暇に任せてマスクを手作り

雨。肌寒い。今日で2月も終わり。

早朝圃場で発送準備など。といっても、新型肺炎の影響だろうか、注文がとても少なく、あっという間に完了。

朝食に戻り、デスクワークののち、もう一度圃場へ。片付けなどが主体。あまりすることがない。

小人閑居して不善をなすといわれるが、暇だと余計なことを考えてしまうことが多い。こんなとき、悲観的になると免疫力も低下すると言われているので、前向きなことを考えたいものだ。

このあたりでも、相変わらずマスク不足が続いていて、工場への納品の時のマスクがなくて困っているという親戚や、塾講師のお客様で、マスクがないと教室に入れず、スーパーやコンビニで探しても見つからず困ったという話も聞いた。

マスクも裁縫ができる人なら手作りできるぐらいだから、素人考えだが、マスク作りマシンみたいなものを3Dプリンタで作れないものだろうか。マスク作りマシンも、設計図さえできれば、データだから幾つでも複製できそうなものなのに・・・。誰か作ってくれないだろうか。みんなの役に立つのに。というようなことを片付けしながらぼーっと考える

思うに、マスク自体、本体の不織布のようなものかガーゼ、あとは耳に回す紐さえあればよい。不織布、不織布・・・と考えていたら、この間液体肥料作りでつかったお茶・出汁のパックがそれっぽい。サイズはちょっと小さめだが、袋状なので中にガーゼでも入れればそれっぽくなりそうだ。食品に使うものなので、そこそこ大丈夫そうだ。

もちろん、ウイルスを防ぐ働きについてはきちんとした製品と比べたらお話にならないが、効果はともかく、マスクをつけているということ自体を重視するならば、そこは目をつぶるしかない。

鼻の部分にフィットさせるには、針金が必要かな・・と思ったが、手元にあったビニタイが金属部分をカバーしていてちょうど良さそうだった。

ということで暇に任せて早速作ってみる。適当なゴム紐が手元になかったので使用済みのマスクから紐だけ切り離して使う。

最初、ビニタイを不織布の中に通してみたが、ずれていけないので、楽に作れることを第一としてマスキングテープで止めてみたらいい感じになった。ちょっとおしゃれ感も増す。

とりあえず作り方は次のような感じ。

裁縫もできない50のおっさんが気まぐれに作ったものなので、これを参考にして、もっと器用な人が改良してくれたらマスク不足に少しは役に立つかもしれない。まあ、マスクの供給が平常通りになるのが一番なのだが。

材料は、

大きめのお茶・出汁パック(9cm*12cm、液体肥料作りに使った残り)、

紐(今回は使用済みのマスクから切り取ったもの)、

ビニタイ(12cmぐらい、パソコン周りのケーブルまとめにつかったもの)、

マスキングテープ(15mm。店のラッピング用のあまり)、

中に入れるガーゼ(子供が小さい頃使った残り)。

マスク作り材料

作り方は、

ビニタイ
ビニタイの先を曲げる

ビニタイの両端を少し曲げて引っかかりを作る。

ビニタイと紐

ビニタイに紐を仮止め。ビニタイは強めに潰して紐を挟んでおく。

 

お茶パックの縁にビニタイを添わせて、マスキングテープでビニタイごと紐を固定する(端から出たテープは切る)。

ガーゼを入れる

ガーゼを適当にたたんで入れる。お茶パックの片側は空いているので、内側の折り返し部分にしっかり挟む。上下に気をつけて、空いている方を上にして顔にあてればそれでいいのだが。

完成

以上出来上がり。5分もかからなかった。きちんとマスキングテープで止めれば、紐が外れることもない。

裏側

問題点としては、このお茶パックのサイズでは大人ではちょっと小さめなこと。でも、子供や小顔の人ならちょうど良いだろう。紐をゴム紐にする場合は、ビニタイに固定するときに引っかかるよう先を結ぶなどの工夫も必要だと思う。きちんと取り付けないと外れやすいので。

お茶パックは百均でみつけた45枚入りの物なので、費用も全部合わせて10円〜20円だろう。お茶パックなので、熱湯消毒もOKだ(笑)。まあ、このお茶パックは国産のようなので、品切れすることはないだろうけれど。

気休め程度だが、マスクなしで出かけるのは周りからの目がきになるという場合にはそこそこ役に立ってくれるかも。

まだ数枚のマスクが手元にあるのだが、このマスクを使う必要が出てこないことを願うばかりだ。