正月三日の北山縦走

天台ケ峰

曇り

今日は比較的風もなく穏やかな天気。朝はかなりゆっくり起きる。少しだけ駅伝の番組を見て朝食。

山登りの準備をする。10時過ぎに出発。せっかく嫁サンの実家にいるのだから出雲北山を目指す。例によって韓竈神社のあたりからスタート。神社に向かう家族連れが1組いた。

今日はアンダー類はモンベルのジオライン。Tシャツを上に着てさらにウールのセーターとパーカ。しばらくは寒かったが道を歩いているうちにすぐに暑くなりパーカは脱いだ。ウールのキャップもすぐ汗ばんで、平坦な道を歩く間はずっと脱ぐ。

韓竈神社の奥
車が通った形跡のない道は良い

土砂崩れなどで車が入っていない道はところどころで落葉が厚く積って気持ちの良い道になっていた。この道(権現谷)を歩くのは2度目なので、すぐに登山口に着くかと思ったが、結構時間がかかる。

持ってくるのを忘れていたストックの代わりに道端にあった枝を代用にする。まっすぐで、結局下るまでとても重宝した。

平岩コース入口

途中、天台ケ峰の双子滝コースと平岩コースの目印を過ごす。天台ケ峰が目的ではないし、平岩コースは以前降りるときに大変な苦行を味わったコースなのでもちろん登らない。

鼻突峠下
鼻突峠の下

今回も鼻突峠へまっすぐ上がるルートを使う。この時点で11時。鼻突峠には10分ほどで到着。初めて登った時にはずいぶん時間がかかったように思ったのだが。

鼻突峠鼻突峠でしばらく腰を下ろし、チョコレートなどを食べる。前回はここから弥山へ向かったが、今回は東へ。とりあえず天台ケ峰方面を目指す。しばらく歩き、気がつくと天台ケ峰南峰に到着していた。

天台ケ峰 前回はここから北峰を目指しそこから降って大変な目にあった。今日はどんどん東を目指す。

ただ、もう昼になってしまったので、少し降りたところでお湯を沸かしてインスタントのカフェラテを飲む。やはりこんな時も小さなテーブルがあったほうがよかった。

腰を上げてしばらく進むと樽戸峠。

樽戸峠
樽戸峠。林道とか位置関係がいまいちわからない

今回の一つの目標はここから北へ進み谷を降りて後野へ行くルートだったが、まだ歩いて2時間。もう少し先まで行けそうだ。この少し前で、登山者とすれ違う。おじさん一人。挨拶だけ交わす。

更に進むととんでもない急な坂道。上から降りてくる男性が一人。ゆっくり待ち、挨拶する。遥堪から上がってきたという。

急な登り
急な登り。涅槃坂というそうだ。その先が極楽山というわけ。

ここをしばらく進むと極楽山。どの辺が極楽かわからない。

極楽山
極楽山の由来が知りたいところだ

ただ、今まで曇っていた空が少しずつ雲間がひらけてきた。この先で腰を下ろしてお弁当を食べているおじいさんにあった。皆ソロの高齢男性だ。正月三日から、相当山好きか他にする事がないのか。自分の姿を重ねてしまう。ここからはかなり気持ち良い道が続き、あっという間に鈴谷峠に到着。

鈴谷峠
鈴谷峠。ネットで見る写真よりずいぶん傷んでいてすぐにわからなかった。

まだ1時にもなっていないが、一旦ここで降りることにする。お腹も空いてきたし。

鈴谷峠から北へ
鈴谷峠から北へ。最初はいい感じの道

北へ向かって谷へ降りて行く道は最初比較的歩きやすく、好みの道の感じだったが、谷底へ降りてくると時々道が不明瞭になってくる。

沢を渡る
沢を渡るようになるとちょっと雰囲気が変わる

なんども沢を渡ったり戻ったり。一応テーブがあるのでおそらくここだろうという感じだが、距離が長い。

沢を渡る
渡ったほうが良いのか悪いのか、判断に苦しむ

稜線に近い方でも倒木がチェーンソーで片付けてある感じだったので全く誰も通らないというわけではなさそうだが。

沢を渡る
多分、向こう岸の方が良さそうなのだろう。里に近づくと逆に道が荒れる

特に谷底に近いところではシダが茂り、雨の後は少し歩きにくそうだ。

この辺りが、右岸と左岸で迷った

ようやく植樹された林に出てきて一安心する。

布滝
とても奇妙な滝、布滝

途中、直立した平坦な板に水が流れている奇妙な滝に出くわす。あとで調べたら布滝というんだそうだ。なるほど。パッと現れた時には人工物にしか見えなかった。真ん中におへそのような穴が空いているし。

 

結局人里に出るまで小一時間かかった。帰りの道はあまり楽しくなかった。こうやって北山も細切れに縦走して行くと楽しそうだ。

そのまま1kmほど歩いて嫁サン宅へ。お腹が空いてお昼をいただく。ビールは最高に美味しかった。そのままなだれ込むように夕食へ続き、結局結構飲んでしまった。7時ぐらいに松江に向けて帰る。