安田要害山と母塚山に登る

晴れ。とてもいい天気。まだ夜明けも遅く、7時になってようやく明るくなってくるので今日は圃場に行くのは中止。本を読んだり、すこしデスクワークなど。

父親がとんどさんに出かけるため、交代して母親の見送り。

見送り完了後、山へ出かける準備をして圃場へ。ただ、行く途中で、どうも車が前に進みにくい。重たい荷物(ピートモスの圧縮袋)があるせいなのかと思ったが、どうやらいつぞや(2019年秋)と同じような状況。おそらくイグニッションコイルかプラグがおかしいのだろう。これでは山へは出かけられそうにはないので、一旦下道をとおって家に戻る。

嫁サンの車を借りて出発。今日の目的地は安来と米子の間にある安田要害山だ。暖かいうちは登る気になれなかったので、今日はベストかもしれない。あまりメジャーとはいえない山なので、人も少ないだろう(土曜日ということもあるがとんだ勘違いだった)。

長台寺の駐車場に着くと6、7台車が止まっている。びっくりする。まあ、今日のような天気ならば大山がとてもきれいだろうし、手軽に登れるということなのだろう。到着は11時。おそらく1時間かからずに登れると思うのでちょうど良い。

今日は昨日届いたコンパスも持参。地図にもしっかり7度の磁北線を書き入れておいた。

山門を通り、境内に。思ったよりも立派で大きなお寺だ。右側の階段が登山口になっている。

照葉樹が主体の登山道を登る。少し赤土で滑りやすい。

登り始めてすぐ、自分より少し上ぐらいだろうか、中年の夫婦がすごい勢いで降りてきた。とても軽装なのでトレイルランっぽい。びっくりした。地図と現在地を照らし合わせながらゆっくりと歩を進める。今日は急ぐ必要はないし、むしろ先に降りてもらって静かに弁当を楽しみたい。

途中で、二人の子供連れのお母さん、そして中年男性のソロのかたが降りてこられた。

スタート時、山頂まで1130mとあったので、少し警戒していたが、あっという間にのこり380メートル。ここまで30分。後少しだ。

山頂近くなると、ひろびろとしてきて、10分かからずに山頂に到着。

見事な大山の姿にまず目を奪われる。

実質40分ほどで到着。もっとゆっくり登っても良かったのだが。

山頂には男女のペアと、おじさん四人連れ。このおじさんたちがうるさかった。同僚なのか知らないが、山に来てまで会社の話をしなくても良さそうなものだ。周りにまる聞こえだし。すくなくともこういうメンバーと山登りをしなくて良い自分がありがたい。

大きな机とベンチが空いていたので、ラーメンを温め、弁当を開ける。おじさん連中も降りていったのでゆっくりと大山を眺めながら昼食を取る。風もなく、日差しがとても気持ちが良い。

またひとり男性が上がってきた。今日は土曜日。ふだん、平日で誰もいないところに登り慣れていると違和感が強い。とても都会近くの山や、超人気の山には登れない。

昼食後、ベンチのあるぶぶんから一段下がってチェアを出す。ちょうどいい高さにコンクリートの手すりがあるので、足を伸ばしてチェアリング。

青空と雲も気持ちが良いが、また別のおじさんとおばさんが登ってきて後ろで食事を取り始めるので、どうも落ち着かない。1時間ほどゆっくりしたし、となりの母塚山を目指す。

下に降る林道から母塚山の縦走路に入る。

 

途中かなり急な登りも

母塚山縦走路から安田要害山をみる

お腹がいっぱいということもあるし、案外アップダウンがあるせいだろうか、母塚山に到着した13:45分の時点であまりこの先に進む気がなくなってきた。

母塚山山頂

もう一度林道からの分岐点へ戻る。この道も結構汗をかいた。

さらに、林道の下り道はツルツルしていてコケも生えていていてすべるすべる。しかも距離がとても長い。林道の終点までおおよそ45分。

安田要害山林道終点(起点)

さらにここから車まで15分ぐらいかかった。

結構くたびれていたが、当初の予定の温泉へ。雪道になるかもと心配していたが、それほどではなく、無事に湯村温泉へ。危惧していた通り、人が多い。やはり自分は休日に働いて平日に遊ぶのが性に合っているようだ。

高瀬山へ登る(中国自然歩道経由)

晴れのち曇り。夕方から雨。

朝はゆっくりと過ごす。父親が早くでたがるので、交代して母親の出発を見送り。その後しばらくデスクワークや片付け。今日は天気が良さそうなので、休日らしいことをしたい。

先月からかなりお預けになっていた山登り。向かう先は高瀬山。相当昔に嫁サンと登ったが、そのときは北側の登山道だった。今日は、南側の中国自然歩道経由の道を試してみる。

あらかじめ地図をプリント。先日から読み進めている地図読みの本、その成果か、地図から実際には記されていない登山道もある程度推測できた。

結局出発したのは10時すぎ。現地到着が11時20分だった。

車を停めようとした場所が、雪かきの雪が集められていて、しっかり奥まで駐車しにくい状態。仕方がないのでギリギリまで寄せて止める。おそらくそれほどやってくる人は少ないだろう。

この先しばらくはかつての舗装道路を進むが、法面の木が折れていて何箇所かで道を塞いでいた。

 

しばらく歩くと行き止まりだが、フェンスの左に通り抜ける場所がありさらに先に進む。

登山道には楽しくない

本にあったようにぬかるみが多い。元々産業廃棄物処理場だったようなので、プラスチックやガラスのようなものもあって少し興醒め。

ここは旧埋立地だろうか

紙の地図を見たり、GPSで位置を確認したりしながら進むのでかなり普段より遅い。だがこれはこれで楽しい。急ぐ必要がない冬の低山はこうやって楽しむのもいいかもしれない。

イノシシか鹿か?

道の両側から笹がかなり覆いかぶさる場所もあるが、最低限の整備はされているようで、道を見失うことはなさそうだ。

ただ、この・289.9三角点があるピークの部分、地図ではピークの上を通っているが(実際に道もあるようだ)、現実には北西側にとても歩きやすいトラバースができていた。

北側の迂回路

ここまでは良かったのだが、その先、もう一つの小さなピークの部分、南西側に比較的急に下がっていく道があった。

左側に迂回路。右の尾根方向にはピンクテープも見える

これも新しいトラバースだと思ったのだが、地図に従って上がっていく方を選んでしまった。これが大失敗。ピークまではまずまずだったが、この先が全く道が見えない。

かろうじてピンクテープがあるのでそれを辿るが、その先、ものすごい坂が待っていた。

この時点で引き返すべきだったが、なんとかピンクテープがあるので、降って言ったら、あまりの斜度にすってんころりん。しかも2度3度。さらにおりた先には地図にない池もあって一体どこにいるのか想像もつかなくなってしまった。

どこで間違えたのやら・・・

GPSを見ると50メートルほど南へ行けば道に戻るはずだが、常緑樹に遮られてよくわからない。

腿に力が入りすぎて攣りそうになるし・・・。ようやく道に戻った時は汗びっしょりだった。

無事本来の道に戻る
迷ったときに見つけた溜池。地図にはない

そのまま光明寺への分岐まで歩き、ここで一休み。インナーとして着ていたTシャツをいったん脱ぐ。

ここからの歩きは比較的楽しい感じ。間近に高瀬山も見えてくる。

その先の小ピーク〜鞍部からは南西に昨年登った城平山がみえてくる。

神庭谷・蓮台寺方面からの分岐に差し掛かり、この先で急な登り。北西方向には出雲北山も見える。

出雲北山

確かに地形図を見ながら歩くと先が読みやすいし、疲れも少ない気がする。

山頂に着いたのが1時前。

結局こういうルート

早速座る場所を確保してお蕎麦を茹でる(インスタントだが)。昨日買った舞茸の天ぷらを乗せる。やはり野外で食べるお昼は格別。

その後、椅子を出してチェアリング。少しゆったりしていた頃に、したから誰かが上がってきた。30~40代のお兄さん。挨拶を交わし、この辺の山の情報を交換する。天狗山からの縦走や、京羅木山からの縦走について色々教えてもらう。代わりに猿隠山や、三郡山の情報を伝える。

お兄さんは先に、僕が登ってきた道を試しに歩いてみると、降りていった。軽装なこともあるが羨ましい体力だ。

中国山地は雪

この辺で急に黒い雲が近づいてきたので、彼を追うように下山開始。

ただ、どこまで経っても彼に出会わないので、反対側の神庭谷・蓮台寺谷へ降りていったと思っていたら光明寺分岐の前で出会う。少し前で両手を振って教えてくれたがびっくりした。とても気のいいお兄さんだった。またどこかでお会いしたい。

その後はパラパラと振ってきたこともあって少し急ぎ脚。ちょっと勿体無い感じはしたが。帰りは地図を見ることもあまりなかったのでかなり早かった。

帰りに、本当は湯村温泉まで足を伸ばしたかったのだが、結局車に戻ったのが3時過ぎ。とても無理だ。仕方がないので、昨日に引き続き美人の湯へ。

城平山へ登る。今日も完ソロ

晴れ。とても穏やかな天気。早朝圃場へ。かなり寒く、薄氷が張っていた。ストーブに着火。片付けや今日の作業の準備を行い、8時前に家に戻る。父親は法事に既に出発していた。

軽く朝食をとり、デスクワークをごく少し行う。片付けやつなぎなどを洗濯する。

今日は本当に穏やかで風もない。このところ毎週なので、どうかなという気もするが、こんな日に山登りをしないと後悔しそうだ。

目的地は・・・と色々算段するも、あまり標高が高いところは雪が残っている心配もあるし、できれば南斜面を登る方が暖かいかんじだ。ということで、春から行き損ねていた加茂の城平山へ向かうことに決定。Iさんが以前話していた感じでは、1時間半ぐらいかかるだろうとのこと。結構坂は急だし、少し覚悟して出かける。

昼食はどうしようかと考えたが、まず手に取ったのが味噌ラーメン。これをスープに、野菜やキノコや肉などを煮て食べてはどうかということになった。白菜とキャベツを冷蔵庫からごく少量持ち出す。スープが不足しそうなので、インスタントの味噌汁も持っていく(正解だった)。ついでに、小さな弁当箱にご飯を入れ、その上にシラスを広げ、醤油をひと掛け、さらにご飯を乗せ、その上に海苔を広げた。これでご飯系はOKだ。

途中、スーパーで、ごく少量の安売り肉と、同じく3割引になっていたなめこ、豆腐を購入。

現地到着はちょうど12時。かなり遅いが仕方がない。あらかじめ調べておいたので、登山口は比較的簡単にわかった。

城平山西側登山口。阿吾神社のちょうど裏あたりになる。奥に見えるのが城平山

この山はとてもきちんと迷わないように案内があって助かる。しかも最低限で適切だ。ありがたい。

道も階段がなく、ごく自然の山道。しかし、とても急だ。ストックがないとちょっと大変だったかもしれない。

少し寒いかもなんて思っていたがとんでもない。今日は、上はモンベルのジオラインに、同じくモンベルの長袖シャツ。その上がパーカだ。下もジオラインとロングパンツ。これでちょうどよかった。上のジオラインに重ね着するTシャツは不要だった。風がほとんどなかったせいもあるだろう。

今日はとても空が綺麗だ。木々の葉もなおさら美しく見える。

迷いやすいところはテープで行き止まり

15分ほど上がったところで、前方に城平山が見えてきた。ここから一気に上まで登らないといけない感じが伝わってくる。

少し巻いて登りたいなと思っていたら、ありがたや、北方面に巻くような横道が伸びていて、そこから尾根筋を上がるようになっていた。

尾根の突端あたりに来たら急に右折。急な坂が待ち受けていた。

尾根筋はさすがにキツイ。30分ぐらいかかるかもと覚悟して登る。

途中、開けたところで斐伊川が下に見える場所に来た。とても見晴らしが良さそうだ。

 

険しい登りは20分ほどで終わり。頂上に到着。ここが西側の山頂部分だ。

斐伊川、三瓶山、日本海

三瓶山も見えるし、日本海、北山、宍道湖までよく見える。実質、45分ほどだった。

出雲、斐川、宍道湖方面

東側の見晴場所もあるということなので行ってみる。平坦なのですぐ到着。

奥出雲方面、大山

ここからは奥出雲方面や、大山も見える。本当に天気がいい。嬉しくなってくる。

どちらで弁当を食べるかとても迷うが、比較的広いし明るい西がわの展望地に決定。

バーナーでお湯を沸かして出汁を投入。さらに野菜も入れてなめこも加える。ある程度煮えたところで肉も加え、味噌で味を整える。さらに味噌ラーメンのスープも追加。煮えごろを見計らって食べる。熱くて美味しい。

ご飯を食べながら一通り食べてラーメンを入れる。これもまたよし。満腹。

ここで今日は忘れずに持ってきたチェアリングタイム。日差しが本当に気持ちが良い。冬ならではの楽しみだ。いつの間にかうとうとしてしまう。頭上をヘリコプターが飛ぶ音で目が覚めた。

お湯を沸かしてカフェオレを飲む。少し文庫本を読んだり雲を眺めたりして随分ゆっくりしてしまう。3時を過ぎて下山開始。下りはスムーズに降りて30分ほどだった。東側の登山道もあったので、もしかしたらだれかに会うかもと思ったのだが、結局今日も誰にも会わずに登って降りた。よく考えてみたら、車を降りてから人影さえ見ることがなかった。やれやれ。

ここから温泉へ。途中、ホームセンターでラチェットレンチを買う。昨日劣化によって壊れていた。

温泉はどこか迷ったが湯村温泉へ。時間は早かったが案外客がいた。それでも静かに湯に浸かって足の疲れを癒す。

三郡山へ登る・亀嵩側より

曇り時々晴れ。

定休日。天気も良さそうだし、家にいても外壁塗装でうるさくてゆっくりはとてもできそうにない。
今日は嫁サンも連れて山登りとなる。珍しく8時過ぎに出発。朝食を取っていなかったので、どこかで・・・ということになり、なぜか宍道のベルに併設のサントスへ。モーニングなるものを本当に久しぶりに口にする。

その後三刀屋を経由して三成へ。スーパーで昼食を購入。その後登山口へ向かう。登山口のかなり前の獣避けゲートを開けて車ですすむ。300メートルぐらい奥が駐車場と登山口だった。車は一台もない。

三郡山亀嵩側登山口
右側(東側)の登山口から上がり、左側(西側)に降りるルートで

準備して登山スタート。ちょうど11時。案外遅くなった。嫁サンが冬苺の果実を見つける。まだ酸っぱい。

スタートからしばらくは沢筋を上がっていく。

何度も沢を超えて右岸と左岸を行ったり来たり。滑らないよう、慎重に進む。途中、先がわかりづらいところがあったが、踏み跡もあり、なんとか沢筋から逃れる。

紅葉はまずまず。

目指す三郡山の山頂がかなり先に見える。

三郡山の頂上。ずっと先のようだが案外歩いてみると・・・

一旦右側の方へ登ってそこから三郡山にむけて尾根筋を歩くような感じになるようだ。30分ほど歩いたところで一旦休憩。

休憩地付近

このさき、とてもいい感じの登山道になる。枯葉もたくさん積もっていてサクサクと気持ちが良い。


ここからは尾根まで楽しい歩みを続ける。上がったり下がったりがあるが、それほどキツくはない。周囲の木々を見ながら楽しく足を動かす感じ。

尾根に上がってからも何度か上がったり下がったりはあるが、ここもそれほどしんどくない。ちょうど1時間で奥田原への分岐点、お地蔵さんに到着。このルートはあまり使われていないようで笹が生い茂っていた。

途中ベンチもあったが、見晴らしは木々に遮られている。夏は気持ちが良いかもしれない。

1時間20分ほどで山頂に到着。少し靄がかかっていてあまり遠くは見えない。時々雲が途切れて日がさすと暖かくてとても気持ちが良い。少し風はあるようだが、あまり気にならない。ここでランチタイム。以前来た時は6月ぐらいだったが、かなり暑かったのを覚えている。今回はこの南側のルートでちょうどよかった。

普段あまり使わないが、尾西のごはん(きのこごはん)と、定番のラーメン、スーパーで買ってきた惣菜を二人で分けて食べる。昨日の夜あれほど食べたのに、お腹がすく。流石に登山はカロリーを消費するのだろう。

お腹がいっぱいになったところでチェアリングタイム。しばしうとうとする。静かでとても気持ちがいい。
ここで1時間半ほどゆっくりして2時過ぎに下山を開始。

三郡山西側の下山ルート

下山は西側のルートから。車まで戻るのに少し大変だが、せっかくなので別のルートを辿ることにした。

亀嵩方面へ下るこちらの西側のルートもとてもいい感じ。おだやかなアップダウンのある尾根歩きがしばらく続く。2箇所ほど少し急な下りがあったので、登る時は少ししんどいかもしれない。

かなり急な下り坂

30分ほど歩くと、ぐんと降って峠に到着。

三郡山西側峠桃源郷方面

桃源郷方面にいく道のようだ。


ここからは先は案外倒木が多い。といっても、通れないほどではない。雰囲気は悪くないけれど。紅葉もいい感じに色づいている。
降りはじめて1時間弱、長寿の滝という標識が現れるが、その先は笹が生い茂っていてとてもいく気にはなれなかった。


下山からほぼ1時間で西側の登山口に到着。

ここからは林道を少し歩くと民家が見えてくる。農道まで出てからは少し長く、上り坂にもなったので、獣避けゲートで荷物を下ろして歩いて車を取りに戻った。

農道付近から眺める三郡山

お疲れーということで、今日も例によって温泉に。湯村温泉のお湯が本当に心地良い湯加減。いつまでもつかっていたい気分だった。