チェーンリーディング-増補 サバイバル! ─人はズルなしで生きられるのか (ちくま文庫)服部 文祥著

朝から強い雨の降る1日。せっかくの休日だというのに残念だ。天気が良ければ自転車に乗ったり、近くの山にでも行けたのだが。

結局午前中は溜まっていた仕事を少し片付けたり、お茶を飲んだり、また片付けごとをしたりという感じで過ごす。

昼食後、少しウトウトして、また片付けごと。このあたりで、せっかくの休日がもったいない感じが出てくる。

午後3時も過ぎた頃に、嫁サンが買い物に出かけるというので、ついていくことにした。

大して期待はしていなかったが、ポータブルスピーカーが、どんなのがあるか電器店に行ってみるつもりだった。ところが、なんと定休日。相変わらず運が悪い。

嫁サンの目的の一つ、書店に向かう。雨が降る中車から出るのは億劫だったが、それでもと思い店内に入る。文庫の棚をぶらぶらと見ていたら、面白そうな本を見つけた。サバイバル! ─人はズルなしで生きられるのか

増補 サバイバル! ─人はズルなしで生きられるのか

以前、たしか図書館で同じ人の「 狩猟サバイバル 」を借りたことがある。結構面白く読んだ記憶があるが、知り合いがちょっと酷評していたっけ。

大抵この手のジャンルは気になるのだが、釣りやツールや食料など面白そうな内容なので購入することに。文庫本は大抵中古で買ったりすることが多いのに珍しいことだ。

同じ本屋(図書館でもだが)へ行っても、まったく本にひかれない日と、スイッチが急にはいってある本ある本興味深く感じられる日がある。今日は後者のほうだったようで、同じちくま文庫の棚でも片手で数えられないほど読みたいと思える本が見つかった。さすがに今日は一冊にしておいたけれど。

その後、嫁サンがスーパーなどで買い物をしているのを待つ間、1/4ぐらいを読み進めたが、そのなかでも「ズルしないで・・・」というフレーズが響いてきた。

帰って表紙を見てみたら、副題が「人はズルなしで生きられるのか」であった・・・。ズルすればもう登れない山なんてないんだねぇ。

自分が山へ登る時も、不必要なものを極力減らせたらかっこいいと思う。まだまだ経験では補える状態ではないのだが・・・。

ここ数日、寝る前の楽しみができた。あ、また2冊手放さなくては・・・。

真山へ山登り

朝から風もなく、穏やかな1日になりそうな気配。

休日だが、冬のこんな日に家にいるのはもったいないと、山登りに出かけた。

山登りといってもハイキング程度なのだが。

昨年からずっと行く機会を狙っていた松江の北にある大平山へ向かう。

橋北はやはり雪が多く残っている。登山口に到着したが、場所的にまだ雪がたくさん残っている。昨日ぐらいのだろうか、雪の上に登山者の足跡は残っているが、今日は雪を想定した準備をしていなかったので、後ろ髪を引かれる思いで断念する。

どこかもっと登りやすい山は・・・ということで、テクノパークの裏の真山へ向かってみる。何人かのお客さんからも聞いている山だし、とりあえず登山口までやってきた。

先ほどよりもずいぶん雪は少なめ。まあ、登ってみようということになる。

時々参考にしている「中国地方の登山紀行 法師崎のやまある記」でも紹介されている通り、勾配も楽でゆっくりと登れる。途中、鉄塔の足元で短い休憩。和久羅山と嵩山のつらなりからできる「寝仏」が目の前だ。

寝仏
右が顔。寝仏

周囲の山も、北斜面にはまだまだ雪が残る。

北側山腹
北側山腹には雪

まだ2月だものなぁ。だけど登山道には雪が少なめ。整備も行き届いている感じでとても歩きやすい。雪で折れた枝なども丁寧に片付けてあった。そういえば、今年初めての山登りだ。今年のスタートとしてはちょうどよさそうだ。

真山登山道
歩きやすい登山道

特にきつい登りもなく、45分ほどで山頂に到着。松江が一望でき、宍道湖もみえる。反対側の樹の間からは中海も見える。天気が良ければ大山も見えるだろう。ちょっと運動したいとか、山登りしたいけれど遠出するのも億劫というときにはちょうど良い感じの山だ。

真山山頂
真山山頂から市内をみる

ちょうど正午だ。ラーメンとペンネ(トマトソース)で昼食。ダブル炭水化物。

山頂も風がなく、穏やかである。食事が終わってくつろいでいたら登山者の男性があらわれた。登山というよりは何も持たず、軽装。シューズも運動靴だ。どうやら運動にこられたという感じ。この先の周回ルートについて教えてもらう。この方は鳥の子山まで歩いて引き返してくるという。

最初は山頂までで引き返すつもりだったが、この方の話を聞いて、もう少し先の鳥の子山まで向かうことにした。

鳥の子山山頂
鳥の子山山頂

真山までよりも道は荒れていたが、おおよそ、30分ほどで山頂に到着。さらに、上記サイトに載っている谷に下りるルートでぐるっと回って帰ろうとしたのだが、谷側は雪が多く断念した。

行きは楽だったが、鳥の子山から真山山頂まではとても遠く感じた。今回、一番しんどい箇所だった。真山山頂で一休みして下山。下山はとても楽だった。