先は笹藪となっていた。

この先笹藪

さて、どうするか、それでも階段は残っているので笹をかき分けると登山道は確認できる。一度登ったことがあるということは心強い。下りのときに見えにくいかもという不安は残るが、やはりせっかく来たので・・・という気持ちも強く、前進あるのみだ。

本格的な藪漕ぎというのはしたことがないし、これを藪漕ぎというのかどうかもわからないが、なかなか大変だ。とにかく周囲を見る余裕があまりないので楽しくない。

今きた道を振り返る
道を塞ぐ倒木

大方頂上というところまできたが、倒木が道を塞いでいる。なんとか乗り越える。途中で笹藪も途切れるかもという淡い期待は裏切られた。

休憩して周りを見る余裕もなく一気に登ったせいか、20分で山頂。

王院山山頂。ベンチが

以前来たときにも増して荒れ、笹も伸びに伸びている。ベンチも一つは崩壊していた。

稲佐の浜方面

ここで昼食にするか、降りて昼食にするかと迷うところだったが、決して天気も悪くはないし、風もそれほど強くないので、ここで昼食に。例によってラーメンを茹でて食べる。とても美味しい。途中で買った弁当も一気に完食。

昼食後、椅子に座ってゆっくり。そういえば、最初のチェアリングもここだったが、その時も(今回も!)写真を撮ることがなかった。

笹藪の中で1時間半ほどゆっくり、ウトウト。もう少し天気が良ければ良かったのだが。

それから下山。下山は20分もかからなかった。

当然のごとく、完ソロ登山となったが、あまり嬉しさは感じられなかった。やれやれ。

その後、南へ下り、須佐のゆかり館へ。人が少なかったのでゆったりと湯に浸かることができた。ここからは出雲方面へでて、ホームセンターで若干の買い物。

松江北山(大平山、澄水山、滝空山)に登る

曇りのち一時晴れ。

定休日。今日は早朝の圃場行きもやめてゆっくりと過ごす。

どこか出かけようと思うのだが、天気がいまひとつパッとしない。雨が降る気配はないが、晴れ間がなかなか見えない。風は弱いようなので山登りにはうってつけなのだが。

先週、下見をしていた斐川の鞍掛山にしようかとも思ったが、かなり暗そうな雰囲気。準備をしながら、ここはやはり、この冬の間に登りたいと思っていた松江の北山を目指すことにした。カブで出かけるのもいいが寒そうに思ってやはり車で出発。一度下見をしていたので、場所はすぐにわかる。普通は、島根町へ行くトンネルの入り口から上がっていくのだが、このルートはどうやら登り一本調子のようであまり楽しくなさそう。それでいままで登っていなかったということもある。

今回は、東持田町から上がった峠の、林道北山線の起点を目指す。ここからなら、東に向かえば滝空山(たきそらやま)や澄水山(しんじさん)へ行けるし、西に向かえば大平山だ。

林道北山線入り口

家からは30分もかからず到着。もちろん駐車場には一台の車もいない。東へ向かうか、西へ向かうか迷うところだが、澄水山からはすぐ下に御手洗滝という滝もあり、そこをめぐるルートもあるということなので、東へ向かうことにした。出発は12時10分。

あまり期待していなかったのだが、澄水山へ伸びる山道は整備されていて広く、とても快適。そもそも峠からの縦走なので、アップダウンもあまりない。汗もほとんどかく場所がなく、ハイキングという感じ。楽だと、つい大股になり、歩みを急いでしまう。

15分ほどで滝空山の真下に到着。ちょっと登ると山頂だが、木に覆われていてあまり見晴らしは良くない。すぐに降りて次の澄水山に向かう。

ここからの道もとても気持ちが良い道。北側につけられたトラバースの部分も多いので、夏、涼しい風を感じながら歩くのにも良さそうだ。

東持田への分かれ道
このあたり

ゆっくり20分ほど歩くと、おそらく上がってきた道の途中にあった駐車場の辺りに出るのだろう、下へ降りる分岐に出会う。

ここから更に15分ほどで、目的地の澄水山に到着。立派な看板が立っている。本当はこのルートも歩いてみたいところだ。

南側に大きく開かれており、松江市が一望できる。

宍道湖も見える。真ん前は自宅方面。双眼鏡を取り出してみるが、津田小学校しか確認できなかった。

ここで昼食。出る前に、本当に何もなくてご飯に漬物、少しの惣菜だけ詰めてきた。これとラーメン。さらに生卵を持ってきたので目玉焼きを作ってのせる。ちょっと焦げたが。

昼食後、チェアリングタイムにするが、太陽はなかなか顔を出さないし、北側からの風が冷たく、短時間で断念。腰を上げる。

御手洗滝の入り口まできたが、この寒いのに滝・・・という気分にならず、元きたルートを戻ることにした。

帰りも同じようなタイムだが、楽な道なので鼻歌混じり。途中、日本海も見えるところがあった。

ウオーキングのつもりで歩をすすめる。帰りは30分ほどだった。

時間は2時半。さて、どうしようか。大平山も十分行ける時間だが、もったいない気もする。だが、ここから鞍掛山はやはりちょっと遠すぎる。大平山でコーヒータイムにすることに決定。ごく必要な荷物だけにして、軽い荷物で大平山を目指す。

地図で確認していたが、やはりこちらは少し山登り的な感じが強く、アップダウンもそれなりにある。

階段も多いが、こちらもとても整備されていて歩いていて気持ちが良い。ついこの間切られたと思われる木もあったりした。管理されている方にはとにかく感謝である。この場所でしか感謝が伝えられないのが残念なほどだ。

上を見上げると、落葉した木々の雰囲気が、中国山地の尾根を歩いている気持ちにさせてくれる。家から30分ほどでそんな気分になれるのはありがたい。

こちらはうっすらと汗ばむほどだったが、それでも20分強で山頂に到着。ちょっと山登りしたい時にはいい登山道だ。山頂からの眺めは、澄水山よりも西側がよく見えた。

残念ながら日本海側については木々に遮られてはっきりとは見えないので残念。

ただこちらでは徐々に太陽が顔を見せ始めたので、コーヒーを飲みながら十分にチェアリングを楽しむことができた。

4時前になったので片付けて出発。帰りも20分ちょっと。

枯れ枝と空がいい感じだ

結局、今日も完ソロだった。

まだ日が高いので、温泉に向かい、汗を流した。

二ツ丸へ登る

曇りのち時々晴れ。今日は予報ではあまり天気が良くないか、回復しても午後ということだったので屋外での活動はイマイチだと思っていた。

朝は圃場にも行かず、ゆっくり過ごす。

ただ、外では造園会社が街路樹の剪定で朝からうるさい。この秋から冬は休みの日も家にいるのが辛い日が続く。本当に迷惑だ。たまたまなので仕方がないが。

そのような状況なので、雨が比較的早くあがり、地面も乾いてきたし、出かけることにした。昨夜の夕食の残りが結構あったので、弁当に詰める。それでもと、卵焼きをつくる。丁寧に作ったらなかなか良い出来。これで出発。なんとか山登りもできそうな感じなので、昨年(だったかな)、反対側の笈山と大平山を登った二ツ丸を目指すことにする。ちょっと暗い感じのところなのでそれほど気は進まないが。

途中、ホームセンターにより資材を購入し、その後、切れていた日本酒を購入。その上で山に向かう。今日はまだお腹が空いていないし、急ぐ必要はない。

現地到着は12時50分。登山口は以前に前を通ったのですぐにわかった。

しかし、登山道は結構荒れている。

最初は谷沿いなのでぐちょぐちょだし、その後、尾根に上がっても結構赤土で滑りやすい。この頃は必ずストックを持って出るのでそれほど問題はなかったが。

ところどころ、猪だと思うが思い切り荒らした場所がある。何を食べているのだろう。

登山道からもあまり見晴らしは良くないが、それでも木の間から大社方面が見える。途中、結構シダが茂っていて、天候によっては歩きにくそうだ。

それほどメジャーではない山だし、車も止まっていなかったので、今日も完ソロかと思っていたら、上から誰か降りてくる。地元のおじさんが、榊の枝を束ねて持って降りるところだった。慌てて挨拶をする。

「昨日も登山客がおられたが、みんなよう知っちょられますね」

と言われたので、

「◯◯の山という本に載ってますから」と答え、

「すみません、よそのものがお邪魔して・・・」

と謝っておいた。

「楽しんでください」

と答えが返ってきたのでちょっと嬉しかった。地元の方々にとっては決してウェルカムではないと思うのだが。

そこから急な登りを上がると、小丸。ここまで割とゆっくり上がり、汗もほとんどかいていないが、25分。

頂上から少し先のところで三瓶山が見える。

大丸は目の前だが、あまり眺望は良くないということなので、いったん大丸まで行って戻ってここでお昼にすることにした。天候もずいぶん良くなり、西の方から青空が広がり始めた。

やはり大丸の方は周りが木々で囲まれて見晴らしはあまり良くない。すぐにUターンして、小丸へ戻る。西側の断崖のところが岩場で座りやすくなっていてここで弁当を広げる。

例によってラーメンを茹でる。あっという間に腹に収まる。

下は崖だが

この時点では少し風が強くて椅子を出す気にはなれず、岩場に座ってしばし休憩。その後徐々に風が和らぎ、日がさしてくると暑さを感じるほど。まだ2月の山の上なのに。

早速チェアリング開始。出がけに、文庫本を持っていこうかと思っていたが、忘れ、途中ブックオフで数冊の百円本を購入。これを読むつもりだったが車に忘れてきてしまった。

しかし、目を瞑ったり、空を見上げたりしてゆっくりと時間を過ごす。これもよい。たっぷり1時間半は滞在。ぼーっと過ごす時間は贅沢で満足。もちろん、誰も登ってはこない。

少し日も傾いてきたので下山開始。下山は記録していないが、15分ぐらいだろうか、あっという間だった。二の丸からだから尚更だが。

帰りがけには温泉へ。今日は案外人が多かった。肩のコリをほぐそうと中でストレッチ。