大日出山に登る

大日出山チェアリング

雨のち曇りのち雨

今日は定休日。休みの日でも圃場に行くことが多いのだが、朝から雨降りでもあるし、今日は少し反省して家でゆっくりと朝を過ごす。

軽い朝食。掃除など。朝、寒冷前線がとおって荒れる天気となるとの予想。ただ、午後からは回復するという。朝早いうちに雨も止んだので、昨日の快晴でうずうずしていたところ、どこかの山へ出かけようと考える。とりあえず準備だけ行う。

大平山もいいが、階段が多いというし、沖の郷山は少し遠い、また情報によっては少し険しいとも聞く。そこで、近場の大日出山(おおしびさん)へ向かうことに決定。現地までは30分ほどでつけるだろうし、帰りがけには温泉へよっても良さそうだ。

ところが、出かけて間も無く雨が降り始める。弁当を買いにスーパーによっていたらまた日がさしてきた。雲の動きなどをスマホでチェックすると、やはり回復に向かっているし、午後は晴れマーク。予定通り山を目指す。今日もソロ登山である。熊鈴も持ってきたし。

大日出山第二駐車場
大日出山第二駐車場

登山口はすぐに見つかり、第二駐車場まで上がる。乗用車では少し厳しいかもしれない。四駆のハコバンなら平気、平気。ただ、誰もとおったような跡がない。

駐車場で準備して出発。時折日がさす。今日もやはり12時を過ぎていた。12時15分発。しばらく歩くと最終駐車場に到着。

大日出山最終駐車場
大日出山最終駐車場

この辺までならなんとか車でも上がれそうだが、歩くのも楽しい道だ。このすぐ上に水場。少しだけいただく。

大日出山水場

この先もきちんとならされた道。

大日出山4合目
大日出山4合目。天気が良ければ出雲方面が見えるかも

少し上がると、どうやら元の登山道が崩れたようで付け直した様子。歩きやすくていいが、風情はいまいち。来年ぐらいには少しいい感じになるかもしれない。

大日出山登山道
それほど前ではない頃に重機で整備されたような感じ

30分ほどで6合目着。

大日出山登山道6合目
大日出山登山道6合目

この辺からポツリポツリと雨が落ち出す。この先からはもともとの登山道のようでとてもいい感じになるが、この辺りから雨が本降りになる。仕方がなく雨具装着。ザックカバーも持ってきてよかった。あまりに振りがひどいので、戻ろうかとも思うがそれでもと先を目指す。天気予報のサイトを見るとお日様マークが全て曇りに変わっている!!!!おいおいおい。

風もとても強い。ただ、先月の上高地のことを思えばなんともない。

道の雰囲気はとてもいいのにとても残念だ。

大日出山登山道7合目
大日出山登山道7合目付近

頂上に着いても雨かな・・・下に降りてから弁当を食べようかと思いつつ頂上を目指す。頂上についた頃、雨はやみはじめ、奇跡のように青空が広がる。つい、お~、と声が出てしまった。こういうことがあって山登りにハマっていくのだろう。ちょうど出発から一時間で到着した。

風は強いが、雨具を脱いで干す。

大日出山チェアリング
大日出山チェアリング。束の間の良い天気。二時間はいたかったのだが・・・

椅子に腰掛け、まずはスーパーで買ってきた一人用のレトルトビーフシチューを温める。300円代後半、奮発したのに、肉は一切れしか入っていなかった。また、コッフェルに開けたのだが、パンでもなければ綺麗に食べきれない。美味しかったが失敗である。

まさかこのあと10分後に大雨に見舞われるとは・・・
大日出山頂上
大日出山頂上。とても雰囲気が良い。
松江方面に虹が見えた

続いてラーメンを温めようとし始めた頃にまたポツリポツリと雨が降ってきた。通り雨に違いないと思っていたのにどんどん強くなる。諦めてまたカッパを装着。ラーメンはでき始めるのに、雨はどんどん強くなる。大急ぎで他の荷物や椅子を片付け、雨がコッフェルにどんどん入りながらもラーメンを啜り、下山する。ゆっくりできないでとても残念。

下山は滑らないよう気をつけてゆっくりと。時々石が多い場所もあったが、すんなりと下山できた。

山頂はとてもいい雰囲気だし、登山道も悪くない(6合目から上は特に良い)、階段もないし、是非もう一度来たいものだ。天気の日に。

帰りは少し大回りして斐川美人の湯へ。湯船でウトウトしてしまう。

松江に戻る頃、空は晴れてきた。天気予報が悪いのか、僕が雨男なのか、判断力が劣っているのか・・・。帰ったらとても眠たく、小一時間ほど寝てしまった。

荒神祭といかのおすし

晴れ時々曇り。

嫁サンの実家で荒神祭のお手伝い。8年ぶりの当屋。朝、ゆっくりしていたら8時過ぎから近所の方が集まり始める。なんとなく会話に参加するが、すごく久しぶりに会う方も多く、話を合わせるのに少し苦労する。例によって、向こうはこちらをよく知っているが、こちらは向こうのことをあまりよくわからないという困った状況だ。

荒神さん
床の間のしつらえを撮影しておく。またなにかの役に立つかも。ちなみに榊が3本たりなかった

しばらくして宮司さん到着。当屋が4名、近所の方が6名。お茶の後、座敷で荒神祭のスタート。宮司さんがまず、紙切り細工のように紙垂(しで)を作り始める。その場で作るんだと感心。慣れた手つきで次々と作って行かれる。完成後、神事が始まる。

その後、裏山の荒神さんへお参り。8年前にもきたはずなのだが、こんなに上の方だったかと驚く。途中で宮司さん滑って転倒。草履だから仕方がないか。参加者も高齢者が多いので、心配も多い。

家の付近はそれほどでもなかったが山の中腹はかなり風が強く、寒い。ここでの神事は割と簡略されていたが、それでも体が冷える。

家に戻って直会。宮司さんも楽しく飲まれる。ずいぶんきこしめされて、同じことをなん度も繰り返される。近所の方々も色々と話が弾む。高齢のおばあさんに「いい男、役者見たい」などと褒められて悪い気はしないが、一杯入ってのことだろう。

12時前にお開き。軽く昼食をとって、酔い覚ましに海まで散歩。一人でぶらぶら歩いていたら上の方から降ってきた50代ぐらい(?)のおじさんに、「近くまで乗って行きますか?」と声をかけられる。こちらは少し酔っているし、酔い覚ましに歩いているので「散歩中ですので、だんだん」とお礼を言って断る。悪いことをしたかな・・・と後悔。でも、酒臭いオッさんを乗せて後悔されるのも嫌だし、子供なら「いかのおすし」と言って断って逃げるところなのだが。「いかのおすし」ってよく使うが、なんだったかな?

「 知らない人についていかない」「他人の車にのらない」「おおごえを出す」「すぐ逃げる」「何かあったらすぐしらせる」

だそうだ。なるほど、大声をだして、すぐ逃げて知らせるべきだったのか。

まあ、人気のない道をフラフラと歩いているこちらの方がむしろ不審者に見られても不思議はないので、優しく声をかけてもらえたと取るのが良いのだろう。

しばらく歩いて海へ到着。少し風があるが時々日も射して気持ちが良い。カバンから椅子をだしてチェアリング。途中で買った缶コーヒーが美味しい。珍しいことだ。

空・雲・海・風車をみていたら途中でウツラウツラ。しばらく寝てしまったようだ。

近くから足音が聞こえたので見てみると、釣竿を持ったおじさん。ルアーを持っていたので、「何が釣れるんですか」と聞いたらスズキとのこと。しばらく近くで竿を降っておられた。久しく釣りをしていないなぁ。

その後、街まで買い物に出ていた嫁サンにピックアップしてもらって帰る。しばらく休憩したのち、松江に戻る。途中斐川美人の湯へ。車がたくさん止まっていたが、男湯は案外空いていて、源泉でもゆっくり楽しむことができた。とても気持ちがよく、満足。

三平山に登る

チェアリング三平山

晴れ

今日は定休日。来週の定休日は予定がある上、今日は快晴、風もなし。こんな時に外へ出ないと後々必ず後悔しそうだ。

早朝はそれでも圃場で発送準備などを行う。短時間で戻り、軽い朝食。せっかくの好天なので早めに出かけようと思うがなかなか行き先が決まらない。登りたい山は遠いし、近いところは頂上がひらけていなかったりで空を眺めるには今ひとつというところが多いし。

準備をしながら、先日お客さんからお勧めいただいた鳥取と岡山の県境近くの三平山に向かうことにする。先日の玉峰山はじめ、この頃の登山で、テーブルの必要性を強く感じていたので、ネットなどで調べるが、専用の軽量テーブルはかなり高価。安価なものは重い。当たり前だが・・・。なにか代用にできそうなものはとまず思いついたのがアルミの板。特にパンチングボードのように穴が開いたものは軽いし、熱いものを載せても大丈夫そうだ。あとは、これの足になるもの・・・。畳めなくても、ワイヤーバスケットのようなものなら悪くなさそうだ。リュックの中の仕切りみたいに使うこともできそうだし。

アルミ板はホームセンター、ワイヤーバスケットは百均にありそうだ。その前に、スーパーで弁当も購入した。ホームセンターでは、アルミ板はあったものの、パンチング加工されたものがなかった。ステンレスでもいいのだが・・・結構高い。断念。百均のワイヤーバスケットも小さかったり、大きすぎたり、適当なものがない。とりあえず小さいワイヤーバスケットを購入。

この時点でもう11時はすぎていた。いつも遅い出発を反省しているのに、今回も反省点が活かせていない。やはり前日までには少なくとも行く先の候補を決め、少しでも持ち物の準備をしておくべきなのだが。

とはいえ、高速を飛ばして行く気になれず、ゆっくりと下道をすすむ。大山の麓を抜け、岸本、溝口と、若い頃、この辺りまで通勤していたかと思うと信じられない。さらに江尾のあたりで場所を確認。てっきり根雨のところから入って行くとばかり思っていたのだが、蒜山へ抜ける道の方だった。Uターン。さらに道を間違え、ようやく蒜山方向への道へ。ところが、地図を見るとやはりもう一つ先で山側に入っていかないといけなかった。大回りにはなるが、戻っても同じぐらい遠そうなのでそのまま進む。ずいぶん走ったら、以前PCで確認したのと同じ風景が出てきた。

駐車場を探す。先行していた車がまだ見つからない。登山口を通り過ぎたかなと思った頃、5、6台の車が止まった駐車場があった。すでにそのうち2組ぐらいは下山してきた様子。

先ほどの先行していた車のおじさんもさっさと軽装で登山口に向かっていった。この時点でほぼ1時。

トレーニングに良いと聞いていたので、少し気を引き締めてスタートするが、とてもよく整備されていて、登りやすい登山道。

三平山登山道広くて軽トラならなんとか走れるかもと思わせるぐらいだ。落葉樹の葉が気持ちいいし、階段がほとんどないのもやはり良い。急な登山道だったところが、緩やかに道が付け替えられているので、ゆっくり登れば汗もかかないだろう。

蒜山方面
蒜山方面

高度を上げて行くにつれ、蒜山の盆地が見え、蒜山の山が見え、さらには大山の南壁も現れてくる。その度に小休止だ。天気が良いとこれほど登りの途中も楽しい山は少ないように思う。

りんどう
りんどう

途中から土塁といわれる土の大きなウネの上を進む。このころ、さっき先に登ってきたおじさんが戻ってきた。もう頂上から引き返してきたようだ。面白いのかな。

三平山登山道
中腹もとても歩きやすい

そのほか、中年の夫婦と、その母親とみられる3人組プラス柴犬のグループ。おばあさんはとてもゆっくり登っている70代とみられるが、ゆっくりなら十分登れる山だ。

大山南壁
大山南壁が見えてくる
土塁
土塁の上、もうすぐ頂上

山頂まで45分とかかれていたのだが、到着は13:40分。40分で登ってきた。わりとゆっくりのつもりだったが。若いカップルが弁当を食べていたので、少し離れたところに陣取る。大山が目の前だ。山頂は切り開かれていて360度の展望。

チェアリング三平山
チェアリング

空も気持ちが良い雲が広がる。風もないのでとても快適。

三平山頂上
三平山頂上から大山
三平山頂上
雲がいい感じに流れる。向こうには島根半島

買ってきたベーコンを炒めて昼食。弁当が美味しい。ラーメンも茹でる。ワイヤーバスケットがとてもいい仕事をしてくれる。もう一回り大きくてもいいか。

ラーメンとワイヤーバスケット
途中でガスがなくなり危機一髪。

途中ウトウトしながら一時間半ほどゆっくりする。いつの間にかカップルはもとより、3人組の登山客も降りていった。3時を過ぎると風が出てきた。そろそろ降り時だ。また是非もう少しゆっくり来たい山。

伸びる影

日が傾き、影法師も長く伸びる。

登る時、イノシシが多く出ているな・・・と思ったのは、登山道整備の後だった。整備用の機械が歩いた跡だろうか。整備される方に感謝である。

整備の後

下りはゆっくり歩いて30分。もちろん、駐車場には他には一台も残っていなかった。

遠いので温泉へ行く気力もなく、延々と家までのドライブだった。

出かける前にはすこし嫌なこともあったが、いつの間にか忘れていた。山の魅力ってこういうところにもあるのだろう。

玉峰山に登る

雄滝

曇りのち雨

定休日。早朝圃場で発送準備など。早めに戻り朝食。嫁サンと今日はどこかの山へ行こうという話になる。

あまり遠くなく、かつそこそこ歩ける山というと限られてくる。他の用事と絡めると出雲方面の方が都合が良いのだが、出雲近辺の山でまだ登ったことがないところは、荒れていそうな予感がしたので、結局亀嵩の玉峰山に向かうことにする。普段よりは早めに出かけたのだが、道の駅に寄ったりしていたら、登山開始は12時を過ぎていた。

玉峰山地図

雄滝方面から登り始める。天気があまり良くないので、滝についてもすこし肌寒い感じ。澄んだ水をくんで登る。

雄滝
雄滝

杉林をこえると、落葉樹や赤松が主体になってきて、すこしずつだが見晴らしも良くなってくる。おそらく亀嵩の街だと思えるが、下の方に見え、向こうには名前がわからないが山も見えてきた。

雄滝より
雄滝より

いくつかの大きな岩の間を通ったりして、ずいぶん標高が高くなってきた。かなり汗もかきはじめる。荷物が重いせいか。一時間ちょっとで山頂へ。残念ながらガスが多くて遠くはほとんど見えない。風もあってかなり寒い感じ。汗で濡れた衣服を乾かしつつ、一方で着込む。

昼食にまず、持ってきたベーコンを炒める。かなり時間がかかるが香ばしくて美味しい。あと、ラーメンをつくっておにぎりを頬張る。すこし休憩したら下山。ゆっくりとチェアリングする余裕もなかった。

玉峰山頂上
玉峰山頂上。ガスで山は見えない

帰りは途中からこうもり岩や、かざし岩、窓岩などが見えるコース。かなり時間がかかる。その後、雌滝の横もとおるが、時間がなくてパス。駐車場に着くまでに一時間半はたっぷりかかった。天気が良ければ気持ち良いハイキングになったのだが、少し残念。

玉峰山頂方面
下山途中。玉峰山頂方面はやはりガスに覆われていた

とてもくたびれて、途中、湯村温泉で汗を流す。あまりゆっくりできなかったのだがとても気持ち良い。

その後、嫁サンの実家で夕食をいただき、松江に戻る。