高瀬山へ登る(中国自然歩道経由)

晴れのち曇り。夕方から雨。

朝はゆっくりと過ごす。父親が早くでたがるので、交代して母親の出発を見送り。その後しばらくデスクワークや片付け。今日は天気が良さそうなので、休日らしいことをしたい。

先月からかなりお預けになっていた山登り。向かう先は高瀬山。相当昔に嫁サンと登ったが、そのときは北側の登山道だった。今日は、南側の中国自然歩道経由の道を試してみる。

あらかじめ地図をプリント。先日から読み進めている地図読みの本、その成果か、地図から実際には記されていない登山道もある程度推測できた。

結局出発したのは10時すぎ。現地到着が11時20分だった。

車を停めようとした場所が、雪かきの雪が集められていて、しっかり奥まで駐車しにくい状態。仕方がないのでギリギリまで寄せて止める。おそらくそれほどやってくる人は少ないだろう。

この先しばらくはかつての舗装道路を進むが、法面の木が折れていて何箇所かで道を塞いでいた。

 

しばらく歩くと行き止まりだが、フェンスの左に通り抜ける場所がありさらに先に進む。

登山道には楽しくない

本にあったようにぬかるみが多い。元々産業廃棄物処理場だったようなので、プラスチックやガラスのようなものもあって少し興醒め。

ここは旧埋立地だろうか

紙の地図を見たり、GPSで位置を確認したりしながら進むのでかなり普段より遅い。だがこれはこれで楽しい。急ぐ必要がない冬の低山はこうやって楽しむのもいいかもしれない。

イノシシか鹿か?

道の両側から笹がかなり覆いかぶさる場所もあるが、最低限の整備はされているようで、道を見失うことはなさそうだ。

ただ、この・289.9三角点があるピークの部分、地図ではピークの上を通っているが(実際に道もあるようだ)、現実には北西側にとても歩きやすいトラバースができていた。

北側の迂回路

ここまでは良かったのだが、その先、もう一つの小さなピークの部分、南西側に比較的急に下がっていく道があった。

左側に迂回路。右の尾根方向にはピンクテープも見える

これも新しいトラバースだと思ったのだが、地図に従って上がっていく方を選んでしまった。これが大失敗。ピークまではまずまずだったが、この先が全く道が見えない。

かろうじてピンクテープがあるのでそれを辿るが、その先、ものすごい坂が待っていた。

この時点で引き返すべきだったが、なんとかピンクテープがあるので、降って言ったら、あまりの斜度にすってんころりん。しかも2度3度。さらにおりた先には地図にない池もあって一体どこにいるのか想像もつかなくなってしまった。

どこで間違えたのやら・・・

GPSを見ると50メートルほど南へ行けば道に戻るはずだが、常緑樹に遮られてよくわからない。

腿に力が入りすぎて攣りそうになるし・・・。ようやく道に戻った時は汗びっしょりだった。

無事本来の道に戻る
迷ったときに見つけた溜池。地図にはない

そのまま光明寺への分岐まで歩き、ここで一休み。インナーとして着ていたTシャツをいったん脱ぐ。

ここからの歩きは比較的楽しい感じ。間近に高瀬山も見えてくる。

その先の小ピーク〜鞍部からは南西に昨年登った城平山がみえてくる。

神庭谷・蓮台寺方面からの分岐に差し掛かり、この先で急な登り。北西方向には出雲北山も見える。

出雲北山

確かに地形図を見ながら歩くと先が読みやすいし、疲れも少ない気がする。

山頂に着いたのが1時前。

結局こういうルート

早速座る場所を確保してお蕎麦を茹でる(インスタントだが)。昨日買った舞茸の天ぷらを乗せる。やはり野外で食べるお昼は格別。

その後、椅子を出してチェアリング。少しゆったりしていた頃に、したから誰かが上がってきた。30~40代のお兄さん。挨拶を交わし、この辺の山の情報を交換する。天狗山からの縦走や、京羅木山からの縦走について色々教えてもらう。代わりに猿隠山や、三郡山の情報を伝える。

お兄さんは先に、僕が登ってきた道を試しに歩いてみると、降りていった。軽装なこともあるが羨ましい体力だ。

中国山地は雪

この辺で急に黒い雲が近づいてきたので、彼を追うように下山開始。

ただ、どこまで経っても彼に出会わないので、反対側の神庭谷・蓮台寺谷へ降りていったと思っていたら光明寺分岐の前で出会う。少し前で両手を振って教えてくれたがびっくりした。とても気のいいお兄さんだった。またどこかでお会いしたい。

その後はパラパラと振ってきたこともあって少し急ぎ脚。ちょっと勿体無い感じはしたが。帰りは地図を見ることもあまりなかったのでかなり早かった。

帰りに、本当は湯村温泉まで足を伸ばしたかったのだが、結局車に戻ったのが3時過ぎ。とても無理だ。仕方がないので、昨日に引き続き美人の湯へ。