研ぎ桶を製作する

研ぎ箱で砥石を磨ぐ

曇り。昨夜が遅かったので、今朝はスタート遅め。事務仕事をしていたら、圃場に出かけるのも7時過ぎてしまった。

発送の準備などをして朝食に戻る。なんぞかんぞ片付けをして、ホームセンターを経由して圃場に戻ったら11時前だった。

親木の整理などをしながら、昼までの時間で研ぎ桶を製作する準備。まずは、余っていたカラーアングルを切断して、角を取り、塗装。元のままの白でもいいのだが、桶のグリーンに合わせる。

午後まで乾燥させることにして昼食に戻り、デスクワーク。2時過ぎから圃場へ行く。

いよいよ、研ぎ桶の製作に入る。見本は、先日末広刃物店で見かけたこれ。

一時は本気で木で作ろうかとも思ったが、重くて移動が困難なこと、圃場だけでなく家でも使えるようにしたかったので諦める。

材料は、まずはトロ舟。以前、左官仕事をするのに使っていたものだが、その後だいぶ傷んできたもの。この頃は土を少量混ぜたりに使っていた。新しいトロ舟を買おうと思ったのだが、良いサイズがなく、残念。サイズは、50cm-30cm-深さ15cmといったところ。ちょうど研ぎ石も入るし、大きからず、小さからず。

研ぎ箱材料
トロ舟と板、カラーアングル

これに、カラーアングルで砥石を置く台を支えにする。そして少し厚めの板。その辺に転がっていたものを適当に切って使う。

まずは、板が3cmほど前に傾くよう、アングルを取り付けるボルトをとおす穴を開ける。プラスチックなので簡単に開く。

研ぎ箱金具取付アングルをステンレスのボルトで取り付ける。以上!完成!購入したものはステンレスボルトのみ。100円ほどだ。

上に乗せる板のサイズを調整したり、手元側に段をつけて動きにくくする追加加工をしておく。

研ぎ箱で砥石を磨ぐ
修正砥石で砥石の平面をなおす

早速水を張り、砥石を水につける。

圃場にあってガタガタになった砥石を研ぎ治したり、いつも使っている肥後守を研いだりしてみる。先日の教室で教わったことを試しながら研いで見るが、刃が小さいので結構研ぎにくい。刃の返りも包丁より分かりにくい感じ。

いままでよりずいぶん研ぎやすいし、丁寧に研げる感じはある。

いままでは、台に直接板を置き、その上に濡れタオル、そして砥石を置いていた。そのため、水は別にバケツに入れて置いていたので水がかけにくかったり、砥石の入れ替えもちょっと面倒だったりという手間があった。今回は手元に水があるのでとても行いやすい。やはりちょっとした工夫はとても大事だ。

片付けも簡単。ざっと水を流して、洗った砥石を立てて乾燥。乾燥後はしまっておけば良い。タオルも一緒に収納しておけば、いつでも刃物研ぎができる。準備するストレスを減らすことはとても大事だ。

今回、ガタガタとなった砥石を直していて、ねじれていたので修正砥石ではやや無理があった。やはりこの間紹介していただいた、御影石&金剛砂を試してみるべきなのだろうか。