剣山へ登る

曇り時々晴れ。気温は少し低め。

定休日だが、早朝圃場で発送準備と片付けなど。

今日も山登りには良さそうな休日。どこへいくか決めかねていたが、嫁サンの判断で新見・明智峠の上にある剣山へ向かうことに決定。

出発は10時前。下道をゆっくりといくことにして、9号線で米子まで。そこから花回廊の西側を通り、山道を抜けて根雨へ到着。ここから嫁サンのナビにしたがったのが大間違い。一本西の道を進んでしまう。しばらくしておかしいことに気付いてまた根雨までもどる。四十曲峠と同じ方向へ向かってしばらくして右折。この道はほとんど通ったことがないのでわからなかった。嫁サンは何度も通ったところらしいのだが、昔の記憶は曖昧だ。

明智峠を上り始めると左側に大山が見え始める。しばらくして明智トンネル。工事中である。登山口と駐車場はトンネルを出てすぐのところだが、工事車両が駐車していないか不安になったが、不安は的中。現場事務所のプレハブまで設置してあって駐車場所がとても限られていた。誘導員のお兄さんに留めていいか訊ねたら、気持ちよくOKしてくれた。

剣山入り口
明智トンネル南側出口付近の剣山入り口

準備をして出発。この時点で12時前。予定では11時過ぎには登山開始という感じだったがまあしかたがない。

最初は雨の後でしめった作業道を登る。コンクリートで舗装されているが、あまり車が上っている感じはない。

10分ちょっとで作業道から山道に入る。

途中から山道に入る。どうやら上に中電の鉄塔があるようで、その管理道を兼ねているようだ。

剣山の階段

そのため比較的上りやすい。また、ときどき登っている人もあるようだ。実際ネットにも先週あたり登っている人の記録があった。

3分ほどで三日月山との分岐。名前に惹かれるが、あまり展望はないとのことで今回はパス

しばらく登るとその鉄塔に到着。

真下をくぐるかたちで通り抜ける。その先からまた普通の登山道となる。ここから先は笹が少し前に刈られたようで道も歩きやすい。

管理しておられる方々に感謝である。すぐに稜線に辿り着き、とても気持ちの良い山歩きになる。しばらくは展望が少なかったが、途中から大山が見えるようになり、「ここが山頂か?」と思えるようなひらけた場所に来る。ただ、登山道はまだ続いているので、もうしばらく歩くとすぐに山頂。

剣山頂上

本当に360度ひらけている。今日は他に登山者もいないので一人(二人)じめである。

南側に花見山

早速弁当を広げる。おにぎりや簡単なおかずと、ラーメンをゆでるという毎回定例のメニューだが気持ちが良い場所での昼食はとてもおいしい。時々日差しがさすとまずまずあたたかい。

昼食後、椅子を出して大山を望むチェアリング。残念ながら大山の山頂は雲に覆われていて最後まで見えなかった。スマホで地図を確認すると左側には結構大変悩まだと言われる宝仏山。

たぶん毛無山

向かいには毛無山だろうと思われる山が見える。南側には花見山が見えるが、こんなところだったっけと思わせる。(あとで国土地理院の地図で確認すると位置関係がはっきりした。人間の感覚はあてにならないものだ)

しばらくいると案外寒さが気になり、2時過ぎに下山開始。ゆっくり降りて1時間弱で車に到着する。帰りがけは、南側の道を通ったら、コンクリートの作業道がかなり長くてあまり楽しくなかった。

登山が終了して、新見方面へ降りたところにある温泉へ。800円と少し高かったが、ホテル併設の温泉なので仕方がないだろう。大浴場はとても広く、広い庭の中にある露天風呂からさっき登っていた剣山が見える。なかなかいいものだ。

温泉から見た剣山
温泉から見た剣山

帰りは根雨から米子方面へ旧道を通ってゆっくりと松江に向かった。

残念な姉山城址

晴時々曇り。

早朝圃場へ行き、発送準備。ラジオ体操には間に合わず、録音していたラジオ体操を行う。

8時前に一旦帰ってデスクワークを短時間片付けてもう一度圃場へ。水やりなど。

一応今日は休みなので、その後出かける。昨夜からずっと山登りの本を見ていたのだが、少し気になった稗原の姉山城址へむかうことにする。

今まであまり耳にしなかったのだが、上りが40分とちょうど良さそうだ。

途中、スーパーで買い物。今日は山頂でご飯を炊いてゆっくりするつもり。日陰も多そうなのでチェアリングと昼寝、読書を楽しもうと予定を立てる。気分が良ければ夕方ぐらいまでゆっくりしても良さそうだ。

現地に到着したのが10時半。いい時間である。参考にした本にもあるように、駐車場はないので、この看板のすぐ横に道にギリギリに停めておく。

さて、ここから山に向かおうとするが、おそらくこちらの方が登山道だろうと思われる場所には民家しかない。どう通っても民家の庭に入ってしまう。

仕方がないのでもう一度看板まで戻る。やはり場所的には問題なさそうだ。いったんネットで情報を探そうとするが、情報自体が極端に少ない。

その中で、ちいさな「姉山城址」の札があるという情報を見つける。

草で覆われていないだけよかった

不審者に思われないよう周囲を探すと、とってもちいさな木の札がみつかった。ここで間違いない。

この先には「ハチ注意」の表示も。しかも木の枝が垂れ下がっていて、非常にアンウェルカムな感じが強い。それでも木の階段が見つかるので一応一安心して登りを始める。

ところがここの登りが、谷部分に作られた登山道なのだが、夏の豪雨で川になったようで、木の枝や大きめの石などがやまほど散乱している。途中では登山道自体が水の流れで押し流されているところもあるし、例により植林帯の杉などが倒れている。

寸断された登山道

妙に蒸し暑いし、登っていてもとても楽しくない。それでも15分ほど登ると、少し開けて広葉樹が多い場所に到着。

ベンチもあるが朽ち果てる寸前。恐る恐る腰を下ろす。蚊が猛烈にせめて来る。汗がすごく出て、大荷物を背負ってきたことを後悔する。

ここからは少し気持ちがいい登りが続く。10分もたたずに次のベンチ。ここも見晴らしはない。腰を下ろす気にもなれずさらに登りを続ける。

すぐにようやく見晴らしがいい場所に到着。出雲北山や日本海もよく見える。やっと気分も少し晴れる。しかし、見晴らしがいい場所はここだけ。

一度降って、少し上がるとどうやら目的の城址部分に到着。

40分との登山時間が示してあったが、30分かからなかった。ここもとても荒れ果てた感じ。広葉樹が倒れて登山道を塞いでいるし、ベンチもやはりくちかけている。とてもここでゆっくりする気にはなれない。蚊も多いし。ましてやチェアリングする気にもなれなかった。

さて、どうしようと水を飲んでしばし検討を重ねた結果、下山することにした。

下山も途中まではとてもいい感じだが、谷部分に降りるといっきに楽しくなくなる。夏以降登った山、どれもこれも、自然林の部分は大雨の被害はほとんどわからないが、植林部はずたずたである。いかに根が張っていないかというのが一目瞭然。

下りは20分ほどだっただろうか。お昼前には下山できた。夏の大雨の前だったらずいぶん感想も違ったかもしれない。残念だ。

ここから河下の山へむかう。

河下の山で、しばしうとうと。夕方まで少しゆっくりするとともに、先日の残りの栗がないかチェック。手のひらにいっぱいほど収穫。これぐらいで十分。

帰りがけ、ゆらりへ寄って汗を流す。相変わらずここは賑やかだ。地元の人たちのコミニュケーション場所であるのは確かだが。

帰ったらもう7時を過ぎていた。

 

鯛ノ巣山に登る。ダブル完ソロ

曇り時々晴れ。

定休日だが、早朝圃場で発送準備。荷物はないのでカブで出かける。ラジオ体操。

一旦帰り、すぐに出かける。今日は昨年からずっと行きかねていた鯛ノ巣山へ。

途中、弁当を購入。選択肢がなく、のり弁に。ラーメンも持ってきているのでいいだろう。

鯛の巣山が見えてきたが、山頂付近は雲がかかっていた。少し心配になる。

現地には10時半に到着。予定通りだ。駐車場には一台も止まっていない。

準備をして出かけようとしたら、一台の乗用車が入ってきた。せっかく今日も完ソロになりそうだったのにと少し残念だが仕方がない。

かなり久しぶりのまともな山登りだし、今日は特にゆっくり登ろうと心がける。約90分という平均時間のようなので、2時間ぐらいかけるつもりでスタート。荷物の軽量化のため、残念だがチェアリングは無しにしようと思う。

もう一つ気がかりだったのが、暑くなりそうで、アンダーアーマーのヒートギアモックを着てきたこと。以前、玉峰山に登った時、ずいぶん寒い思いをしたので(10月21日だった)、もしかして風が強かったら大丈夫かなと心配だった。結局は暑かったので大正解だった。7号目から上ぐらいはこれ一枚にならざるを得なかった。

駐車場から舗装はしてあるがかなり傷んでいる進入路を登っていく。四駆の軽ならなんとかという道だ。15分ほどで本来の登山口に到着。

この時点で10時50分。熊注意とのこと。熊鈴はきちんと持ってきている。

結構な笹藪が道を塞いでいるが、案外新しい踏み跡がある。昨日の登山者だろうか。

道の周りにはアキチョウジやキバナアキギリ。

特にキバナアキギリは登りも下りにもたくさん咲いていた。これほどキバナアキギリが見れる山道は初めてだ。来週あたりはすごいかもしれない。

沢が結構多くあり、何度か渡るのを繰り返す。夏の大雨の影響か、倒木も多い。

特にこの2本の木の先で道が分かりづらくなっていたが、沢に沿ってあがれば道が見つかった。

この沢の左側を上がると道が見つかった

20分ほどで三合目の標識。

ずいぶん登った気がしたが、まだ三合目。とはいえ、まだ20分かという感じ。植林地帯をどんどん登り続ける。風があまりなく、かなり汗をかく。

植林帯が続く

40分ほど登ると、左が植林、右が自然林になってくる。

ようやく自然林がでてくる

ようやく気持ちが良い場所に出てきた。ここからとにかくキノコがたくさん目につく。

少しだけかじった跡があるキノコ。鹿とかだろうか。少しかじって残っているというのは毒なのか。よくわからない。とにかく、カロリーにはならないから食べようともしないのだろうか。

登山口から1時間弱で六合目に到達。

大きな岩がある。コウモリ岩というものらしい。

ここからこの岩を左に巻いて上がっていく。

15分ぐらいかかってこの岩の上のあたりに到着。とても見にいく気力はない。ずいぶんこの時点で疲れが溜まっている感じ。それでも足元のキノコを見つけては写真に撮る。

このキノコは大きかった。直径20センチぐらい

ぶな林が広がって気持ちが良い

いい感じの登山道で、これで天気さえ良ければ言うことなしだ。

 

12時20分、山頂到着。

本来の登山口からちょうど90分。コースタイムだ。

 

もっとゆっくり登ればよかった。山頂からは北側しか望めないし、ブヨがすごい。南側に少し行ったところに弁当岩なる場所があるというのでそちらに向かう。途中の笹がなかなか凄かったが、さすがに弁当岩というだけあって弁当を使うのには見晴らし抜群。ただ、とても狭い。3人いたらちょっと窮屈かもしれない。

ここで昼食。ラーメンにのり弁。炭水化物ばかりの山登り限定ザマーミロランチである。

猿政山

弁当岩から真正面にいつかは登ってみたい猿政山が見える。しばらく雲がかかっていていた。

大万木山方面

西側にはおそらく大万木山や琴引山。以前登った毛無山だろうか。ここから縦走できるというが、まだ僕の足では無理そうだ。

弁当を食べ終え、しばらくゆっくり座って周囲を眺める。下は硬い岩だし、ウトウトもできないが、それでも時々風が吹いて気持ちがいい。汗まみれのシャツもロープにかけて干しておいたらかなり乾いた。

結局2時ごろまでゆっくりして出発することにする。その前に山頂で記念撮影。子供にLineで報告。帰りは同じ道を辿らず、大滝に向かう道を降る。

途中、2箇所ほど見晴らしの良い場所がある。どちらも弁当岩よりも猿政山がよく見えた。

こちらの道は、上りで使った道よりも自然林が多そうな感じで気持ちが良い。ただ、沢の方に降りてくるとそうでもないし、登りの場合、ほとんど上り一辺倒なので疲れるかもしれない。帰りがけもかなりキノコをたくさん見つける。

大滝

登山口到着は15時半。結構時間がかかった。結局今日も完ソロ。悪くない。

ここから湯村温泉へ向かう。到着した時、1台だけあった車が出発するところ。ラッキー。

まさか温泉も完ソロ?と思っていたらまさかの完ソロ。相当ゆっくりしたのだがとてもいい気分だ。

ゆっくりと松江に向かった。

女亀山へ登る

ブナの木

曇り時々晴れ。午後は所々で雨になった模様。

早朝圃場で発送準備や片付けなど。昨日買い忘れたものをもう一度購入するためホームセンターへ。

帰ってツバメの巣を確認したら卵が5個になっていた。毎日一つ産むようだ。

今日は特に予定がないし、嫁サンも久しく運動していないので一緒に山へ出かけることになる。目的地はIさんが以前話していた女亀山。かなり遠いが、標高差があまりないので久しぶりの登山となる嫁サンにもちょうど良さそうだ。

10時過ぎに出発。途中買い物などもあり、駐車場に着いたのは12時。国道からしばらくは登山口方面を示す標識があったのだが、それらしいところに近づいてくると、まったく表示がない。あらかじめ本やネットで調べておいたのでおそらくここだろうという駐車場は分かったが、そうでないとかなり困るだろう。

女亀山登山口
女亀山登山口(駐車場)。すでにこの付近から草に覆われていた

スタート地点からかなり草が茂っていて、天気が悪かったら断念しそうだ。木製の階段がところどころにあるのでなんとか登山道がわかる程度。テープも全体的に少なめ。

しばらく歩くと、神戸川源流とされる場所があった。

神戸川源流
神戸川源流

少し水を口に含んでさらに出発。道の両側はさらに草が多くなる。

ところが10分も歩かないうちに開けたところに出て、林道が登山道を横切っている。帰り道はここを通ってみるのも良さそうだ。

女亀山登山道標識
登山道標識だけが新しい

林道脇に登山道の続きを発見。ここからは少し道がましになり、木の階段が続くようになる。少し険しい場所になるが、周囲も開けて少し気分が楽になる。テープは相変わらず少ないが、もう迷うことはなさそうだ。

女亀山登山道
杉林と木の階段
女亀山登山道
ようやく自然林になる

さらに上がると稜線に出たようで、植林から自然林へ変わり、ブナの大きな木が枝を広げている。相変わらず見晴らしはほとんどない。山頂の手前に広島側からとみられる登山道らしきものを見つける。ただ、ここにもテープがわずかに付けられているだけで気をつけないと見落としそうだ。

ブナの木

そこから間も無くすると小さな社の屋根が見えてきて頂上に到着。駐車した場所から45分ほど。少しあっけない感じだがそれでも気持ちがいい。

早速椅子をくみたてて、途中で買ってきた弁当やおにぎりで昼食。

残念ながらブヨがまとわりついてきて昼寝は断念。

1時間ほどゆっくりして下山。帰りは思ったよりも坂が急なことに気が付く。

途中からは林道を使って降りていったが、林道が地図にのっていないため、GPSに頼る他なかった。この林道歩きは、遠回りになったので、帰りは1時間ぐらいかかってしまった。

今回ももちろん誰にも会うことがなかった。この時期は登る人もわずかなのかもしれない。

帰り道は、例によって温泉に寄ったりしてゆっくりと家路に。温泉は湯村温泉へ。少し熱かったが相変わらず気持ちが良い。