吾妻山へ登る

曇り

昨日の予報では雨模様の感じだったので諦めていたが、朝になってみるとなんとか空は持ちそうな感じ。今日の昼には33℃ぐらいになると言われているので、涼しいところへ脱出。急遽夏前最後の山登りに出かけることになる。

今回は久しぶりに嫁サンと。目的地は吾妻山だ。大昔、広島県側から登ったことはあるが、島根県側からは案外距離もある。しかも、登山口まで行くのに時間がかかるのでいままでためらっていたが、今日はスタートが比較的早くできそうなので思い切って出発。

それでも、登山口に到着したのがもう11時半。すぐに準備をして登り始めるが、最初の砂利道が案外急で足を取られる。

途中の峠まではずっと登りだったが、峠からしばらく西へ向かうと一気に視界がひらけて大膳原に到着。ここでゆっくりしてもいいぐらいだったが目の前にそびえる吾妻山が待っているので、そのまま進む。ギボウシやウツボグサなど、いろいろな山野草が咲いていて目を楽しませてくれた。

しばらく進むと森の中になる。天気が良いと気持ちが良いのだろうがあいにくの曇天でやや寂しい感じ。汗はかくが、風が吹くととても気持ちが良い。

しばらく登ると、さっきまでいた大膳原が真下に見える。かなり上がってきた。見晴らしもとても良い。

もうすこしと歩をすすめ、ようやく頂上。頂上下で老夫婦とすれ違った以外、誰にも会わず、またこの後も下山まで誰にも会うことはなかった。

頂上で昼食、途中で買ってきた弁当を食べる。ラーメンも作りたかったが、案外お腹がいっぱいになったのでやめることにする。昼食後はチェアリングタイム。久々に気持ちが良い。

小一時間、ウトウトしたり、本をめくったりして、下山。下山は案外早かった。途中、キャンプ場に立ち寄る。もちろん誰もいなかった。

帰りがけは例によって温泉。今日は湯村温泉。とても熱かった。

沖の郷山へ登る

チェアリング

晴れ。風も穏やか。

早朝圃場で発送準備など。帰って軽く朝食。

天気が良いので、人がいない屋外に行く絶好のチャンス。桜もほぼ満開なので、桜を見に行くのも良いが、やはり運動不足解消もかねて山登りへ。

目的地は飯南町の沖の郷山へ。少し遠いが、ずいぶん前から登ってみたかった山だ。

今日は少し早めに10時半に出発。それでも途中、道の駅などに寄ったため、到着はやはり12時を過ぎてしまった。

駐車場にはすでに車が止まっていて、老夫妻が出発の準備をしていらっしゃった。軽く挨拶して先行してもらう。

駐車場からはしばらく歩きやすい林道。

周囲にミヤマカタバミがたくさん咲いている。林道の終わりに広島ナンバーの車。

その後山道に入ると案外勾配が急になる。

おそらく広島からの方であろう、3人の方がおりてこられた。少し挨拶。尾根にやってくると風があり、すずしいが流石に汗が出てくる。セーターを脱いですこし楽になる。

まだ芽吹かない落葉樹の中を歩く。坂は急だがとても気持ちが良い。40分ほどで分かれ道につき、ここで先行しておられた夫婦に追いつく。先に行かせてもらう。我々にしては珍しいぐらいだが。

ほぼ1時間で山頂に。山頂はほぼ何もなく、風が強いと厳しいかもしれない。

西には割と近くに三瓶山。南東側には大万木山が目の前に。

今日は北風のようなので、南側の斜面に座り、昼食。ラーメンを作ろうとしたのだが、ガスバーナーが着火しない。どうやら火花を出すスイッチが不具合のようだ。

あとで調べたら圧電素子の不具合のようで修理も可能な模様。余裕があるときに直してみたい。

しばらく奮闘するがスイッチがバカになっている。しかもこういうときにかぎってマッチもライターもなし。反省。

仕方なく、おにぎりと、途中で嫁サンが買ったお餅、ナッツ類を食べる。

それでもお腹がある程度膨れたら落ち着く。しばらくスイッチをゴソゴソしていたら時々引っかかるように「カチッ」というようになった。数少ないチャンスを大事にして用心して点火したら見事に着火。ラーメンを作って食べる。

その後、椅子を出してしばらくのんびり。暖かい日差しにウトウト。

チェアリング気がついたらもう3時近くになっていた。

下山してほぼおりてきたときに、ニワトコがあった。開花していたが香りはあまりない。

帰りは吉田村経由で湯村温泉へ。入った時にちょうど最後の人が出るときでしばらくは貸切状態。ゆったりと気持ちよく疲れをとる。お湯から出て更衣室に行こうとしたらOさんが入ってきてびっくり。少し言葉を交わす。

帰りも自分が運転して松江へ。

大人山に登る

晴れ。快晴で穏やかな天気。やや西風が強い。

天皇誕生日振替休日。スタッフも休みなので早朝圃場へ出かけ発送準備など。

8時過ぎに戻り軽く朝食。せっかく天気が良い休みなのでどこか出かけたいところだが、このご時世、人混みは避けたい。ということで、久しぶりに嫁サンと山登りへ。

向かうはこれもずいぶん前から登ってみたかった奥出雲町の大人山(だいにんやま)へ。この山も例によって、いつも参考にさせていただいている法師崎のやまある記に紹介されていた。

出かけたのはやはり遅く、11時半。9号線・54号線を経由して木次から農道に入る。その手前の道の駅で圃場の近所のAさんに出会った。

大人山の入り口はすぐわかったが、駐車スペースがほとんどなく、ギリギリまで道の端に寄せて駐車。軽バンできて正解だった。

大人山登山口
大人山登山口

 

山道はとても広く、途中までは車が入ることができるぐらい幅がひろい。砂利も引いてあるのだが、落葉で砂利が覆われてとても歩きやすい。

大人山登山道
頂上までとても登りやすい。ただ、法師崎のやまある記に紹介してあるほど楽な感じではなかった。そこそこ山に登った気分を味わえる。階段もなくて楽しい。

傾斜も緩やかなので、天気が良ければスニーカーでも大丈夫そうだ。途中、水が飲めるところがあったのだが、ほとんど水が出ていなくて残念。

大人山のおいしい水
ポタポタとしか出てなくて残念

途中からは眼下に周囲のまちが見え、はるか先には中国山脈。

大人山展望台から
大人山展望台から

とにかく今日は天気が良くて気持ちが良い。寒いかもと覚悟して行ったのだが、とても2月の終わりとは思えない陽気。下手すればGWぐらいの感じだ。

出発してからおおよそ50分ほどで頂上へ。途中休憩も入れたり、かなりゆっくり歩いたので疲れもない。

大人山頂上
頂上から西側。東屋や木の椅子もたくさんある

頂上で昼食をとったが、少し風が強くなってきて、少し下りたところの展望台まで戻り、椅子を出してゆっくり空を眺める。

 

コーヒーを入れてしばらく休み、下山開始。ずいぶん下に止めておいた車が見えた。

途中、こんな山の中なのにもうフキノトウがずいぶん大きくなっていた。

フキノトウ

帰りは久しぶりに湯村温泉へ。休みなので人が多いかもと心配したのだが、それほどでもなく、ゆっくりと体を温め足を伸ばした。まだ暗くならないうちに帰宅できてよかった。

清久山に登る

清久山チェアリング

晴れ。風もなくとても穏やか。12月初めとは思えない。まるでお正月の穏やかな1日のよう。

定休日。呪われた四週連続月曜日の雨を挽回するような良い天気。朝はゆっくりと起きるが、少し早めの準備と少し早めの出発で山を目指すことにする。

目的の山は清久山。大東の南にある。山の名前は本やネットで目にしていたのだが、本の紹介でも星二つ(やや登りにくい)だったり、ネットでも非常に急だと書かれていて二の足を踏んでいた。

ところが、先日Iさんに「どこかいい山ない?」と尋ねたら、清久山はどげだ?と紹介してくれた。その言葉を信じて向かうことにする。距離的にもそれほど遠くなく、30分強で登山口までたどり着く。

清久山地図

登山口の駐車場には軽トラが止まっていたので、珍しく先行者か?と思っていたら、作業着姿の男性が山の方から降りてきた。挨拶をすると登山道の木道が滑りやすいので立て札を立ててきたという。どうやら地元の方らしい。我々はいつも登るだけなので、管理しておられる方には頭が上がらない。丁重に礼を述べる。「今日は天気で最高だよ」と声をかけられる。ゆっくり登って1時間とのこと。なんでも一等三角点があることで全国から登山客があるそうだ。一等三角点の百名山もあるという。

一等三角点の清久山

今日は、いつものトレッキングシューズではなく、先月購入した作業靴ハスクバーナ ブーツ テクニカルを履いて登る。

ハスクバーナ ブーツ テクニカル
作業用にと購入したのだが

アマゾンのレビューに登山靴にもとの表記があったので本当にどうなのか試してみたい気もあった。いつものトレッキングシューズよりも片足100gほど多いが、靴底はより硬いので、岩が多い山なら適しているのかもしれない。足先にプロテクションが入っているので、つま先の保護にも良さそうだ。

出発してすぐに先ほどの木道が現れる。入り口にその立て札が立てられている。

木道と立派な看板親切なことだと感謝しながら木道に進むと本当に滑る。ツルツルだ。霜が凍りついているのもあるが、どうやらそれよりも苔が生えていて滑るようだ。相当慎重にしていても靴が前後や横に流れていく。すり足をするようにしても危なっかしい。100メートルもない木道だったが、ここがいちばんの難所だった。

清久山木道
恐怖の木道。滑る滑る。教えてもらわなかったら大変だった。看板があっても、傾斜が緩いので絶対油断しそうだ。

木道をすぎると竹林の中に。少し暗いが、しばらく歩いて高度が上がれば竹林はなくなるだろうと思っていたらその通り。次は杉林。まだ暗いが、これをすぎると落葉がたくさん積もる道になってきた。

落ち葉がたっぷりの登山道
落ち葉がたっぷりの登山道。とても気持ちが良い

落葉は足首ぐらいまであり、歩いていてとても足に優しい。落葉樹が増えてきたせいか、明るくなり、日差しもさすようになってきた。

青空と樹木
青空と樹木

しばらくはとても気持ちが良い道が続くが、ほとんどが割合急な上り坂。こまめに休憩を入れる。尾根のようなところまでくると出発から40分はたっていた。その先、また杉林。ここは暗い上に赤土でとても滑りやすかった。角度も急。さらに登るとまた落葉樹の道になり、展望も開けてくる。あと500メートル、300メートルと看板が出てくるが、まだまだ坂は続く。気持ち良いがそれなりに疲れる道だ。

清久山登山道より
ようやく視界がひらけて遠くが見えてきた

ようやく頂上に到達。10時40分に登り始め、ちょうど12時に到着。1時間20分かかった。

清久山頂上

頂上は西側、北側に開けていて、遠くは三瓶山、日本海、大社や稲佐の浜、出雲北山、先日登った幡屋三山もよく見える。さらに松江の北山からおそらく中海も。手前には大東の町が望める。山頂周辺はきれいに草が刈られている。我々のような登山者のために管理していただく方には本当に頭が下がる。ここまで草刈機を担いで上がるのは大変なことだろう。

幡屋三山
大アドベンチャーだった幡屋三山
三瓶山
三瓶山がはるか西に

とりあえず、椅子をしつらえて、昼食。はじめはコーヒーだけ飲もうかと思っていたのだが、流石にお腹が空き、念のために持ってきていたフリーズドライのカレーを作って食べる。

清久山チェアリング
例によってチェアリング

お腹も膨れてしばし椅子に座って空を眺める。風もときどき吹くと寒くも感じるが、それもいっとき。12月の日差しがポカポカとあたたかい。

清久山チェアリング
今日は同行者あり

東の方にルートが見えるので行ってみたら正面に大山。今日はよく見える。

大山
大山が遠くに見える

気がついたらもう1時半。自分一人ならもっとゆっくりするが、きょうは嫁サンも同行。そろそろ下山する。下りは45分ほどだったが、急な坂にかなり嫁サンは難儀している模様。それでも無事に下山。ブーツ自体も特に問題なく使えるようだ。いつものトレッキングシューズよりも足先に余裕があるので厚めの靴下を履く冬場には良いかもしれない。

下山後、少し何か食べようと、横田の山県そばへむかう。ここもIさんお勧めだったが、ちょっと前に売り切れたばかりだった。仕方がないので、国道沿いの純そば一風庵へ。しかしここも本日終了。諦めるかどうするかと思ったが、何十年前に行ったことがある八川そばへ。こちらは開いていて、お店の方がリラックスしてお茶をして暖かく迎えてくれた。

店の中も暖かく、愛想よく応対してもらえて大変好感がもてた。お蕎麦とおでん、どちらもとても美味しい。お茶の時に作られたヨーグルトもサービスしていただき、満腹、満足。気分良く、すぐ裏の八川駅を見学。とても雰囲気が良い。

八川駅待合室
雰囲気の良い八川駅

帰りは湯村温泉へ。人が少なく、とてもリラックス。とにかく一日中天気に恵まれ、良き日だった。