再び高尾山へ登る

晴れのち曇り。夕方前から雨。

今日は定休日。とはいえ、片付けるべきことも多く、早朝は圃場に向かう。片付けや苗の準備など。

一旦戻ってごく軽く朝食。今日は子供も大学の方へ戻る。子供を乗せて駅まで。11時前のやくもで出発。

我々は、少し体を動かすために山へ。途中スーパーで弁当を購入。向かう先は昨年11月終わりに登った出雲の高尾山へ。今日は嫁サンも一緒だし登りやすいところがいいだろう。本人が高射砲跡にも関心があるようだし。

出雲大社前を通り、高尾山登山口へ向かうが、ちょうどお昼だというのに出雲大社は閑散としていた。特に、飲食店の前ではお兄さんが「お客さん来ないかな~」という手持ち無沙汰な感じで立っていたし、隣の蕎麦屋を見ると、二階の窓を店員2人が拭き掃除をしていた。

天気がまずまずということもあり、バイクやロードバイクで日御碕方面へ向かうひとたちも見掛ける。しばらくして登山口付近まで到着。前回はよくわからなかった駐車場(実際は道路脇だが)と登山口だが、今回はスムーズに。すぐに山歩きスタート。一度登っているとどれぐらいかかるかも既に知っているし、ゆったりと歩を進める。

南側の斜面だが、針葉樹と、上の方でも照葉樹が多いので、山野草系の花はあまり多くはない。それでも時々立ち止まってはすみれをはじめとした春の花を愛でる。

山に入りかけた時、先行者らしい人を見かけたし、上の方で声もする。なるべくゆっくり進み、また休憩もしっかりとりながら頂上を目指す。

1時間ほどで到着。どうやらすぐ前に到着したと思われる3人組もいた。平日なのに珍しい。挨拶をすると、ここから下に見える日御碕の方のようだ。それでもこんなところがあるのは初めて知ったという。まあそんなもんだろう。

ラーメンを茹で、炭水化物中心の昼食。昼前から曇り空でせっかくの展望も今一つ。11月終わりに来た時の方がはるかによかった。

今回は椅子も忘れてチェアリングもなし。

小一時間ほどゆっくりして、東の方へ行ってみると、鷹取山の方に行く道だと思うが、縦走路のようなものがある。スマホで調べてみると、いけそうだが、かなりハードな道のようだ。

今日は夕方から雨の予報が出ていたが、ポツポツと降り出す。前回も西から真っ黒な雲が接近して雨が降り出した。下山を開始する。

今回は薄い雨雲のようで、樹木に降る雨音は聞こえるが、木の下では雨はあまり落ちてこない。焦らず下山する。足元がそれほど濡れないうちに車までたどり着く。

片付けをして、嫁サンの実家へ向かう。お茶をいただき、しばらく話をしてから帰途に着く。もちろん途中では温泉に浸かる。今日は特に人が少なかった。贅沢な気分。

出雲の高尾山へ登る。今日も完ソロ

高尾山チェアリング

曇り時々晴れ

定休日。今朝は圃場に行く必要もなく、少しゆっくりとした朝を迎える。

それでも、思ったよりも天気がよいため、家にとどまるのはあまりにももったいなく、山登りへ出かけることに。

ところが毎回ながらどこへ向かうのかという決断ができない。一度登った大日出山のリベンジをするのもいいし、先日の峠から大万木山、三郡山を亀嵩側からというのも捨てがたい。流石に指谷奥山はちょっと厳しいか・・・、出雲北山の登っていないルートも・・・などなど考えれば考えるほどまとまらない。

とりあえず必要そうなものを車に乗せて出かけることにした。このままいつまでも家にいると、ロクでも無い用事が降りかかりそうだし(案の定、出かけるのを遮るかのように車の前にバンが止まる。郵便局の配達だった)

とにかく西へ向けて出発。色々考えながら、54号線を南へ向かうことにした。途中、三刀屋で食料を調達。さらに南へ向かおうとすると、南の空が妙に暗くなってきた。そのうち明るくなるかもという期待を裏切り、雨が降り出してきた。

この季節、雨の中山に登るほどの気力はない。仕方なく方向を変えて北へ向かう。先日Iさんが言っていた出雲の高尾山へ決定。頂上に砲台跡があるというのであまり気乗りがせずいままで登らなかった山だ。

高尾山登山口入り口
ガードレールが切れるあたりが登山口

案外時間がかかり、スタートはちょうど12時。入り口は少しわかりにくいが、駐車スペースから少し下に下がったところにあった。

登山口表示
登山口表示
高尾山登山口入り口
鹿よけゲートを開けて登山開始

 

登り始めは植林された山道。面白くない。さらに、電信柱が道沿いに。雰囲気は悪いが、仕方がない。

例によって丁寧な説明板があり、助かる。

途中から自然林も増えだして、冬の斜めからの光が差し込んでいい感じだ。

ネットや本に紹介されていた感じでは、30分強で登れそうな感じだったのだが、案外距離が長い。その分傾斜は穏やかで足元が良ければスニーカーでも歩けそうだ。

 

尾根に登ると、ようやく日本海がお目見え。登山しながら海を見るというのは少し妙な気分だが、またこれも悪くはない。ところどころ、いい感じの山道があり、思っていたよりずいぶん良さそうな山である。

まだこの辺には紅葉も残っていて、青空に綺麗に映えていた。

山頂に近づくと、防空壕の跡?のようなものがところどころに残っている。戦時中、こんな田舎のこんな山の上にまで防空壕を作らねばならなかったとは、今の平和のありがたさが身に沁みる。

頂上には、何度かネットでも見たことがある砲台の跡がある。高射砲だと言われているようだが、あまりにも狭くてびっくりした。山の上だから当たり前かもしれないが、想像していた数分の一だ。ネットで見るともっと広いように思えたのだが、測ってみたら直径が5メートルほど、固定用?のボルトの間隔にいたっては2メートルほどしかなかった。

ここまで砲弾などを運ぶために整備された道だったのだろう。なので、あまり急でない道になったのだろうか。かつて砲弾を背負って上がっていた道を弁当と飲み物、椅子を背負って上がっている自分、何か申し訳ない気分になる。

そういえば、ここへ来る途中、出雲駐屯地の横を通ったが、何台かの車で出かける若い自衛隊員とすれ違ったが、どの隊員も笑顔で隣同士話をしていた感じだった。彼らが暗い顔になるような日が来ないことを切に望む。

さて、頂上からは日御碕灯台が下に見える。その先には日本海。雲もいい感じだ。早速椅子を組み立ててチェアリング。

高尾山チェアリングラーメンを茹でて弁当を食べる。反対方向には十六島の風車も見える。

昼食後、少し風は冷たいが、日が差すとポカポカして気持ちがいい。ついウトウトしてしまった。

怪しい雲

2時を過ぎ、西からすこし危なそうな雲がまっすぐに近づいてきたので、下山開始。下山は40分ほどであった。途中から少し分岐した道に入り、駐車スペースの少し上に出てきた。今日も例によって誰にも会うことなく、山へ登り、下りてきた。完ソロである。有名な高尾山なら考えられないことだろうが。

ここから猪目方面へ。途中、鷹取山の標識を見つけるが、とてもここへは登るきにはなれなかった。

松江への帰りがけ、今日も温泉へ。人も少なく、とても気持ちが良かった。