富山要害山と栃山に登る。今日も完ソロ

栃山山頂から見える山並み

晴れ

今日は定休日。昨日は仮の定休日なのでとても余裕はなかったが、今日は一応、大手を降って休める休日。とはいえ、早朝圃場へいき、何夜間やと片付け作業。

それでも、母親のデイサービスの送りも父親が担当してくれることになり、8時過ぎから出かける。

昨夜は少し雨も降ったようだが、徐々に天気が回復しそうなので、西へ向かって出発。途中、原付のナンバーを取得に市役所の宍道支所へ。こんな年度始めに本所へ行ったらどれほど待たされるか判ったものではない。実際に5分ほどでナンバーを無事もらえることとなった。

おおよそこの時点でも行き先は絞っていたのだが、せっかく早く出発したので、多伎の富山要害山へ向かうことにする。多岐のスーパーで簡単な弁当を購入。おおよそ地図で場所は確認していたので、9号線からかなり入った登山口駐車場へ無事到着。

思ったよりも広い駐車場

ネットで確認していたよりもずいぶん雰囲気が違う。広い駐車場である。

 

ここから目指す要害山はすぐそば。天気もバッチリ回復してきたので楽しく歩みを進める。杉林の中の林道を進むと急に視界が開け、目の前に要害山が現れる。

足元の草花たちも歓迎するかのようだ。

ところが東側の方から妙にうるさい騒音が。どうやら石切場のようなものがあるらしくて、せっかく静かな里山歩きを楽しもうとしたのにとても興醒め。いやいや、向こうはお仕事。こちらはお遊びである。休日に楽しむならば静かな登山を楽しめるだろう。出発から10分ほどで車道歩きも終わり、本当の登山口へ。

コンクリートの道の突き当たり。特に標識はない

ここから15分ほどで三ノ平という場所へ。

登山道の雰囲気は良い。騒音以外は

すぐ上に二の平。5分もかからずに山頂に着いた。

駐車場から20分。少し呆気ないし、騒音がとても気になったが仕方がない。

冨山要害山山頂から西を臨む
冨山要害山山頂から北の日本海方面
懐かしい遊具も

山頂からは天気も良いこともあり、出雲大社方面まで良く見えるし、日本海も美しい。眼下に見える里の雰囲気もまたいい感じ。

早速椅子を出してチェアリング&弁当タイム。ちょうどお昼となり、うるさい採掘音もやむ。

桜がたくさん植っているが、もうほぼ終わり、数輪だけ残っていた。

東風が強いが、流されて行く雲の姿は悪くない。

1時間ほどゆっくり、そして椅子でうつらうつら。1時になったらまた騒音がスタート。仕方なく片付けて下山することに。うっかりしていてチェアリングの写真を撮るのも忘れてしまった。

これで帰るのもどうももったいない。最初候補地の一つだった吉田グリーンシャワーの森の上にある栃山を目指すことにして下山。

下りは、山の北西を降りていく道を通ることにした。騒音もあまり気にならないが、竹が倒れていたり、ずいぶん荒れていた。ほぼ麓まで降りてさらに歩みを進めていた時、ふと気がつくとすぐ横に牛が二匹。久しぶりにこんな近くで牛を見た。少し警戒している様子。であったのはこの牛だけ。人影さえ目にすることない完ソロ登山だった。

下りは、距離が長かったためか、30分弱もかかってしまった。

ここから吉田までは1時間強。案外かかる。山道をナビを確認しながらドライブ。天気がいいので快適だが、天気が悪い日ならごめんだ。

到着は3時前。吉田村はどうも位置関係が良く掴めず、迷ってしまいやすい。今回も2回ほどUターンする羽目に。

吉田グリーンシャワーの森は、管理棟は閉まっていたが、管理棟から50メートル先のところに登山口を発見。さらに50メートルほど先の駐車場に留めて出発する。

登山道は昔は木の階段があったようだが、だいぶ朽ちていて、逆に歩きやすい。ただ所々倒木もある。まだ登山者は少ないのだろう。

少し荒れた登山道。シーズンになったら整備されるだろう

急な上り坂が何度か続く。先程の要害山に比べるとずいぶん登山らしく、とても楽しい。標高も高いせいか、風も冷たいが、汗も出てくる。

急な坂もあるが気持ちが良い

ずいぶん上った気になっていたが、30分かからずに山頂に到着。ここの桜はまだこれから。

南側だけが開けていて、奥出雲の山々が連なっているのが見える。かなり適当かもしれないが、吾妻山、 猿政山、鯛の巣山、吉田毛無山、大万木山あたりが見えるようだ。

栃山山頂から見える山並み
栃山山頂から見える山並み

いずれもまだこれから登りたいという山もあるので楽しみが増える。

チェアリング。なぜかピンボケ

ここでもしっかりチェアリング。ただ、さすがに寒くてゆっくりというわけにはいかなかった。下山は25分ぐらいで。この山もやはり完ソロ。そもそも、足跡らしいものも見えず、昨日とか、近日に登った人はいない感じだ。

ここから湯村温泉へ向かう。止まっていた車の数に比べてずいぶん人が多い。

脱衣場でまたOさんに出会う。一体何回目だろう。山野草の話などをして盛り上がる。今日はとても湯温が気持ちが良い。熱くもなく、ぬるくもなく。体を伸ばして今日の疲れを取る。これから帰るのだけが面倒だ。

帰ったらもう6時をずいぶん回っていた。少しデスクワークが残っているのだけが残念な休日だった。

稗原要害山(戸倉城跡)へ登る

早朝圃場へ。いくつか準備することがあったので、定休日だが致し方ない。戻ってごく軽く朝食。

今日は風もないので、山登り日和。昨日から検討していた稗原要害山へ向かうことにする。スタートが少し早いので、昼食をどうしようかとずいぶん迷う。いつもは頂上で昼食を取るのだが、今日は案外降りてきても昼前ということもあり得る。

それでもと、コンビニでカツ丼を購入。登山口へと向かう。どうもこのあたりはあまり縁がない土地なので、土地勘もなく、ナビに頼るしかない。

稗原要害山(東側駐車場から
稗原要害山(東側駐車場から

最初、標識に沿って到着した駐車場は事前に調べていたところとずいぶん違う。一台車も止まっている。月曜日には珍しく登山者がいるのだろうか。

一旦戻って本来の駐車場を探す。結局、向かい側の大袋山の駐車場に止めて歩くことにする。すぐ目の前に目指す稗原要害山が見える。案外低そうだ。

稗原要害山(大袋山の駐車場から)
稗原要害山(大袋山の駐車場から)

本来の登山口にもちょっと迷って到着。

ここからだと、200メートルの登り。大したことはなさそう。スタートは杉林。北側なので暗い。

その後、竹林も混ざり、徐々に自然の山らしくなってくる。登山道ははっきりしているし、所々削って踏段も作ってあるので歩きやすいが、あまり展望は良くない。それでも、あまり手が入っていない登山道はそれなりに楽しい。

山をぐるっと回るように歩いていくが、終始上り。

ところどころにはロープも渡されている。ストックを持ってきておいて正解だった。その後も案外急な上り坂が続き、「これは結構大変だ・・・」と思い始めた頃、急に周りが明るくなり頂上に到着。実際には30分かからなかった。

それでも、汗が出た体を爽やかな風が心地良く覚ましてくれる。早速椅子を出してチェアリング。

本来ならここで弁当というところだが、まだ昼にはやはり早い。ドリンクで喉を潤す。

しばらく雲を眺めたり、周囲をゆっくりと見渡す。南側からは下の方の集落が真下に見え、止めていた車も見えた。

稗原要害山頂上から南西
稗原要害山頂上から南西。大袋山

西側には大袋山。いつかまた登ってみたい。周囲を紹介する看板。聞き慣れない山が書いてある。「鳥巣見山」とある。

後で調べたらネットにも載っていなくて不思議だったが正しくは「烏巣見山」だった。

稗原要害山頂上岩場から南を望む
稗原要害山頂上岩場から南を望む

少し西に降りたところに、岩場があり、なかなかいい眺め。しばらく滞在して下山。下山はたった15分ほどだった。

歩いて駐車場に戻り、出雲方面へ向かう。

昼食はやはり山の中で。ただ、風が少し冷たく、しばらくして車に戻る。少し昼寝をしてゆっくり過ごす。

夕方、頼まれていた花の木の収穫。山では杏(?)の花が咲いていた。

収穫自体は、15分ほどで終わり、収穫物を携えて嫁サンの実家へ。お茶を入れてもらい、いただいて失礼する。帰りがけに温泉。今日は人が少なかった。ゆっくり浸かって帰る。

孝霊山へ登る

晴れ。

今日は穏やかな快晴の定休日。風は思ったよりも強い。

あまりにももったい無いような天気。とても家にずっといるわけにはいかない。ということで、どこかお山へ向かうことにする。

今日は嫁サンも久しぶりに同行することになっていたので、あまりハードな山は選べない。初めは、鳥取の三平山へ行こうかと思っていたのだが、ヤマレコに掲載されていた昨日のレポートでかなり雪があることが判明。さすがに1000メートルの山で、少し沿岸部から奥に入っているので仕方がない。ヤマレコでも多数掲載されているので、人気のようだ。ここは諦め、先日からちょっと見ていた孝霊山へ向かうことにした。

いつも米子方面へ向かうと、大山の左側にあって存在感を見せているこの山。以前から気になっていたのだが、それにしてはあまり情報がなかった。ネットでも情報はあるにはあるが、上ってみたくなるほどではなかった。おそらく見晴らしは良さそうだということはよくわかるのだが。

たまたま、先日借りた「鳥取県の山」に記事も載っていたし、他には馬着山ぐらいしかなかったので、とりあえずGO!

途中、すぐ手前のところで竹林の整備をしていたのか、焼いていた場所があり、灰がずいぶん飛んでいた。大丈夫かなと思って通り過ぎた(後程、登山中に下の方からサイレンが聞こえて少し心配することになる)。

孝霊山車止め位置
孝霊山車止め位置

登山口はすぐに見つかった。スタートはちょうど11時半。今日は昨年購入した新しいトレッキングシューズの歩きぞめ。靴擦れなどができないか少しドキドキ。

ここから本当の登山口までは3キロ以上道路を歩くことに。それほど急な坂ではないので大変というほどではないが、天気が悪いとずいぶん退屈だ。

孝霊山道路
延々と続く登山口までの道路。道路際の電柱には「高麗山」の表示

途中、影の部分では道路にも雪が残るが大した量ではない。

孝霊山の雪

1時間20分ほど歩き続け、ようやく本当の登山口に。

孝霊山登山口
行きにはとるのを忘れた

ここまででずいぶん疲れた。浅いとはいえ、雪の上を歩くとくたびれるようだ。三平山など今日はとても無理だったろう。

孝霊山登山口直下
登山口直下

一度下に向かって降りるように登山道を進み、それからはかなり急な上りが続く。

この先登り坂

葛折りを何度も繰り返してかなり苦労するが、ちょうどいい風が吹いて気持ちが良い。 時折、木の間から見える日本海がきれいだ。

急斜面にはロープ

嫁サンもすこしバテ気味。50分ほどで山頂に着く。

高霊山山頂からの大山
高霊山山頂からの大山

13時40分だった。目の前に大山が。北側の雄大な姿だ。

高霊山山頂からの大山
大山

思わずおーっと声が出る。先客がいた。反対側の登山道から上がってこられたようだ。挨拶して少し会話。

すぐにラーメンを茹でて、昼食。お腹がペコペコであっという間に腹に収まる。

それからお決まりのチェアリングタイム。

南は大山、北は弓ヶ浜。これがまた大山から見るよりもはるかに近くて見事だ。東は東伯方面の地形が広がる。雲は近いし、とても気持ちが良い。

3時になったので、下山開始。下りはあっという間。やはりとても急だったのだろう。登山口まで40分弱で着く。

高霊山と大山
帰りの登山口から見た高霊山と大山

ここからまた3.5キロ歩いて駐車場まで戻る。途中で蕗の薹を見つける。

ここから白鵬の里の温泉まですぐ。ゆっくりと湯に浸かり、疲れを取る。人も多かった。

大万木山に登る

曇り時々晴れ。

今日も朝のうちは比較的天気は良好。圃場で若干の片付け仕事が残っていて、定休日だが7時前に圃場へ向かう。

8時前まで片付けをして帰宅。今日はゆっくりするのもありだったが、やはりこれからの季節、天気が悪くて出られない日が続く可能性も高いので、アウトドアへ。

結局今日も出かけるまで行き先をきちんと決定することができなかった。出雲北山方面も考えたのだが、先週のリベンジで奥出雲方面へ。向かうは大万木山である。

途中、先週も立ち寄ったスーパーで昼食を購入。失敗したのが、何を間違えたのかカツカレー丼なるものを手に取ってしまった。店を出てから、昨夜イノシシの肉を結構食べたことを思い出した。豚の連続だ。

先週はこの時点で、向かう先に暗雲が立ち込めていたが、今日はその心配はなさそうである。

ところが、ここで大失敗。普段はスマホで位置を確認しながら運転するのだが、何を血迷ったのか、スマホにナビを頼むことにした。ところが、向かう先は特に特定の建物などがあるわけではない。間違えて、一つ東側の峠を指定してしまった。

途中、なんかおかしいなと気が付いたのだが、初めて通る道でもあり、そのためかとスマホの指示する通りに進んだ。ところが、あるところまで来て、明らかに位置関係がおかしいことに気がつく。大万木山よりも東にあるのが鯛の巣山だが、その鯛の巣山よりも東に来ているのだ。この時点で明らかに間違っていることに気がついたが、今から引き返すよりは、一旦高野に出て以前使った道で登る方がむしろ早い。

ということでおそらく予定よりも30分以上遅れて登山口近くの峠に到着する。

毛無山パーキング
毛無山パーキング

例によって車は一台もない。靴を履き替えたり、リュックを準備して出発。峠から少し戻ったところから登山開始。スタートはほぼ11時。

大万木山登山口
毛無コース大万木山登山口。ここが一番傾斜がきつい。ロープもここだけ

ここはとても傾斜が強く、結局のところ、最初が一番大変な登りだったが、後でわかったことに、林道をもう少し先に進んだところから、難なく登山道に入れるところがあった。

大万木山登山道

前回来た時にも(毛無山)落葉がかなり進んでいたが、もちろん今回はほとんどの落葉樹が葉を落とし、登山道は落ち葉が敷き詰められている。ただ、前日辺りの雨のせいかやや湿っていてカサカサという気持ちの良い音がするわけではない。それでも笹で登山道が縁取られてなかなか楽しい。

遠くから見る大万木山
遠くから見る大万木山(たぶん)

しばらく歩くと目指す大万木山が先に見えてくる。相当先に見えるので少し不安も感じるほどだ。

いくつかアップダウンを繰り返しながら徐々に山頂に近づく。

40分ほどで地蔵尊展望台に到着。残念ながらそんなに遠くは見えないが、晴れていたら気持ちの良さそうな場所だ。ここから、滝見コースと合流する。何十年も昔に下山時に通っているコースだ。

地蔵尊展望台
地蔵尊展望台。松江方面を望む

ここからはしばらくジグザクの道で高度をあげていく。

尾根道だが、広く、平たくて歩きやすい

15分ほどで、平らで気持ち良いブナ林のプロムナードのような場所へ到着。ここでゆっくりしたいぐらいだが、先に進む。

登り始めて1時間ほど。また上り坂になるが、この辺りから足元に積雪の名残が見えるようになる。しばらくして水飲み場に到着するが喉を潤すのはやめてあとすこしの頂上に向かう。

頂上到着12時20分であった。もちろん、誰もいない。気温もずいぶん低く、すぐに途中で買ったカツカレー丼とラーメンを温めて昼食にする。

大万木山山頂風景
大万木山山頂風景

以前来た時は、緑が多い季節だったので周囲の眺望は全くなかったが、落葉樹に囲まれていい感じ。これで太陽さえ出ていればというところだ。

本来ならここで椅子を出してチェアリングと行きたいところだが、如何せん寒い。椅子を出す気力もなく、小一時間いただけで下山することにした。下山開始は13時15分。

この頃からやや天気が怪しく、ガスっぽくなってきたが、頂上付近のモノクロームの風景はなかなかいいものだった。

東側の毛無山に登った時はたくさん見かけたヤドリギだったが、大万木山ではやや少ないようだった。見つけていないだけかもしれないが。

ヤドリギ
ヤドリギ

下山もゆっくり目だったが、1時間ほど降りて駐車場も近くなった頃、いい感じのところにやってきた。

もちろんこれから登ってくるような人はいそうにないので登山道に椅子を出してチェアリング。お湯を沸かしてカフェオレをいただく。

椅子から眺める
椅子から空を眺める

結局今日も誰にも会うことのない登山だった。

帰りは吉田村を経由して湯村温泉へ。ここも時間的に人が少なく、ゆっくりと。寒い時期の登山の後の温泉は体に染み透る感じでまた格別。一年ぶりの快感を覚えた。