等検境に登る。今日も完ソロ

晴れのち曇り。夕方一時雨。気温はGW後にしては低め。

定休日だが、早朝圃場で発送準備など。一旦帰って出かける準備。

午後から下り坂の空模様になる感じ。特に沿岸部の地域の方は雨が降りやすそうな予報なので、できるだけ中国山地方面を目指すことにする。昨日までは、松江北山の大平山や、市内の天狗山を候補にしていたが、スタートも早くできそうだし、少し遠くへ・・・。ということで大万木山の北にある等検境に行って見ることにする。

本やネットではアップダウンがあると言うが1時間程度で登れそうだ。ただ、登山口が大万木山の北側の山腹の林道。ここまで行くのが遠い。まあ、それでも今日は時間がゆっくりあるし、のんびりと出かける。途中スーパーで昼食を購入。インスタントラーメンは、サッポロ一番の醤油と思っていたが、生憎品切。チキンラーメンにする。

登山口付近の地図

10時過ぎに登山口に到着。すぐ手前の、大万木山、地蔵尊展望台下の駐車場は車がたくさん。といっても7台ぐらいだが、平日にしては多い。大万木山は登山客も多いことだろう。すぐ上の方で熊鈴が鳴っている。等検境も人が多いと嫌だなぁ。と思うが、等検境へ向かう駐車場には一台も車はなかった。

等検境地登山口

新調した弁当箱兼クッカーに途中で買った弁当を詰めて出発。いつもプラの弁当箱が風で飛ばされるのが嫌だったが、まずはこれが解消された。

等検境地登山口
道路からは下に降りて行く

出発して5分ほどで案外寒いことに気がついた。今日は不要かとパーカを車に残してきたが、取りに戻る。ついでに小さな麦茶のペットボトルも忘れていた。やれやれ。

歩いてしばらくすると向かい側に大万木山が見える。たくさんの登山者が上がっているのだろうか。ここからしばらくとても気持ちの良い登山道。

軽いアップダウン。新緑がとてもきれいだ。足元にはユキザサが所々で咲いている。

等検境展望台
等検境展望台から大万木山を望む

20分ほどで展望台に到着、大万木山はもとより、東西南北よく見えるが、少し霞んでいる。

等検境展望台から
等検境展望台から

少しだけ休憩して出発。

等検境展望台からピーク
等検境展望台からピーク

先に見えるのが等検境か(実際は違った)。相変わらず雰囲気の良いブナ林が続く。等検境分かれ道

標識がないが、突如分かれ道。この先にピークがあるようなのでそこへ上がる急な登りらしい。おそらく右に行くのが良いのだろう。ということで右へ進むが、ここでまた分かれ道。判断に迷い、左に上がったら、そのピークだった。見晴らしも悪く、特に上がる必要はなかった(その程度の登山者だ、僕は)。

そのまま降りると徐々に下り坂に。

ここまでずっと登山道は砂利が敷いてある。とても歩きやすいが、欲を言えばせっかくの落葉樹林帯なので落ち葉ならなおよかった。秋ならばいいのかもしれないが。

しばらく降ると、目指す等検境が見えてきた。

等検境
等検境

下りが長いので上りも厳しそうだ。もちろん、帰りも覚悟しなくては。

一旦鞍部に降りて、急な上り。

反対側はずっと植林帯が続く。出発して1時間ほどで頂上すぐ下に到着。この上は、琴引山の頂上のような岩場になる。ふうふう言いながら登って等検境頂上。本では木々に囲まれたと書いてあったが、樹木は北側のみ。

等検境頂上から大万木山
等検境頂上から大万木山

南側の大万木山方面は開けていて、毛無山なども一望できる。ただ、とても狭く、数人でいっぱいだ。幸い今日は誰も来ないだろうけれど。

等検境頂上チェアリング早速椅子を出してチェアリング、昼食。珍しく正午前の昼食となった。ラーメンも茹でてゆっくりとお昼を楽しむ。更に少しうとうと。

雲行きが怪しい

ここではそれほど寒くなかったが、1時間半ほどしてきたら雲行きが怪しくなってきた。雨雲レーダーを見ると、小さな雨雲がこちらにも向かっている。とりあえず展望台まで戻ることにする。展望台ならば少々雨が降っても登山口まですぐだ。

行きに思った通り、最初のピークまではアップダウンがきつい。寒くなったので、出発時にパーカを着込んだのだが、すぐに脱ぐ羽目になった。ようやく最初のピーク下に到着。

ここからはとても気持ちが良い道が続く。ゆっくりと新緑を楽しみながら歩く。今日は時間をゆっくり確保して出発できてよかったと心から思う。

等検境展望台チェアリング

最初の展望台に到着。まだ余裕があるのでもう一度椅子を出してチェアリング。天気も少し回復。寒くもないのでしばらくゆっくりしようと腰かけたら2度ほどうつらうつらしてしまった。

最後にコーヒーを沸かして飲み、登山口に向かう。登山口には16時に到着。本当にゆっくりできた。結局今日も一人の人にも会うことはなかった。気兼ねなく数時間を過ごせるのは本当にラッキー。

その後、お決まりの湯村温泉へ。久しぶりだ。今日は人も少なく、のんびりと入ることができた。18時過ぎには家にも帰れたので、早出、早帰りはやはりよい。といってもデスクワークはいっぱい溜まっていたのだが。

大万木山に登る

曇り時々晴れ。

今日も朝のうちは比較的天気は良好。圃場で若干の片付け仕事が残っていて、定休日だが7時前に圃場へ向かう。

8時前まで片付けをして帰宅。今日はゆっくりするのもありだったが、やはりこれからの季節、天気が悪くて出られない日が続く可能性も高いので、アウトドアへ。

結局今日も出かけるまで行き先をきちんと決定することができなかった。出雲北山方面も考えたのだが、先週のリベンジで奥出雲方面へ。向かうは大万木山である。

途中、先週も立ち寄ったスーパーで昼食を購入。失敗したのが、何を間違えたのかカツカレー丼なるものを手に取ってしまった。店を出てから、昨夜イノシシの肉を結構食べたことを思い出した。豚の連続だ。

先週はこの時点で、向かう先に暗雲が立ち込めていたが、今日はその心配はなさそうである。

ところが、ここで大失敗。普段はスマホで位置を確認しながら運転するのだが、何を血迷ったのか、スマホにナビを頼むことにした。ところが、向かう先は特に特定の建物などがあるわけではない。間違えて、一つ東側の峠を指定してしまった。

途中、なんかおかしいなと気が付いたのだが、初めて通る道でもあり、そのためかとスマホの指示する通りに進んだ。ところが、あるところまで来て、明らかに位置関係がおかしいことに気がつく。大万木山よりも東にあるのが鯛の巣山だが、その鯛の巣山よりも東に来ているのだ。この時点で明らかに間違っていることに気がついたが、今から引き返すよりは、一旦高野に出て以前使った道で登る方がむしろ早い。

ということでおそらく予定よりも30分以上遅れて登山口近くの峠に到着する。

毛無山パーキング
毛無山パーキング

例によって車は一台もない。靴を履き替えたり、リュックを準備して出発。峠から少し戻ったところから登山開始。スタートはほぼ11時。

大万木山登山口
毛無コース大万木山登山口。ここが一番傾斜がきつい。ロープもここだけ

ここはとても傾斜が強く、結局のところ、最初が一番大変な登りだったが、後でわかったことに、林道をもう少し先に進んだところから、難なく登山道に入れるところがあった。

大万木山登山道

前回来た時にも(毛無山)落葉がかなり進んでいたが、もちろん今回はほとんどの落葉樹が葉を落とし、登山道は落ち葉が敷き詰められている。ただ、前日辺りの雨のせいかやや湿っていてカサカサという気持ちの良い音がするわけではない。それでも笹で登山道が縁取られてなかなか楽しい。

遠くから見る大万木山
遠くから見る大万木山(たぶん)

しばらく歩くと目指す大万木山が先に見えてくる。相当先に見えるので少し不安も感じるほどだ。

いくつかアップダウンを繰り返しながら徐々に山頂に近づく。

40分ほどで地蔵尊展望台に到着。残念ながらそんなに遠くは見えないが、晴れていたら気持ちの良さそうな場所だ。ここから、滝見コースと合流する。何十年も昔に下山時に通っているコースだ。

地蔵尊展望台
地蔵尊展望台。松江方面を望む

ここからはしばらくジグザクの道で高度をあげていく。

尾根道だが、広く、平たくて歩きやすい

15分ほどで、平らで気持ち良いブナ林のプロムナードのような場所へ到着。ここでゆっくりしたいぐらいだが、先に進む。

登り始めて1時間ほど。また上り坂になるが、この辺りから足元に積雪の名残が見えるようになる。しばらくして水飲み場に到着するが喉を潤すのはやめてあとすこしの頂上に向かう。

頂上到着12時20分であった。もちろん、誰もいない。気温もずいぶん低く、すぐに途中で買ったカツカレー丼とラーメンを温めて昼食にする。

大万木山山頂風景
大万木山山頂風景

以前来た時は、緑が多い季節だったので周囲の眺望は全くなかったが、落葉樹に囲まれていい感じ。これで太陽さえ出ていればというところだ。

本来ならここで椅子を出してチェアリングと行きたいところだが、如何せん寒い。椅子を出す気力もなく、小一時間いただけで下山することにした。下山開始は13時15分。

この頃からやや天気が怪しく、ガスっぽくなってきたが、頂上付近のモノクロームの風景はなかなかいいものだった。

東側の毛無山に登った時はたくさん見かけたヤドリギだったが、大万木山ではやや少ないようだった。見つけていないだけかもしれないが。

ヤドリギ
ヤドリギ

下山もゆっくり目だったが、1時間ほど降りて駐車場も近くなった頃、いい感じのところにやってきた。

もちろんこれから登ってくるような人はいそうにないので登山道に椅子を出してチェアリング。お湯を沸かしてカフェオレをいただく。

椅子から眺める
椅子から空を眺める

結局今日も誰にも会うことのない登山だった。

帰りは吉田村を経由して湯村温泉へ。ここも時間的に人が少なく、ゆっくりと。寒い時期の登山の後の温泉は体に染み透る感じでまた格別。一年ぶりの快感を覚えた。

吉田毛無山に登る

曇りのち晴れ

定休日。今日は久しぶりに朝、圃場に行く必要がないので、ゆっくりする。

天気予報では今日も穏やかで風もないということなので、こんな日に家にいるなんてとんでもない。

先週あたりから情報を集めていた吉田毛無山に向かうことにする。今日はここしばらく運動不足の嫁サンも同行。その意向で、広島県高野がわから行くことになった。先日のりんごのリベンジである。

普段の反省から、9時を目標に出発しようということになっていたが、実際には15分ほど遅れて出発。まっすぐに高野の道の駅を目指す。大根などやお昼のおにぎりなどを購入して、新生坊峠を目指す。途中から一車線の細い道になり、カーブも多い。対向車は来て欲しくないような道だった。幸い、一台もすれ違うことなく、峠に到着。

思ったよりも広い駐車場に車を止める。

新生坊峠地図

ここもかなり見晴らしは良い。残念ながらこの高度ではほぼ紅葉は終わり、木々は葉を落としていたが、冬枯れの雰囲気もまた良い。

準備をしてさっそく登山道に入る。この時点で11時20分。とにかく落ち葉がとてもいい雰囲気。坂もそれほど急ではなく、ゆっくりと歩をすすめる。

ヤドリギ
ヤドリギ

普段は、登山口近くはまだ植林帯だったりするのだが、この山はスタート時点から落葉樹林帯でとても気持ちがいい。しばらく歩くと、頭上に大きなヤドリギを見つけた。その先には、よく目をこらすとオレンジ色のヤドリギ。本では見たことがあるのだが、実物は初めてだ。

オレンジのヤドリギ
オレンジのヤドリギ

ゆっくり歩いて20分、毛無山展望台に到着。

目指す毛無山はかなり先に見える。ここは見晴らしがとても良い。ほぼ180度。出雲方面に広がる山々。後ろには大万木山がどっしりと居座っている。空の雲もとても良い感じで、しばし小休憩を取り周りを眺める。

更に先へ進めるが、あいかわらずとても良い感じの登山道が続く。

道脇の枝に、ヤドリギの赤ちゃんを見つける。こういうのも初めてだ。

アップダウンを繰り返し、徐々に毛無山が近づいてくる。

尾根道からは高野方面もよく見える。

最後に比較的急な坂道。昔つけられていた木の階段もずいぶん朽ちているが、これはこれで構わない。 12時過ぎに、山頂が見えてきた。山頂に近づくに連れてブナも多くなってくる。

山頂到着は12時15分。ゆっくり登って1時間というところか。

インスタントラーメンを茹でて昼食。頂上の広場は比較的広い。周りはブナの大木でいっぱいだが、落葉しているのでとても明るい。葉がある時期は展望があまりないかもしれないが。

昼食後椅子を出してチェアリング。なんと、自分の椅子を忘れてきてしまったので、嫁サンのを借りて腰を下ろす。周囲の山々や枯れた枝越しの空や雲を見ながらしばしウトウト。風は冷たいが、日差しも暖かく、とても気持ちがいい。

山頂で2時間ほどゆっくり過ごす。こういう時間はとてもいい。2時過ぎにようやく腰をあげる。

下山ものんびりと。行きがけには撮影できなかったオレンジのヤドリギも比較的近くから撮ることができた。

帰りも1時間ほどかけて駐車場に戻る。

ここからは吉田村方面へ降りていき、そのまま湯村温泉へ。

時間的に人も少なく、ほぼ貸切状態。やはりスタートが早いと何かと良いことが多い。

とても気持ちの良い休日になった。