大人山に登る

晴れ。快晴で穏やかな天気。やや西風が強い。

天皇誕生日振替休日。スタッフも休みなので早朝圃場へ出かけ発送準備など。

8時過ぎに戻り軽く朝食。せっかく天気が良い休みなのでどこか出かけたいところだが、このご時世、人混みは避けたい。ということで、久しぶりに嫁サンと山登りへ。

向かうはこれもずいぶん前から登ってみたかった奥出雲町の大人山(だいにんやま)へ。この山も例によって、いつも参考にさせていただいている法師崎のやまある記に紹介されていた。

出かけたのはやはり遅く、11時半。9号線・54号線を経由して木次から農道に入る。その手前の道の駅で圃場の近所のAさんに出会った。

大人山の入り口はすぐわかったが、駐車スペースがほとんどなく、ギリギリまで道の端に寄せて駐車。軽バンできて正解だった。

大人山登山口
大人山登山口

 

山道はとても広く、途中までは車が入ることができるぐらい幅がひろい。砂利も引いてあるのだが、落葉で砂利が覆われてとても歩きやすい。

大人山登山道
頂上までとても登りやすい。ただ、法師崎のやまある記に紹介してあるほど楽な感じではなかった。そこそこ山に登った気分を味わえる。階段もなくて楽しい。

傾斜も緩やかなので、天気が良ければスニーカーでも大丈夫そうだ。途中、水が飲めるところがあったのだが、ほとんど水が出ていなくて残念。

大人山のおいしい水
ポタポタとしか出てなくて残念

途中からは眼下に周囲のまちが見え、はるか先には中国山脈。

大人山展望台から
大人山展望台から

とにかく今日は天気が良くて気持ちが良い。寒いかもと覚悟して行ったのだが、とても2月の終わりとは思えない陽気。下手すればGWぐらいの感じだ。

出発してからおおよそ50分ほどで頂上へ。途中休憩も入れたり、かなりゆっくり歩いたので疲れもない。

大人山頂上
頂上から西側。東屋や木の椅子もたくさんある

頂上で昼食をとったが、少し風が強くなってきて、少し下りたところの展望台まで戻り、椅子を出してゆっくり空を眺める。

 

コーヒーを入れてしばらく休み、下山開始。ずいぶん下に止めておいた車が見えた。

途中、こんな山の中なのにもうフキノトウがずいぶん大きくなっていた。

フキノトウ

帰りは久しぶりに湯村温泉へ。休みなので人が多いかもと心配したのだが、それほどでもなく、ゆっくりと体を温め足を伸ばした。まだ暗くならないうちに帰宅できてよかった。

コンプレッションシャツを試す

雨のち曇り。昼前はかなりの豪雨。それでも警報は出なかったが、いわゆる恐怖を感じるような土砂降りだった。午後は徐々に天気は回復。夕方一時雨がぱらつき、東の空には虹が出た。

早朝圃場で発送準備。思っていたよりスムーズに進む。一旦朝食に戻って掃除など。9時前にもう一度圃場へ向かう。今日は先日買ったコンプレッションシャツを着ていく。上にTシャツを重ね着。今日のように蒸れる日はTシャツが汗で肌に張り付いて気持ちが悪いのだが、昼になってもそういう不快感はない。ただ、圧迫感だけは慣れるのに少しかかりそうだ。

昼にシャワーを浴びようとして脱いでも、肌はサラリとしていて、シャワーする必要がなかった?と思えるぐらい。日射が強くて本格的に暑い日に汗をかいたらどうなるかが気になるが、使えそうな予感。もちろん、登山にも使えそうだ。

午後は発送とデスクワーク。夕方もう一度圃場へ出かける。子供が夜帰ってくるという連絡がある。隠岐にも行くようなことを言っていたが、どうなのだろう。

岩伏山に登る

曇り

定休日だが、このシーズンはゆっくりしていられるわけもなく、早朝、圃場で発送の準備や片付けなど。

朝食に戻って、眠気が出てきて少し横になる。

昼前に動き出す。せっかくの休みだし、梅雨に入ったらまた出かけにくくなるので、近くの山へ向かおうと思い立つ。手持ちの本やネットなどを見ながら、下山後のの温泉などのことも考えつつ、奥出雲の岩伏山に向かうことにする。

この山はずいぶん気になっていたのだが、2000年代初頭の本では、冬または早春にしか登れないと書いてあるし、いつも参考にするサイトでは2008年の時点で、やはりそれなりに登りにくいように書いてあった。ところが、その後2012年に登った方の記録では、整備されてとても登りやすいとのこと。これを信用して向かうことにする。

途中で簡単な弁当を買い、現地へ向かう。現地では道路工事をしていて、作業者の方の車が進入路に止めてあったので、お願いして止めさせてもらう。

岩伏山登山道入り口
案内板は非常に立派

 

1時前にスタート。たぶんここだよなと思われる登山口はかなり草に覆われている。本当に大丈夫かと少し心配になる。

登山道わきのニンドウ。爽やかな香り

そこからさらに200メートルぐらいは、ずいぶん不安な感じの道。もともとコンクリートで舗装されているようだが、今は車が入った形跡はない。ここで引き返す人も多いのか、踏み跡らしきものはない。しばらく進むとようやく登山道の表示が見えてひと安心。

その先は少し熊笹が生えている程度でかなり気持ちが良い道に変わる。ところどころに木々の説明プレートもあってなおさら安心する。

樹木紹介のプレートもまだ新しい。
そのタンナサワフタギ

結局、ちょうど30分ほどで頂上へたどり着く。

岩伏山頂上からみるさくらおろち湖

ところが頂上は風がとても強い。木々に囲まれてあまり展望も良くないので、一段下の広場へもどり、ここで昼食、休憩にする。

例によってチェアリング。今日はイマイチかな。

ここで1時間強ほどゆっくりするが、やはり風が強く、長袖を着ていても寒く、早々に退散する。帰り道の東側の道はトレイルランのコースとも重なっているようでずいぶん歩きやすい。と思ったらトレイルランのコースから外れるとやはり草木が生い茂る道になる。

東側の登山口はひとを拒むかのようだ。近くには「熊、マムシ、蜂に注意」の表示。これを見て入っていけるひとがどれだけいるか。

ましてや登山口は、降りてきたらわかるが、登ろうとするときにはちょっとわからないような感じ。登山を拒むかのような登山道だった。

その後、すぐ近くの長者の湯で汗を流す。誰もいなくて貸切。気分が良い。

帰りは逆方向に、上久野~広瀬をとおって9号線へ。かなりの距離で眠くなった。帰ってまた一眠りしてしまった。

今年最初の登山?

車山山頂桜の木

晴れ

今日で長かった年末年始の休みも終わり。とにかく天気も穏やかだったし、特に大きなイベントやトラブルもなく無事に過ごせたことが大きかった。

最終日は明日からの仕事の準備を少ししたらゆっくり過ごそうと思っていたのだが、思った以上に天気が良くて、どこかへ行きたくなる。

それでも午前中は「案外天気が悪くなるかも」と躊躇していたが、昼食後少し休んだ後もまだ天気がいいのに気がつき、「このままではもったいない・・・」と、急遽安来の車山へ向かうことにした。

昨年から一度登りたいと思っていたのだが、わざわざ1日かけるような山でもないし、近いのについ他の山へ気がそれていた。

装備も簡単に、上着などはほぼ普段着で、トレッキング用のパンツとシューズだけはきちんとすることに。それでも山頂でコーヒーぐらいはと、ちいさなデイパックに水とヤカン、先日買ったボンベ、インスタントコーヒーも入れて出かける。

農道を通るとあっという間だったが、北側からの道路が途中で通行止め。仕方がなく、ぐるっと山の周りを回って、南側から登山口へ向かう。

例によっていつも参考にするサイト

中国地方の登山紀行 法師崎のやまある記を参考に、池の手前にある道が広くなっているところに駐車して登山口へむかったら、なんと、登山口のすぐ横に立派で広い駐車場が。また戻るのも面倒臭いし、この先通行止め、ほとんど車の往来もないところなのでそのままで登山スタート。

車山登山道
落ち葉の積もる道は歩いていて気持ちが良い

登山口近くは竹やぶや杉林で薄暗いが、少し歩くと雑木林に。足元も落葉が多くなる。階段がなくてとても歩きやすい。

せっかくの登山なのでゆっくり歩けばいいのに、どうしても一人での登山は先を急いでしまう。

車山西側ピーク

しばらくして山頂らしきところにたどり着いたのだが、全く展望がない。これもあらかじめ参考サイトの説明で西のピークだと知っていたので更に歩みを進める。

車山頂上手前

更に歩くと、頂上らしい雰囲気が先に見えてきた。

いままでほとんど展望がなかったが一気に視野が開ける。

 

山頂まで30分。軽く汗ばむ程度。午後からの登山には丁度良い。登山というには憚られるぐらいだ。

車山山頂

標高207.8メートルのようだ。小数点がなければ少し誇れる(?)高さなのだが。

車山山頂から大山方向
大山は雲がかかっていた

真正面に大山が見えるが、雲がかかっていて残念。

山頂にはたくさんの桜の木。シーズンはなかなか楽しいお花見スポットかもしれない。桜はまだ芽が硬い。

お湯を沸かしてコーヒーで一息入れようと、デイパックを開けてハッとする。「ボンベは入れたけど、バーナー本体入れたっけ・・・?」

ちいさいのでもしかしたらヤカンの中に入っているかもとかすかな望みをつなぐが入っていない・・・。やれやれ、急いで出るとこれだ。

仕方がないので水とチョコレートをかじっておしまいにする。それでもなかなかウマイ。

高盛山
向かいは高盛山

ふと気がついたら、すぐ向かいの山は昨年登った高盛山だった。

車山山頂の雲

案外風があるようで雲が急いで東へ流れていく。しばらくボーっと眺めてから下山する。

下山はあっという間。行きと同じ道で家に戻る。

まだ夕方早い時間なので嫁サンと温泉へ向かう。温泉は案外人が少なく、ゆっくりできた。

山に登って温泉に浸かる。正月休みの終わりにしては上出来、上出来。